2015年12月27日日曜日

【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン最終回

ちゃお 2016年 02 月号 [雑誌]
ちゃお 2016年 02 月号 [雑誌]
ちゃお2月号発売 - やぶうち優のハジさらしな日記

初めてリアル店舗でちゃお本誌を購入。12月28日発売予定だそうなので、一応、フラゲということになるのだろうか(普通に売ってたけど)。ネット書店だと、発売日に発想するんで、早くても発売日の次の日になってしまうんですよね……。

というわけで、ドーリィ♪カノン最終回。
今回もネタバレありの感想エントリーです。
ネタバレなので、白文字にしてます。見たいかたは、マウスをドラッグするか、Ctrl+Aで見れます。
[ネタバレ表示]というボタンが表示されている方は、そのボタンをクリックすると見れます。
心音が村崎さんに何かをお願いして、「1人でドームを満員にしたら考えてもいい」と言われた前回。

今回は、(全部 夢だった…――)という言葉で始まる。
(ワタシの家のカラオケルームで奏四くんと出会ったのも 奏四くんが“カノン”になってワタシの作った歌を歌ってくれたのも 全部…――)
まさかの夢オチ……。

と思ったら、『4年後』という言葉。
やぶうち優先生の作品によくある、最終回に数年後というパターンのようです(やぶうち優先生の最終話が○年後という展開の漫画まとめ | yuuの少女少年FANブログ)。この展開は予想通りです。ただ、あっても1年後ぐらいかと思っていましたが……。でも、ドリカノが始まったのが4年ほど前と考えたら不思議じゃないか。
ところで、ドリカノが始まってからちゃお買い始めて、その間に何回もいろんなマンガが最終回になったけど、最終回が数年後になるパターンを見た覚えがないです。

場所は東京ドーム。ソロで活動しているロングヘアになっている心音のライブが行われているらしく、客席は満員のようです。

♪相・思・相・愛♪
♪So Sweet, So I love you♪

ドームを満員にする条件を4年かかってようやく達成できたみたいですね。これで、村崎さんへしたお願いが叶うのでしょうか。

歌い終わった心音は心の中で奏四に呼びかけ。
(奏四くん見てる…?)
(あれから… 奏四くんが姿を消してから4年…――)
(ワタシはソロのアーティスト “cocone”としてがんばってきたよ)
とのこと。CCじゃなくなったんですね。

その後、心音は客席に向かって発言。
「今日はワタシのワールドツアー千秋楽… 東京ドーム3DAYSに来てくださって ありがとうございます!!」
今読み返して気づきました。『ワールドツアー』と書いてありますね。いったい、どの国を回ったんだろうか(ドイツはありそう)。
それにしても、東京ドーム3日間抑えるって金かかりそうだなぁ。

その後、ラストの曲を披露することになり、「ワタシの大切な人と歌いたいと思います」と心音。ま、まさか奏四が登場するのか?
と思ったら、「…レミ! みらのさん! 舞菜ちゃん!」と今まで戦ってきた(というと微妙に語弊があるが)、3人が登場。あぁ、そっちか。そりゃそうか。
ちなみに、客席からは「豪華メンバー!!」という反応。舞菜はなんだかんだで活躍してるっぽいですね。ところで、なんだか違和感あると思ったら衣装がゴスロリじゃなくて、甘ロリ系だからだ。

次に、心音が「そして…」と言ってページをめくると、「カノン…!!」と紹介してカノンが登場。
?? メイクで誰かがカノンそっくりになってるのだろうか。
と思ったら、消えて、次の瞬間、『I・LOVE・U』の衣装に。
客席からの、「……! ホログラムだ…!!」という言葉でようやく理解しました。
Perfumeとか初音ミクのライブでおなじみの技術ですね。未だにどういう仕組みなのかよく理解できないのですが……(参考:「3Dホログラム」で実現可能な、まるで未来みたいな表現技術の事例 | 株式会社LIG6人いる!Perfumeがホログラフィックとコラボライブ - 音楽ナタリー)。

そして、「…それでは聞いてください ワタシの“CC”時代の曲を集めたメドレーナンバー 『ハッピー♥ドーリィ♪ファンタジー』!!」と紹介し、メドレーを披露。左側には幸田さんがギターを弾いています。あれ? もしかしてその横でピアノを弾いてるのはラファエルか?

『I・LOVE・U』から『がんばれ☆シンデレラ』、『海賊×ハート』『ココロノオト』『ハッピー・クローバー』とホログラムのカノンは次々に衣装チェンジ。実際にこんなライブがあったら、感動モノだろうなぁ。

話は戻って4年前。
驚く村崎さんのコマの次に発せられた言葉は「カノンの声の歌声合成ソフトを作ってほしい!?」と。
次に、「カノンの声のデータがあるんです! 12時間ぶん!」と心音。
そういうことかー。カノンの12時間もの声のデータってそんなことする必要あるんだろうかと少し思ってたけど、伏線だったんだなぁ。今となってはなんで思いつかなかったんだろうという感じ。多分、自分がボーカロイドにもっとはまっていた時なら気づいたかもしれない。
予想した人どれぐらいいただろうか。

「その夢が叶うならどんな困難でものりこえてみせます!」「ドーリィ♪も『解散』じゃなくて『活動休止』にしてください!!」と強く伝える心音。
その結果、活動休止は予想外の反響を呼んで、カノンは伝説になったよう。
みらのや心音にたいして真相を聞こうと記者が聞いたりしただろうけど、なんて答えたんだろう。

そして、2年前にしてようやくドームをいっぱいにする約束を達成したとのこと。今回の話が約束達成日というわけじゃないのか。
こうして『ボーカドール ドーリィ♪カノン』(パッケージのイラストはドリ♪カノの一巻の表紙)が発売されると空前の大ヒットし、いろんな人がカノンに歌わせて動作サイトに投稿したり、ドラマやゲーム・小説や映画が作られて一大ブームになったんだとか。
これ、初音ミク現象を元に書いたんだろけど、そう考えるとやっぱり初音ミクって本当にすごかったよなぁ。映画にはなってないけど、楽曲から生まれた映画ならあるし(参考:ボカロ楽曲の映画化「脳漿炸裂ガール」、予告編に「初音ミク」の藤田咲が参加 - 映画ナタリー)。

ライブを端から見ていた村崎さんいわく、「“カノン”は創作意欲をかきたてる絶品の素材…だったってことか」とのこと。
「…だれもがもてあそびたくなる“ドール”(お人形さん)」
「…ボクにはわからなかったけど ココネチャンははじめから気づいてた… ある意味ボク以上の天才プロデューサーだよ」
そういや、ドラマの最終回ではプロデューサーみたいになってましたね(ココPと呼ばれてた気がする)。

所変わって空港。あっちこっちにカノンが描かれた広告。新千歳空港並にすごいです(参考:雪ミク スカイタウン)。
そしてその光景を見た男性が一言、「…マジか…」

いいぽう、メドレーを歌い終えて話す心音。
「…ワタシがずっと夢みていたコト… …それは… こうして“カノン”をプロデュースするコトでした…」
つづけて、「…現実のカノンには… もう…会えません…が…」と心音。
客席からは「死んだの…?」という声。まあ、その言い方そう思うよね。ある意味、そのとおりなんだけど。
と、ここで声を詰まらせる心音。それでも、観客に励まされて「みなさんのおかげでっ… カノンが消えない… ワタシとカノンの夢はずっと生きつづけます…!!」とのこと。
翌日のスポーツ新聞の一面は『カノン、すでに死んでいた』ですね。

そして最後に宣伝。
「『ボーカドール ドーリィ♪カノン』の第2弾として今度は男性のボーカドールをプロデュースしたいと思います」
「その声の… モデルになる男性を募集します!!」「題して『ボーイズ・シンデレラオーディション』!!」「ワタシが声にビビッときたら合格です!」
とのこと。いったいどれだけ応募する人がいることやら。

その後、心音は会場一番前の空いている席をちら見。どうやら奏四の分の席のようで、チケットは送っているのに毎回来ないとのこと。こんなにいい席を欠席するなんてと憤慨するファンもいそうだなぁ。
いや、むしろ、『毎回ライブの一番前の席に一つ空席がある。もしかして死んだカノン用の席では?』という噂が広がりそう(ある意味、間違ってないけど)。

続いて、心の中で奏四に語りかける心音。
(奏四くんはひとつ大きなかんちがいをしてたよ …それはね ワタシの創作意欲の源は“カノン”じゃなくて“奏四きゅん”だったってコト)
確かに、よくよく考えたら、1話でそう発言してますね。
(今もどこかでワタシのコト見ていてくれたら どうか応募してきて いっしょに新たな夢のキセキを作らせて…)
(コレが…ワタシから奏四くんへの最後のメッセージ…――)
ユニットではないんですね。

ライブが終わり、自宅に帰る心音。
いつものカラオケボックスに入ると、どこからか流れてくる、Kanonの歌。
♪桜の花びら舞い散るころ♪
♪交わした二人だけの約束♪
心音曰く、「究極の萌え声…!!」だとのこと。
それにしても相変わらず、防音性が低いカラオケボックスだなぁ。

で、その声は心音がこの4年、何千万回と脳内再生した“大人になった奏四きゅん”の声ッ…!! とのこと。
そしてその声を求めて心音は走り、扉を開ける。
そこには、大人になった奏四が。
構図が一巻とほとんど同じです(奏四は自分の採点を写メで撮ってはいないですが)。

そして、お互い目と目をあわせ、奏四が心音にたいして顎クイすると「だいすき」と一言。心音にとっては最後に聞いた奏四の言葉ですね。
心音も、「…ワタシも… …ずっと… ず…っと…」と返して、そのままキス。見開きでキス。
相変わらずページの使い方が贅沢すぎる。一歩間違えると、手抜きだと思われかねない。
そしてまたページをめくると、見開きでキス。
そのページの中で(あふれる とまらない)と心音は思い、
『ワタシの創作意欲は加速する―――』
という文章でページが終わる。えっ? 文字で終了なのか。
なんだろうこのモヤモヤ感は。最終回だと分かっていたのに、いざ最終回となるともうちょっと続けてほしいと思って仕方がありません。

9巻は2月2日発売予定とのこと(ドーリィ♪カノン 9 (フラワーコミックス))。
書き下ろし小説も収録されるそうです。

それと、やぶうち先生の新しい連載は4月号から始まるとのこと。どういう話が始まるのか、今から楽しみです。
そういえば、4月号といえば、中学3年生の少女漫画家のデビュー作が掲載されるそうです。
中学3年生 14歳の少女マンガ家デビュー 「ちゃお」4月号に作品掲載 | アニメ!アニメ!
この記事に関連してやぶうち優先生の名前をよく見かけます(やぶうち先生も中学生デビューでしたしね。中3じゃなくて、中2だけど)。
謝恩会にて、やぶうち先生と対面して、「お会いできて光栄です。やぶうち先生を尊敬して漫画家になりました。いつかあなたを追い抜いてみせます」という発言をしてもらえないかと妄想してます。

2015年12月4日金曜日

【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第45話

ちゃお 2016年 01月号 [雑誌]
ちゃお 2016年 01月号 [雑誌]
ちゃお1月号発売!! - やぶうち優のハジさらしな日記

先月の予想が外れて、最終回は3月号ではなく、次回の2月号だそうです。

今回もネタバレありの感想エントリーです。
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前回、奏四とキスした心音。心音は次の日の朝になっても幸せ気分でいっぱいなようです。眠れたんだろうか。
いつもの朝でいつもの街に人だけど、どうしようもなくキラキラまぶしいそうです。
そんなウキウキ気分の中、学校へ。こんな気分の中、(今日からどんな顔してえ奏四きゅんと会えばいいの…)とそわそわする心音。学校では会ってるようで会ってないようなものだと思うのだけど。

と、そこで「ぉはょぉ」という挨拶。もはや、『は』が大きく書かれているような気がします。
というわけで、久々のレミ。なんだか雰囲気変わってる気がするのだけど、何でだろう? 冬服だからか?
そして、そわそわしている心音にたいして、「どぉしたの?」とレミ。心音は思わず右足をあげて、「い…イエ なんでもッ…! 安心してください! はいてますよ」と。
ところで、カノンのサンタコスははいてないように見えるのですが、安心できるんでしょうか?


そして学校に到着して、奏四が来るのを待っていると、チャイムがなって担任の先生が到着。開口一番、「奥田は欠席な」とのこと。
ありゃ。本当にいなくなるのか。心音と接触しなくなる(ほぼ無視)ということになるのではと思っていたのだけど。
いったい、家族にはなんといってるんだか。

放課後、奏四のいえに行くものの、そこには奏四のファンの子たちが大勢。さすがに近づけそうにないと思いながら、そそくさと離れようとすると、奏四のとりまき女子に見つかる心音。
「どーして宍戸さんが奏四くんの家に!?」ととりまき女子。これはまずいと思った心音は「たまたま通りかかっただけで…」と、すぐにバレそうな嘘。
その後、とりまき女子は「あのさー じつは前から気になってたんだけどー」「ずっと聞こーと思っててー」と、何やら意味深な発言。最終回直前だし、とうとう奏四と心音が付き合ってるとバレるのか。
と思ったら、「…その…サインもらえる?」ととりまき女子。前に、心音が芸能デビューしてクラスの子にチヤホヤされてた時に怪訝な顔してる人いたけど、その子ではないのだろうか。
心音としては、奏四とつきあってるとバレたと思い、思わず「ゴメンナサイ!!」と発言。いや、バレてたとしてもその発言はいろいろまずいだろ。
というわけで、サインを許諾。「困った時はなんでも言いな! 力になるから!」ととりまき女子。いい子だなぁ。

いっぽう、近くからは「やっぱり会えないってーーっ!」という声。「「会える状況じゃない」ってお姉さんが!」とのこと。「1日に1回は奏四くん見ないと生きていけないのにー」という子も。いや、さすがにそれはない(心音まで(同じく!)と心の中でつぶやいているけど)。
そうして数日、奏四が来ない日がつづいて4日目。とうとう、ファンのコもだれも来なくなったようです。
そんな中、心音はフラフラの体で奏四の家へ。なぜか「…心音ちゃんだぃじょぉぶ?」とレミが付き添ってます。
そして、インターホンを鳴らして、「ワタシ宍戸といいマス…! …奏四くんに… ワタシが着てるって伝えてもらえないでしょうか」と発言。インターホンごしの画面で心音の顔を見た姉(後ろ姿なので分からないけど、多分三女)はインターホンの画面越しに心音の顔を確認。「…宍戸って…“CC”ちゃん?」。アイドルにまでおっかけられてる弟がいるというのはどんな気もちなんだろうか(多分、彼女だということは知らないだろうし)。

そして返ってきた返事は、「…悪いけど 奏四には会わせらんない」とのこと。残念がりながらも心音は「…わかりました…」と言って、「明日また来ます!」と伝えて帰ろうとする。
とそこで、「あっ…! ゴメン… そのっ…」と姉の声。
「何度来ても会えないからッ…」「…病気とかじゃなくて… …この家…てゆーか日本にいないから…」
いったいぜんたい、どうしてそうなったんだ。
その言葉を聞いてふらついて後ろに倒れる心音。レミがいてよかったです。

そして、やぶうち優先生お得意の電車のコマの絵があり、(どうして何も言わずに…――?)と虚ろな表情の心音。

ところ変わって村崎プロダクション。
奏四が海外に行ったことをみらのに伝えたようで、みらのは「それどーゆーコトよっっ!? CCちゃんのメール無視したあげく日本にいないってっっ…!!」とプンスカ。
「アッタマおっかしーんじゃないのっっ!? レッスンも無断でサボってっっ!!」
いつもより、『っ』が多くて書くだけで大変です。

そこで村崎さんが登場、開口一番、「…じつは…キミたちに残念なことを伝えなきゃいけない…」と告げた後、「ドーリィ♪は解散させる」と発言。
理由として「カノンちゃんが急に音楽留学でドイツに行くことが決まって…」とのことです。
海外ってドイツなのか。これは心音が会いに行く展開か? いや、最終回直前でそれはないか。
ところでこれ本当に音楽留学だったら、何かまだあるんじゃないか。少女少年Vみたいに、奏四として芸能界デビューとか。

どうやら3日前に急に決まったことのようです。
みらのも、「なにそれウソでしょっ!? てゆーかっ… なんんでそんな大事なコトあたしたちにひとっ言も言わずに行っちゃうワケっ!?」と、まくし立てる。『っ』の数が減ってるような気もするけど。

なお、アルバムは「曲数減らしてミニアルバムとして出す方向で」とのこと。それより、この流れは予定通りだったんだろから、何でアルバムなんてだそうと思ったんだ。さすがにもうちょっといけると思ったんだろうか。
なお、「みらのはソネットに専念してもらう …ファーストに昇格だよ フロントメンバー」とのこと。嬉しい半面、CCのことが気がかりで喜んでもいられない様子のみらの。
そして心音にたいしては「ソロになってもらう」と村崎さん。
「“アイドル”じゃなくて“アーティスト”… いわゆるガチの“シンガーソングライター”にね」
ところで、レミはガチのシンガーソングライターなんだろうか。

そして、「それで早速だけど アルバムのラストに入れるフィナーレの曲を作ってほしいんだ」と村崎さん。「今までにCCちゃんが作った曲を総集編的にワンフレーズずつもりこんだメドレー風の」「ゆったり・しっとりしめくくるようなバラードじゃなくて 明るい未来を予感させるような華やかなのをひとつ! たのむよ」とのことです。
これはいいよね。アルバムのラストにメドレー。アルバムの最後にメドレーってありそうであんまりないよね。自分は、郷ひろみしか知らない。

そして、家に帰っていつものカラオケルームで作業をしようとする心音。頼まれたとおり、今まで作っていった曲を振り返っていく。なんだかすごい、最終回っぽいです。どの曲もすごいいい曲なんで、アルバムがでたら買います。
ただし、どれも(奏四くん(カノン)がいるからできた歌)と思う心音。
「できないッ!!」「ワタシには作れない…!」「明るい未来を感じさせる曲なんて…ッ!」
奏四がいなくなって絶賛絶望中です。
(やっぱり本当のカレカノじゃなかったの…!?)(じゃあどうしてキスなんてしたの)(最後に「だいすき」なんて…)(わかんないっ…!)
いや、こないだ自分で作詞した『サヨナラも言わずに』の歌詞思いだそうよ……。

その時、ノックの音がして部屋に入ってくる幸田さん。ポケットからUSBメモリーをとりだすと、心音に手渡す。「“カノンちゃん”から…」とのこと。
急いでパソコンにつなげる心音。つなげると、「…あ…あー… えっと…あ どーも… カノンです…」とカノンの声。今から心音へのメッセージを話すのか……、と思ったら続いた言葉は「心音! 心音♪ …心音# おはよう おはよっ♥ ふぁ~おはよ… おやすみなさい おやすみー☆」……。なんじゃこりゃ。
幸田さんいわく、「奏四くんがボクに頼んで宍戸スタジオでレコーディングしておいた… “カノンの声”だよ」とのこと(それにしても、幸田さんは奏四とカノンをどう使い分けてるのだろう。USBメモリーを渡したのはカノンなんだよなぁ?)。
ちなみにこの音声、なんと「…歌や会話風の台詞が計12時間ぶん収録されてる」とのこと。いったいいつの間に。3日前にはすでに海外なわけで、その前日に心音と離れると決めたんじゃなかったっけ?
あれ? ここまで書いといてなんだけどもしかして前日じゃない? 今回の話の始まりが月曜日だとしたらありえるか。

幸田さんによると、「ココにゃんのために残しておきたかったんだよ思うよ …“カノンの声”を」と。声変わり始まってるのにすごい執念だなぁ。
ただ、「いろんな言葉や日常会話が山ほど入ってるのに 肝心の「サヨナラ」や別れの言葉がないんだ」とのことです。
「奏四くんは“カノン”もココにゃんとのカレカノも“終わり”にしたくなかった…」「…だからあえて何も言わずにドイツへ行ったのかもしれないね」
「“カノン”はココにゃん…“CC”の創作意欲の源だから…」「大人になった“奏四くん”の声と姿で」「ココにゃんの中の“カノン”を上書きしてしまわないように」「ココにゃんにずっと創作をつづけてほしいから“カノン”が消える前に姿を消したんじゃないかな…――」
なるほど。確かに、大人になってカノンになれなくなった奏四を見ているとカノンがどんなのだったか忘れそうだけど、奏四がいなくなるといなくなった時点のカノンがずっと心に染み付いているということはあるのかもしれない。

ただ、奏四は、奏四がカノンだから心音は創作活動を続けていると考えたようだけどそれは違うよう。
心音としては、(そんなことない! そんなことない…っ!! 奏四くんが声変わりしても 大人になっても ワタシの中の創作意欲(“カノン”)が消えるなんて…絶対っ… 絶対にそんな…こと…ない…の…に…――)

ただ、その奏四の思いが通じたのか、創作意欲がわいてくる心音。
(それが奏四くんの…“カノン”の望みなら ワタシはずっと“CC”でいる 絶対に“カノン”を消したりなんかしない ワタシが“CC”でいるかぎり“カノン”は生きつづけるから…)
(“カノン”が一瞬の煌き…イリュージョンなら…)
(ワタシが 瞬間いまを永遠に変える――!!)
なんだかすごい、疾走感があります。シリアスです。

そうして、『サヨナラも言わずに』の心音とみらのだけでのレコーディング。
「すばらしい……!! 思いがけず歌と境遇が一致して神曲の域に…!!」と村崎さん。本当に『思いがけず』なのだろうか。
つづけて、「そういうめぐりあわせや運みたいなモノも才能なんだよ! 依頼したフィナーレのメドレーも予想以上の出来でびっくりだし…!」と褒めまくる村崎さん。
たいして心音は、凛とした顔つきで「ありがとうございます」と一言。なんだか普段の心音らしくない気がします。普段ならもっと照れてもよさそうなのに。

つづけて、心音から村崎さんにお願い。「ワタシだけの力ではできないコトです…」と伝えたうえで伝える。
ページをめくると、「え!!」と驚く村崎さん。「…うーん なるほど… それは面白い考えだけど…」「リスクが大きすぎるね ボクがそれを背負うほどの意味があると思うかい?」と。
えーーーーー。何を言ったかは来月まで持ち越しですか。
正直予想はできません。村崎さんの言葉がヒントなのだろうし、カノンに関係あることだとは思うけど。
「彼氏がいることをファンの前で話す」とか……、って、でもそれは心音だけでできることか。
こればかりはわからないなぁ。話の内容からして、お金がかかることなような気はするのだけど。

そして、あまり乗り気じゃない村崎さんにたいして、「ワタシはソロのアーティストとしてベストを尽くします! なんでも村崎さんの言うとおりにします…!」と真剣。
「その夢が叶うならどんな困難でものりこえてみせます!」と強気な発言。ここまで強気な心音は過去にあっただろうか。

そして村崎さんから提案。
「じゃあ…キミが1人でドームを満員にしたら その時は考えてみてもいーかな?」とのこと。いや、それ以前にドームライブを行うつもりですか……。デビュー間もないアーティストに。

そして、「やります! 必ずいっぱいにしてみせます! だからどうか…村崎さんも約束してください!!」と言って次回につづく。

なんだかすごいハードルをあげてるような気がするのですが、大丈夫なんでしょうか。個人的には、すっごい楽しみです。

2015年11月8日日曜日

【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第44話

ちゃお 2015年 12 月号 [雑誌]
ちゃお 2015年 12 月号 [雑誌]
ちゃお12月号発売♪ - やぶうち優のハジさらしな日記

今回もネタバレありの感想エントリーです。
ネタバレなので、白文字にしてます。見たいかたは、マウスをドラッグするか、Ctrl+Aで見れます。
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「CCちゃんの前から消えてくれないかな」とカノンに告げた村崎さん。そのつづき。
そこでカノンは一言、「何言ってるんですか…? 心音はボクがいないとダメなのに…?」
そういうこと言っちゃいますか。一人でドイツ行ってがんばってきたというのに……。

そんなカノンにたいして、村崎さんは「キミのほうこそ CCちゃんがいないとダメなんじゃないの?」と。
まあ、心音がいなけりゃカノンにもなれないわけだしね……。
つづけて、「じゃあさ奏四くん キミは音楽活動をしないCCちゃんといっしょにいたいって思う?」と村崎さん。
カノンは「音楽活動をしない心音なんて考えられません」と答えると、「でもCCちゃんは音楽活動をしないキミといっしょにいたいって思うかな?」「…もう“カノン”になれなくなってしまったキミと…」と村崎さん。
うーん。質問の真意がわからない。心音は奏四のことをカノンになる前から好きだったわけだし、やっぱり一緒にいたいと思うんだけど。
「…まあ2人してやめちゃって“フツーの中学生”になるのも悪くないとは思うけどさ そのほうがキミのためかもしれないし☆」
「いや~っ でもここでCCちゃんの才能を埋もれさせちゃうのはもったいない!」「じつにもったいないな~っ★」
まどろっこしいなぁ。わざと挑発させてるようにしか思えないのだけど、どうなんろう?

カノンとしては、(心音だって オレがそばにいたほうが 今までどおりこれからも 安心して作詞作曲できるだろ…!!)とのこと。
うーん……。その考えは、それはそれでどうかと思うけど……。

一方、心音は徹夜で新曲『サヨナラも言わずに』のデモを完成させたよう。
朝からテンション舞い上がる心音ですが、チョコ食べながら徹夜したせいで、おでこに大きいニキビができてしまったよう。
(…恥ずかしい …こんなワタシ…)とのことだけど、ニキビぐらいでそんな恥ずかしがらなくてもなぁ。それより、徹夜でできたクマのほうが恥ずかしい気が……。

そして登校時間。
いつものようにキャーキャー言われる奏四とそれを眺める心音。この二人は最終回になっても校内ではほぼ交流しないままなのだろうか。
心音いわく、最近の奏四は(ぐっとオトナっぽくなってフェロモンでまくりのような…)だそうです。どっからフェロモンでてるんだ。
そう思った途端(というより、もしかしたら声にだしてたのかも? よく分からないけど心音が「耳」とつぶやいてる)、心音のほうをむく奏四。「コッチ見た!」って一緒に音楽活動している相手に思う言葉じゃないよなぁ……。
かと思えばすぐに、心音から目をそらす奏四。それを見ていつもどおりとほっと一安心する心音。目をそらすほうが安心するのか。

心音としては時々、(奏四きゅんがカノンだってコトや ワタシのコトを好きって言ってくれたコトが 本当は全部 夢なんじゃないかって…――)と不安になるそうです。それだけ幸せな日々を送ってるってことなんでしょうね。作中では、半年ほどしかたってませんし。

授業中。村崎さんの言っていた言葉を思い出す奏四。
(…「消える」って どんなふうに…?)(学校でもこうして“奏四”として会うなってこと か…?)(…ありえない だろ…――)
確かに、普段は普通の(少し特殊だけど)男の子として生活してるわけだから、急にいなくなるとかそうそうできそうにないですよね。村崎さんが何を思って発言したのか自分もよくわかりません。

そして、気もちも視線も心音にむかう奏四。
(正直心音の才能にすごく嫉妬してるくせに それでも そんな心音を理解できて支えられるのはオレしかいない って思う)
(…それがオレの存在理由だから そのためならなんだってする って誓ったんだから…――)
なんでもするなんていつどこで誓ったっけ? と一瞬思ってしまった。1話で言ってたんだった。

放課後、心音の招集でカラオケルームに集まる心音と奏四と幸田さん。みらのはソネットの活動で忙しいため来れなかったそうです。
「新曲ができたので聴いてほしいです…!!」と心音。
初耳と奏四と、「お! 例の失恋の曲…!?」と知ってる口ぶりの幸田さん。
「幸田さんは知ってたの?」という奏四からの質問に思わず、「あ! …ああ いやまあちょっと…」と、気まずい様子。その反応、逆に怪しいぞ。

そうして、歌い出す心音。

♪ずっといっしょにいたかった♪
♪もっと話がしたかった♪
♪つぎの春が来る前 キミは♪
♪ワタシの前から 姿を消した♪
♪嫌われたんじゃないかって 捨てられたんじゃないかって♪
♪1人泣いた日もあったけど♪
♪きっとキミなら 終わりの時は♪
♪きちんなそう言うはずだから♪
♪サヨナラも言わずに 黙って行った♪
♪それがキミのやさしさなら♪
♪サヨナラも言わずに 黙って行った♪
♪それは キミからのメッセージ♪
♪それが キミからの♪
♪最後の メッセージ…♪

幸田さん、口を開けてあんぐりです。「今までにない歌詞と今までにないメロディライン 切なさの中にもあたたかさと前向きな気もちがちゃんとある…!!」と、べた褒めです。確かに、いい詩ですね。
一方、「…奏四くんはどーですか?」と心音が奏四に尋ねると、奏四は大量の涙を流していることが発覚。レミの失恋曲を聴いて引いてた奏四だとは思えないですね(あの時は、心音はボロボロ泣いてましたが)。
さて、どうも奏四としては歌に感動したのが直接泣いた原因ではないようで、自分がいないとダメだと思っていたのに、あっさり1人で曲を作ってしまったから泣いていたようです。何その、娘の成長に気づいた父親のような思いは……。

その後、さっそく歌ってみようとする奏四。
(…たぶんこれが“カノン”の最後の曲になる…)と思いながら…。

♪ずっといっしょにいたかった♪
…きっとキミなら 終わりの時は♪
♪きちんとそう言うはずだから♪

なんだか奏四が必死なのが伝わってきます。心音と幸田さんの表情も不安げです。
サビのいちばん大事なフレーズが歌えないとのこと。
これは辛い。

途端、マイクを置いて走り去る奏四。追いかける心音。
奏四に追いついて、「…いつかは 言わなきゃ… って思ってた……」と奏四が言った後に心音が一言。
「…キー 下げますか…?」
この発言はつらいですね。相手の気もちに答えられないから、相手がレベルを下げると譲歩する発言(ちょっと違うけど)。
奏四も思わず、「それじゃ心音が最初にやりたいと思った曲調じゃなくなるだろ…!!」と心音にあたる。
歳を重ねていくってそういうことなんだろうね。残酷だ……。
(生まれて初めて 自分の姿や声が男らしくなっていくのを 呪わしいと思った――)
自分もそれはすごい分かる。そもそも自分の場合は、身長は女性の平均身長と同じぐらい低いのに、顔がおっさん化していくという。髪は後退していくのに、体毛やヒゲは濃くなっていくという……。

そして、(心音はそれでもオレといっしょにいてくれるだろう“フツーのカレカノ”として…)と奏四。
この言い方じゃあ、心音が譲歩して奏四と付き合っていくような言い方だけど、心音は男としての奏四も十分好きなんだよなぁ。もしかして、奏四は、カノンである奏四のことを心音は好きと思っているのだろうか。

ただ、奏四としては「…ボクは心音が作る歌とそれを作る心音が好きなんだ…!」とのことで、「心音が作りだす“カノン”をいつも…恥ずかしいと思いながらも楽しみにしてたんだ」といい、「だから…“カノン”が終わるなんて…」「“カノン”が消えるなんてイヤだ…!!」とのこと。
奏四、というより、カノンとしてはそれは死に等しいからね。奏四としては、寿命が少ないといわれてるようなものかもしれない。

たいして心音は、「だいじょうぶ! 消えたりしないデス!!」と奏四に伝える。
「みらのさんがいつも言ってますよね? ワタシたちはファンがいてこその存在だって…!」
「ファンが1人もいなくなれば“カノン”だって“CC”だって消える… …つまり」
「ワタシが一生カノンのファンでいるかぎり カノンはずっと消えないデス…!!」
なんだか、すごくいい言葉ですね。ところでこれは、カノンがいなくなるということを心音は受け止めてるわけだけど、その場合、心音はどうしようと思っているのだろうか。

そうして、奏四は「…ごめん… 恥ずかしいとこ見せちゃったね…」と一言。その言葉で表情が明るくなる心音。
すると心音は前髪をあげて、「じつはワタシも今日 オデコにこ~んなおっきなニキビが…!! はずかしーっっ」と。
思わずそれを見て笑う奏四。この心音の行動は、すごくイイですね。

そして、奏四は心音に近づいて、「…ホントに恥ずかしいね」と一言。心音は「あっ…! そんな近くで見ないでくだ… は…恥ずかしいからッ…」と。その言葉のほうが恥ずかしいイメージがわきます。
そこで奏四は「じゃあ見えないようにしてあげるよ…」と言うと、オデコにキス。つづけて、心音の唇にキス。
ロマンチックな場面……なのだけど、ニキビにキスされてから口にキスされたくはないなぁ……。

その後、「だれかに見られたら…」という心音にたいし、「だいじょうぶ だれもいないよ」と奏四。どんだけ人通り少ないんだこの場所は(多分、前にカノンの姿で心音を抱きしめたのと同じ場所)。
そしてあらためて、「…『サヨナラも言わずに』いい曲だね」と伝える奏四。「…完成するの… …楽しみにしてる…」と少し他人事のような言い方。
心音は「…ハイ! がんばりましょー!!」と言ってるけど。

そして帰ろうとする、奏四。その後すぐに振り返って、「………だいすき…」と奏四。情景から考えて「さよなら」なんですけどね。
予想外の反応に心音も慌てながら「ワタシもだいすきでぇ~す」と伝える。

『それがワタシが奏四くんと交わした最後の会話でした――』

という言葉で次回につづく。次回が最終回っぽい終わり方だけど、次回が最終回という煽りはなし。
まあ、多分、9巻に収録されるのが今回の話までだろうし、来月で終わりっていうことは多分ないよなぁ。キリよく後3回の3月号で終わりだと予想しておく。

これはやぶうち優先生によくある、数年後というパターンかなぁ(参考:やぶうち優先生の最終話が○年後という展開の漫画まとめ | yuuの少女少年FANブログ)。

2015年10月8日木曜日

【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第43話

ちゃお 2015年 11 月号 [雑誌]
ちゃお 2015年 11 月号 [雑誌]
ちゃお10月号発売 - やぶうち優のハジさらしな日記

今回もネタバレありの感想エントリーです。
ネタバレなので、白文字にしてます。見たいかたは、マウスをドラッグするか、Ctrl+Aで見れます。
[ネタバレ表示]というボタンが表示されている方は、そのボタンをクリックすると見れます。
いよいよ佳境にはいったドリカノ。
今回は前回の続きではなく、しばらくたった時の話。

村崎さんに一人呼ばれて事務所に行く心音。
「ああ! CCちゃんソコに座って! 何飲む? コーヒー? 紅茶? クリームソーダ」と聞く村崎さんにたいして、「えっ… クリームソーダ…?」と言う心音。そういえば、心音はクリームソーダが好きなんだっけ? そんな描写がどこかであった気がする(2巻だったかな?)。
それを、クリームソーダがいいと受け取った村崎さんが「あっ「クリソー」デリバリーで2つ! 1つは」と注文。この業界ではクリームソーダをそう略すのか。
そして、それに反応して心音も、「わ…ワタシもアイス2つでッ…!」と発言(おい)。

そして向い合って話す二人。村崎さんいわく、「CCちゃん 失恋の歌って書ける?」とのこと。どうやら、作詞作曲担当の心音に新しい曲の依頼だそうです。依頼されて作るっていうのはそういえば今までなかったですね(挑戦とかオーディションとかはあったけど、テーマを決めた依頼ではないし)。
しかし、心音は失恋をしたことがないため、村崎さんいわく、「架空のキャラの物語を作ってってこと!!」だそうです。
(奏四きゅんじゃない男のコを題材に… ってコト…?)と心音。今まで奏四(カノン)がいたからこそ作れた曲ばっかりだろうしなぁ。
ところで、これが初めてではなかったと思うけど、何で男の子の子はカタカナなんだろう。一瞬、頭の中で、「男の娘」と変換されてしまった。

一方、奏四の家では「カウントダウンミュージック~」と音楽番組の視聴中。(ヤベ…コレ オレが出るヤツだ…)とこそこそ部屋を去ろうとする奏四。なんでそこで逃げるんだろうか……。
その時、次女に「立ったついでにジュースとってきて!」と指示を受け、「あ… なんだ…」と答える奏四。
それに対して長女は「でもさー奏四 最近 声低くなってきたよね」と発言。「そろそろ“声変わり”するんじゃない?」とつづける。
ところで、長女ってこんな顔だっけ? なんだかちょっと違和感あるのだけど。

というわけで、どうやらもうすぐ声変わりのようです。少女漫画の女装マンガって「こいつ、声変わりしないのか?」ってキャラたまにいますけど、少女少年はちゃんとそういうところも書いてくれて人間味を感じます。
(避けては通れない 体の成長――)
まあ、声変わりするとさすがにカノンをつづけるのは難しいでしょうしね。女装マンガに佳境が近づいてる感じですごくいいです。
しかし、心音と音楽活動を続けたい奏四は、スマホで声変わりについて調べる。

声が変わり初めてから完了するまでの期間は早くて3ヶ月、長くて1年半
声変わり中は思いどおりに声を出せない。
意図せず裏返ったり変な声になることも…
無理に高い声で歌ったり大声を出すとのどを痛める。最悪の場合、変声後の声に影響する。

たまに、「声変わり中なんだろなかわいそうに」という子役の子いますよね(流星ワゴンの息子役の子が声変わり中っぽかった)。
歌手ではどうなんだろう。若い男性アイドルでまだ声変わりしてなさそうな人ってたまにいるけど、いつの間にか声が低くなってる印象。

というわけで、どうやら声変わりは回避できそうにありません。
それはすなわち、(“カノン”にとって…“死”の宣告――)。
大人になるって残酷なことですね。

一方、カラオケルームでは「無理むりムリ mu.riィィ~!!」と絶叫する心音が。「失恋の歌なんてッ… 別れたコトも恋が実らなかったコトもないカラ できないぃぃぃぃぃ!!」とのこと。なんという贅沢な悩み。いや、自分も自分も無いけど……(いわずもがな、女性と付き合ったこともないです)。
そして、「奏四きゅんになにかヒントを…」と思いつく心音。だが、それだとダメだと思う心音。奏四に頼らなくても歌を作れるようにならなきゃとはりきります。まあ、今はプロだし、それぐらいできるようにならないとね。
なので、「奏四きゅんのことを忘れる 忘れる」とつぶやいて、忘れようとする心音。
まあ、青い象のことだけは考えないで!)を読むまでもなく、奏四のことばかり考えてしまう心音。せめて、奏四以外の何を考えるまで考えないと……。

そうした中、「ココにゃん…」と部屋に入ってくる幸田さん。ノックしたそうですけど、気付かなかったようです。
いったい、何故入ってきたのかわかりませんが、そこで今度作る曲について相談する心音。
「…経験してないコトを想像するってむずかしいですね… 想像力が貧困で…」と心音。
それにたいして、「えっ! そう? ココにゃんのモーソー力には脱帽するけど?」と幸田さん。妄想の方向が偏りすぎてますけどね。

ここで幸田さんがアドバイス。無理に奏四から離れるのではなくて、「もし奏四くんが…」ってとこから入ればいいかとのこと。
そこで心音が考えたのが、

(もし奏四きゅんがどこかの国の王子様だったら…?)
『奏四きゅん プリンセス♥モード』

な……、なぜそうなる……。
「…今までだまっててごめん… じつはボクには親の決めた婚約者が…」
って、それはダメなようです。
「…ごめん…国のために急に隣の国の王女と結婚しなきゃならなくなったんだ… キミとはもう会えない…」
これも違うそうです。
(奏四くんだったら… ワタシとのヒミツの関係がバレて大変なコトにならないようにあえて別れて告げずに去っていく… トカ…)
そこで急に泣き出して、曲作りを始める心音。幸田さんが脱帽するのも無理ありません。
そうしてそーっと部屋からでていく幸田さん。何で入ってきたんだ。

数日後。一人、村崎プロダクションの事務所にくるカノン。
(…やっぱり すべてを打ち明けて相談するしかッ…)とのことです。
男と打ち明けるようですね。
そうして事務所に入ると村崎さんは、「そろそろキミのほうから来るころかなって思ってたよ カノンちゃん」と言って、続けて「いや… “奏四くん”」と村崎さん。

えっ……?

カノンのほうも驚きでなかなか声が出せない様子。しばらくして、「…いつ…から…」と発言。
「さぁ~~忘れちゃったなぁ~~っ」と村崎さん。本当かよ。

そうして、「まあ座ってよ コーヒー? 紅茶? はちみつレモン?」と促す村崎さん。カノンはいつもどおり、「…はちみつレモン…」を希望。事務所のアーティストが何の飲み物が好きかと把握してるようで、やっぱり優秀な人なんだろうなと思った。
ただし、今回の村崎さんはカノンとは違ってコーヒー。心音の時は一緒だったのに。

「…で? どーしたの? 何か大事な用件があってわざわざ1人で来たんでしょ?」と村崎さん。男だって言いに来たカノンとしては何を言っていいか分からない様子。そこで村崎さんが、「ズバリ! 声変わり?」とフォロー。なぜかⅢの「もしかして、アレ?」という発言を思い出した。カノンが気づいてなかったらそう言ってたか(そんなわけないか)。
「…近いうち “カノン”の歌を 今までどおり歌えなくなるかもしれない…から…」とカノン。
その言葉を聞いて村崎さんは、「そっかー じゃあ…」「ドーリィ♪は解散だね」「残念だけど」とのこと。いやいや、本当に残念だって思ってないだろ。

カノンは解散には反対するものの、「キミが抜けるって言えば99% CCちゃんもやめるって言うでしょ」と村崎さんの言葉で納得。
カノンとしては、心音が本気でやる気になってきたのに、解散はしてほしくないそうです。
そこで、村崎さんは「CCちゃんには音楽活動をつづけてほしい?」と質問。カノンはこくっこくっと首を縦にふる。
そして村崎さんは、「それなら協力してくれない?」と言って、「前々からCCちゃんはソロでやってもらいたいって思ってたんだ」と続ける。
あっ……。自分の予想当たった……(【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第42話 | yuuの少女少年FANブログ)。

ただ、そこでカノンは「前にソロの歌い手はレミとかぶるからいらないって…」と発言。
それに対して村崎さんは、「レミは“作詞作曲ができる歌手”」と言い、「CCちゃんは“生まれながらのアーティスト”」と表現。
「それはキミがいちばん近くにいていちばんよくわかってるんじゃないの?」とのこと。
これはやっぱり、母親が世界的に有名なピアニストということも知ってそうですね。

「でもCCちゃん自身はそれに気づいていない キミがいなけりゃたぶん1人ではここまで来てくれなかっただろうね」
「キミがいてくれたおかげでCCちゃんは数々の試練をのりこえることができた」と村崎さん。
その試練の半分は村崎さん自身が用意したものだろうしね。舞菜のライブの前座はさすがに想定外だったと思うけど。

そして村崎さんは、「いやぁ~ 本当にありがとう!!」と。なんだか嫌味っぽい言い方です(マンガだからどういう言い方かはわかりませんが)。
続けて村崎さんは「もしかしたらキミは今の今まで自分が“シンデレラ”だと思いこんでいたかもしれないけど…」「ボクが見つけた本物のシンデレラはCCちゃん♪」「だから心配はいらない」「今まで本当によくやってくれた キミの役目は終わりだ」「心から感謝するよ“奏四くん”」
何このラスボス感。ラストにどんでん返しがあるようにしか思えないフラグがたってるのだけど、そういうわけじゃないよなぁ……。

ただし、「CCちゃんがソロになるには完全にキミから“卒業”しないといけない…」と言って、「…だから その最後の仕上げとして…」「…CCちゃんの前から消えてくれないかな」と。

一方心音は新曲、『サヨナラも言わずに』を作って次号につづく。
もし9巻がラストだとすると次号が最終回なのだけど、『次号、衝撃の最終回!』みたいな煽りがないということは、最終回ではないのだろうか? さすがにこれだけ長編の最終回となってくると、最終回前に煽りがありそうな気はするけど。

それにしても、本当、いつからカノンが男だと気づいてたんだろうか。本当は心音の実力に気づいていて、そちらのほうがほしいのではないだろうかというのは薄々感じてはいたのだけど……。
せめて、伏線はほしかったな(見逃してるだけかもしれないけど)。ぱっと思いつく、伏線っぽい場面といえば、オーディションの時に事務所に泊まった時に、奏四が、(監視カメラ…ない…よなっ こんなとこにあったら犯罪だぞ!)と思ったところぐらいか?。いや、それは伏線とはいわないか……。
本当、いつから気づいてたんだろうか。そもそも、奏四と面識ないはずだし……。

2015年9月6日日曜日

【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第42話

ちゃお 2015年 10 月号 [雑誌]
ちゃお 2015年 10 月号 [雑誌]
ちゃお10月号発売 - やぶうち優のハジさらしな日記

今回もネタバレありの感想エントリーです。
ネタバレなので、白文字にしてます。見たいかたは、マウスをドラッグするか、Ctrl+Aで見れます。
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とうとう最終章突入。ちゃおで現在連載している漫画の中では、ギャグ漫画とみい子を除けば、一番話数が多くなってるんじゃないかなと思うんですが、結構長く続きましたね(連載期間的には、12歳のほうが長いと思うけど)。
コミックスも10巻までいくだろうし、やぶうち先生のコミックスの中では最もコミックスの多いシリーズとなりそうです(水色時代と新・水色時代をあわせるともう少しあるけど)。

それはともかく、今回の話。どうやら、ドーリィ♪のアルバムを出そうとしているらしく、それにあわせていろんな企画のロケをまとめてハワイでやろうとしているとのこと。
これはあれか。少女少年Vの時のように、パスポートで村崎さんに男とバレる展開ですね。

なお、現在の時期は舞菜のライブから1ヶ月がすぎた時らしく、そのライブの時のことがあちこちで話題で、仕事が舞い込んでくるようになったようです。
「今日はまず早朝ロケ 午後からハイタッチ会 夜はレッスンね♪」と村崎さん。そんな忙しい日がつづいてるそうです。
ところで、ハイタッチ会って何だ? 握手会じゃダメなのか? まあでも、握手会よりはスムーズに進みそうな感じなのかな。

そして待ちにまったハワイロケ。奏四は家の人に、「部活の強化合宿」と言ってごまかしたようです。「ええ? それで信じたデスか…!?」と驚く心音。前のお泊りオーディションの時はどうやってごまかしたと思ってたんだ。後、部活は何部に入ってると伝えてるんだろう。三女が同じ学校だし、そういう意味ではすぐにバレやすいような気がするのだけど。

ハワイへの飛行機は夜出て機内で7時間半もいることになるそうです。疲れるなぁ。イラストみるかぎり、エコノミー席っぽいし。
なお、カノンと心音はお互いを意識してしまった眠れなかったそう。カノンは、寝てる間もカノンのままなので気が抜けないと寝れなかったようですが、心音は(寝顔見られるのハズカシイ!!)と眠れなかったそう。いや、一回見られてるし……。

ハワイに到着すると早速、撮影の仕事。あれ? パスポートでバレる展開は無しか。
ハワイということで、水着を着なくちゃいけないそうです。カノンがワンピースで心音がビキニです。心音はビキニというこに恥ずかしがっている様子。いや、前に番外編のプールの話で着てた水着とあまりかわらない気がするのだけど……(あれは、あくまで番外編だから時間軸が異なる話と考えたほうがよさそうだけど)。
それに対してカノンは、「心音はそんなの似合わない…!! 私がソレで心音がコレのほうが絶対にイイですっ!!」と。一見、ひどい言われようですね。ただ、その後に「…心音がそんなあぶなっかしいヒモビキニで何かあったらボクが許せないでしょ…!」とカノン。
ある意味、カノンのほうがあぶなっかしいような気はするのだけど……。

着替えは狭いロケバスの中。さすがにこれはハズカシイですね。カノンの下半身がどうにかなってしまってないか心配です。

そうして着替を終えたカノンと、少し遅れて着替えた心音。とういより何このワンピース水着。エロい。何でお腹が空いてるの? ある意味、ビキニよりエロいような気がするのだけど……。
カノンいわく、(思ったよりセクシー!?)とのこと。確かに、中学1年生でこの胸の大きさは……。

その後、浜辺で水着撮影。「はーい イイネイイネー♪」とありがちな言葉を言うカメラマン。その後、心音にたいして、「CCちゃんもうちょっと水着が見えるようにしてー」とのこと。裸に見える芸でもやってたんだろうか。
その後の要求は、「カノンちゃんとCCちゃん お互いの腰に手を回して ぴったり抱きあって♥」とのこと。さすがにそれには「む…無理むりムリ~!!」と叫ぶ心音。カップルなんだからそれぐらいできるようになってほしいですね。

そんな中、村崎さんが「あれーっ カノンちゃん…キョーイ的に胸ないねーっ?」とダジャレ入りのセクハラ発言。ひどい……。ただ、その発言のおかげで流れが変わったようで、「んー……じゃあみらのとCCちゃん……」と要求が変更。これがカノンとみらのへの要求変更じゃなくてよかったですね。プロ意識の高いみらのならやりかねない。

撮影が終了すると、「ん゛… …んんっ… …あー あーあ…」となんだか喉に違和感を覚えるカノン。「風邪ひいちゃったかな? 飛行機の中乾燥してたし…」とのこと。いやいや、これは声変わりでしょ。思春期女装男子の宿命ですよ。ある意味、余命ともいえる。

一方、「えっ!? あっ…はい! わかりました!」と何やら緊急事態っぽい電話応対をする村崎さん。その後、「ゴメン! みらの! 今すぐ日本に戻ってくれ!」と村崎さん。
どうやら、ソネットのフロントメンバーのセンターのスミレが倒れたらしく、代役にみらのを起用したいとのこと。こりゃまた大変だなぁ。

というわけで、ホテルの部屋はカノンと心音の二人きりで泊まることになったようです。(い…今までカノンモードの奏四きゅんを男の子とイシキしたコトなんてなかったのにィ~~!!)と心音。一緒の部屋ってだけでそんなに変わるもんなのかな。自分にはそういった経験ないから分からない……。
そうこうしているうちに、「奏四くん シャワーお先にドウゾでぇ~す…!!」との心音の言葉で先にシャワーを浴びることになった奏四。
とりあえず落ち着こうと周りを見渡した心音がベッドの上を見ると、そこには奏四のパンツ(もちろん、下着のほう)が。そして奏四は、「そこにパンツ… 置き忘れちゃっただけど」と心音にとってもらうよう頼む。
これは、奏四がひどい。というより、何でこんなところに置き忘れるんだ。わざとだと思われてもしかたがない。カバンに入ってるならともかく。100歩譲ってベッドの上に忘れたのが仕方ないとしても、バスタオル巻くなりして自分で取りにいけよと思わなくない。いや、そもそも寝巻きを着るんだろうから、それ着てとりにいけばいいだけじゃ……。

いっぽう、心音は奏四の言葉に動揺して、ベッドの横においてある花瓶を落としてしまい、ベッドのシーツを濡らしてしまう。というより、なんでそんなところに花瓶が……。
寝間着に着替えた奏四は、「…ボクが濡れたほうがのベッドで寝るよ…」とのこと。いや、寝ちゃだめだろこのシーツは。おねしょしたみたいに見えるぞ。
それに対して、「イエイエワタシがッ…」「ワタシのせいデスし…!」と心音。そのまま奏四が「こういうのはフツー 男が肩代わりするの どいて…!」と心音を押しのけようとして、そのままベッドに倒れる二人。
これ、心音が倒れるのは分かるけど、なんで奏四まで倒れるんだ……。
そうして、ありきたりにトクントクンと双方が意識したかと思うと、「冷ぁ…!!」と飛び起きる心音。そりゃ、このシーツの上では寝れないだろ……。

そうして、ホテルの人に言ってシーツを取り替えてもらうことにした二人。奏四が心音に電話を渡し、「心音帰国子女でしょ?」と言うものの、心音は「む…無理ムリ! ワタシ英語シャベレマセ~ン!!」とのこと。まあ確かに、フランス語やドイツ語を喋れる人って、英語もある程度できそうな気はする。
というわけで、奏四はソファーに寝るという結論にいたる。ところで、みらのがいたらベッドは3つだったと思うのだけど、部屋を交代したのだろうか?
しかし、それではあまりにも申し訳ないと思った心音は、がんばってホテルマンに電話をかけることに。
「はろーハワイゆー」「ベッドのシーツ…ぷりーず…」
これで通じたようです。
それを奏四に伝えようとする心音だが、すでに奏四は寝ている模様。奏四の寝顔って結構貴重な気がする。

そうしてそのまま奏四の口に、自分の唇を近づける心音。奏四の「ファーストキスはちゃんとちゃんと“奏四”としてよ…!」という言葉を思い出したようです。「ちゃんとっていつですか?」と。
で、そんなことをしていると、ノックの音と「シーツおモチしたデース♫」との声が。普通に日本語なんですが……、日本語でも通じたっぽいですね。

そうしてベッドに横になって寝る二人。
(奏四くんがカノンになってなかったら… こんな夢のような時を過ごすこともなかったんだろうな…)
と思う心音(奏四も?)。
『それはまるでシンデレラの魔法』と『がんばれ☆シンデレラ』の歌詞が思い出されています。

いっぽう、撮影のVTRをチェックする村崎さん。
「いよいよ“その時”が来たって感じだね」とのこと。その時っていうのは多分、最終回のことですね(違う)。
「CCちゃんの“完成”はギリギリ間に合いそうだし みらのはまたソネット1本に専念してもらうことにして…」とのこと。
なんだかいろいろ意味深発言です。みらのがソネット1本に専念って、ドーリィ♪はどうなるんだ? ところで、ギリギリ間に合うって何に間に合うんだ……。
そして、最後に「あとは… カノンちゃん次第…かな」と。
もしかして、カノンが男だと気づいてる? それで、カノンがダメになる前に、心音をソロデビューさせるとか?
正直、それぐらいしか予想がつかないです。

そうして起き上がって喉を気にする奏四。
『シンデレラの魔法は“その時”が来れば解けてしまうことはわかってたのに――』
という言葉で次回につづく。

最後のページのイラストが、夜這いしているようにしか見えませんが、そんなことはないと思います。

2015年8月7日金曜日

【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第41話

ちゃお 2015年 09月号 [雑誌]
ちゃお 2015年 09月号 [雑誌]
ちゃお9月号 - やぶうち優のハジさらしな日記

今回もネタバレありの感想エントリーです。
ネタバレなので、白文字にしてます。見たいかたは、マウスをドラッグするか、Ctrl+Aで見れます。
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ライブ中にカノンが心音に突然キスして終わった前回。そのつづき。
客席からは、「頭だいじょうぶ?」「なにコレ演出?」「つか もうヤケクソ芸!?」という反応。多分、読者もそんな感じだったかもしれません。

というわけで、カノンのキスで意識を取り戻した心音は歌い始めることに。曲名は、『Besten Dank』。調べてみると、『どうもありがとう』という感謝の意をこめた意味だそうです(参考:Besten Dank 日本語, 翻訳, 例文, 辞書 ドイツ語-日本語 - Glosbe)。

♪キミとめぐり会ってから♪
♪世界は複雑な地図を描いた♪
♪ウソや妬みがカゲを作り♪
♪景色は深みと奥行きを消した♪
♪1人とらわれてた 敵も味方もない箱の中から♪
♪ワタシを連れ出してくれたキミ♪
♪夢中で追いかけるうち 自分だけの武器を見つけたよ♪
♪そう♪
♪冷たい風も 涙の雨も すべては ワタシを強くするためのプレゼント♪
♪Was mich nicht umbringt, macht mich stark♪
♪たくさんの痛みをくれた♪
♪Ich will Ihnen den Besten Dank geben♪
♪キミに贈りたい♪
♪最高のありがとうを♪

まさかのドイツ語を歌詞にいれてきました。どういう意味なのかどこにも書いていないという(とりあえず、ドイツ語翻訳 - エキサイト 翻訳で調べましょう)。
ドイツで日本語で歌を歌って賞賛されたから、歌詞の意味が分からなくても思いがつたわることができると分かったうえでの戦略なんでしょうね。
観客も、「なんていってるのかわからない!」と言ったあとに、「でも…」「キュンとする…」という反応を見せています。

というわけで、客席からのコールが徐々に小さくなっていき、焦る舞菜。
(…もし 帰れコールがやんだら… わたしの味方は完全にいなくなる…――)
こういう敵(0)か味方(1)かで考えれない人ってたまにいるけど、もっと柔軟な考えになれないもんなのだろうか。
そうして、「や… やめないで…! …なにしてるの… もっと声をあげなさいよ…っ!!」と叫ぶ舞菜。いったい誰に言ってるんだ……。客席か? いいのかそういうこと言って……。

♪よび覚ます痛みに♪
最高の ありがとうを…♪

Mですか(違う)。

というわけで客席からは拍手喝采。帰れコールもなくなったようです。
「…ここには もう… わたしの味方なんて1人もいない…」「…こんなところで歌えない…」(…帰りた…い……)
と弱音をはいて震える舞菜。いやここ、舞菜たちのライブ会場なんですが……。

そこに村崎さんが登場。
「本当はすごいと思ってるのに素直に認められない… みとめればそれは“負け”を認めることになっちゃうからね」「…まあ キミのそんな負けず嫌いで執念深いところもアイドルの素質としては素晴らしいけど」とのこと。
負けず嫌いはともかく、執念深いってアイドルの素質としていいのか? 実際のアイドルだとどんな感じなのだろう?

その後、村崎さんによると、「…でも すごい人のすごさがわかるようになったってことは キミもそれだけ成長したってことかな」と言い、「…いや 本当はもうとっくに気づいてたんじゃないの?」と言ったあとに、
「…オーディションでCCちゃんの歌を聴いた時から――」
多分これ、心音が一人で『ココロノオト』歌った時のことを言っているのだろうけど、あれってオーディションだったっけ?

というわけで、ドーリィ♪の前座は無事終了。
心音は舞菜のもとへ。
「ありがとでぇ~す!!」と心音。
今どき珍しいほどのいい子ですよね。将来、男や詐欺師にだまされないか心配です。
「…ワタシ… 舞菜ちゃんがうらやましかったデス……」と心音。
「舞菜ちゃんはワタシにないものたくさん持ってるから…」「ワタシ…舞菜ちゃんみたいになりたい 舞菜ちゃんみたいに歌いたいっておもったから…」「だから…ドイツに修行に行く決心もできたんデス」
それに対して、舞菜は「あなたのほうがなんでも持ってるじゃない…!」と。「今日だってわたしに勝ったくせに… …嫌味?」と舞菜。
勝ち負けはともかく、才能ある人に「あなたがうらやましい」なんて言われたら確かに嫌味に聞こえるかもしれませんね。嫌味ととらえてしまう気もちはなんとなく分かる気がします。

そして、「わたしのファンを根こそぎ持ってって…」「あなたのアンチさえも寝返らせた…!」と舞菜。
アンチを寝返させるというのはすごいですよね。なかなかできることじゃないと思う。
つづけて舞菜は「…わたしの味方なんてもうだれもいない…!」と嘆くと、心音が「いっぱいいるじゃないデスか!」と。
会場やライブ中継のお客さんはみんな舞菜のファンなのだから、舞菜の歌を待っていると。
そして客席を眺める舞菜。ペンライトの明かりが星空のように見え、「…キレイ……」とつぶやく舞菜。
それにしても、広そうな会場だなぁ。いったい何人収容できる会場なんだ。

そこに、舞菜の相方のメジャーが登場。「もうやめようよこんなこと…」と言って、「ちゃんと… 正々堂々と勝負しよう…」「舞菜にはその力があるって あたしは昔っから信じてたんだから…!」とメジャー。
昔って、まるで幼いころから知ってるような言い方だなぁ。と思ったら、舞菜が「…お…姉ちゃ…ん…――」と。姉かよ(似てると思ったけど)。

そうして、会場に赴いて『スターティング☆スター』を歌うエルドラド
ファンによると、「今まででいちばんジンとくる…――」とのことです。


で、どうあってか、新聞やニュースサイトの記事によると、エルドラドは活動休止となったようです。「歌詞盗まれたはウソ」と舞菜は告白したそう。心音は、「一緒に作った」ということにしたそうですが。
そうして、道端で歌うエルドラドの二人。誰も見向きもしていなさそうです。
そして、「今度はちゃんと一からやりなおそう!」と舞菜。この時のコマの舞菜がかわいすぎて誰か分からない。
そこに村崎さんが登場。「もしその気があるなら もう一度ウチでやり直してみない?」とのこと。
やっぱり、実力はあるんでしょうね。
そうして、「ぜひ やらせてください…っ!!」と泣きながら返事する舞菜。めでたしめでたしって感じです(多分)。

そして、むすっとした顔で「結局『スターティング☆スター』の歌詞はとり返せなかったし…!」と不機嫌な奏四。心音によると、「舞菜ちゃんが星が好きで… そこから生まれた曲デスし…!」「曲も詞も舞菜ちゃんの成分が多いから 半分は舞菜ちゃんでできているんでぇ~す…!!」とのこと(バファリンと同じですね)。
心音ならこう言うだろうなとは思ってました(【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第36話 | yuuの少女少年FANブログ)。

いっぽう、近くにいるみらのは「そんなことよりあの“チュー”は一体なんだったのよっ…!?」とジト目で問う。何気に、奏四姿の奏四とみらのが同じ場所にいる場面って初めてなような……。
で、みらのによると、あのキスは「あちこちで話題になりまくりなんだけどっっ」とのことです。確かに、話題になってましたね。Twitterでも2ちゃんねるでも。
奏四としては、「心音が茫然自失だったからッ “気つけ”のために仕方なく!!」とのことで、つまり、人工呼吸のつもりだったそうです。
心音としては「ワタシのファーストキスだったのに…!?」と人工呼吸と知ってショックを受けた様子。奏四は、「バカ! あんなの“キス”なワケないでしょ…!」と。まあ、そう思ってるのは奏四だけだと思うけど。
そして、「…女同士なら問題ないかと思ったのに…ッ」と奏四。そういや村崎さんからはキスの件について、何も言われてないのだろうか。ドリカノの村崎さんなら面白がってそうだけど。

そうして、「あーーっ もう! なかったことにしたいよ ったく…!!」と言う奏四の言葉にショックをうけてしょぼーんとする心音。そんな心音の耳元で奏四が「ファーストキスは“奏四”としてよ…!」とつぶやいて次号につづく。
(交際禁止なんだけど……)と思いながら顔を赤らめるみらのと幸田さんが面白いです。

というわけで、今回で舞菜編が終了とのこと。次号から新章スタートとのことです。
正直、9巻でキリよく終わらせるために、後2回ぐらい舞菜編はつづくと思っていました。まあ、確かにコレ以上引き伸ばされてもマンネリ化するだけですしね。
新章ははたしてどんな話になるのか。今から楽しみです。

今回の質問コーナーは、『みらのは好きな人いないの?』というもの。その質問にたいしては、慌てた素振りで「えっ! そっ… ソネットもドーリィ♪も恋愛禁止だしっっ…!!」とみらの。後ろには?マークがついた幸田さん。
これ、回答になってるんですかねぇ。

2015年7月25日土曜日

『ドーリィ♪カノン』の8巻を購入しました少女少年

ドーリィ♪カノン 8 (ちゃおコミックス)
ドーリィ♪カノン 8 (ちゃおコミックス)
「ドリ♪カノ」8巻発売! - やぶうち優のハジさらしな日記

今回から表紙デザインが変更。事前にチェックしてなかったら多分、気付かなかった。だいたい、未だにドリカノって目立つ位置に置かれてるのを見たことがない(新刊コーナーの中の端っこのほうのわかりにくい位置にあった)。

収録してある話の感想は下記のとおり。
【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第34話 | yuuの少女少年FANブログ
【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第35話 | yuuの少女少年FANブログ
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【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン番外編「ココナツ~心音の夏休み~」 | yuuの少女少年FANブログ
【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン番外編「奏四の思想」 | yuuの少女少年FANブログ

後、描き下ろし番外編に『心音の気になるトコロはココネ』が収録されていました。
心音の髪型についての話。
カノンが「心音ってボクの髪はいつも丁寧にしばったり丹念に巻いたりするのに どうして自分の髪は何もしないの?」と疑問を発すると、「奏四くんにはコレが何もしてないように見えるデスね…!?」と落ち込む。
本当はかなりのクセッ毛で、毎朝セットしているようです。カノンとしては、(ただのストレートじゃなかったんだ…)と驚き。
オーディションの時にお泊りした時はどうしてたんだろう。
ちなみに、自分も寝癖がひどい時が多いです。気付かずにそのまま家をでて、道を歩いてる時の自分の影で髪がはねてるのに気づくことがあります。

そういえば今回、収録されてる本編では、『ドーリィ♪カノン ○○モード!』というのがなかったなぁ。今回で両思い&プロデビュー編だそうだから、そういう場面は行われないのかも……、と思ったけど次巻収録の話にはあるんだった。

2015年7月9日木曜日

【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第40話

ちゃお 2015年 08 月号 [雑誌]
ちゃお 2015年 08 月号 [雑誌]

今回もネタバレありの感想エントリーです。
ネタバレなので、白文字にしてます。見たいかたは、マウスをドラッグするか、Ctrl+Aで見れます。
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ある場面が巷で話題の今回。どういう展開であんな場面になったのだろうと思って読んでみたら、読んでも何でこんなことになったのか分からなかった。

舞菜のライブのゲストのオファーが来た前回のつづき。正しくは、前座だそう。
ライブの前座ってどんな感じなんだろう。妹分とかでもないのに、そういうことってあるのか。
ところで、このコマのみらのが、薄くて半透明に見えるのだけど、自分が買ったちゃおの印刷具合がたまたま悪かっただけだろうか……。

なお、村崎さんによると、前座とは「ライブの前に会場の空気をあたためる役」とのことです。ただ、その『あたためる』というのを心音はよく分からなかったようで、「熱湯風呂トカ…??」と聞く心音(「押スナヨ!!」)。熱湯風呂で会場の空気はあたたまるのだろうか。熱くないのに、熱湯に入っているかのような演技力が必要ですね。
それについては、幸田さんが「メインのライブの前にお客さんをリラックスさせてノリノリにさせるんだよ」と説明。もしこれが、前座という漢字を見せたら心音はどういうイメージを持っただろうか(前に座る? 舞菜ちゃんが歌っている前に座るの? お客さんのところじゃなくて?)。

ただ、「舞菜の客がアタシたちの歌なんかでノリノリになるっ!?」と言うみらの。それに対して同意する幸田さんとカノン。カノンとしても舞菜の罠なんじゃないかと疑うものの、心音は「やらせてクダサイ…!」と主張。そのためにドイツに行ったのだと。
ただ、カノンとしても「絶対何かしかけてくるはず……!」と否定的で、みらのも同意。みらのによると、「よくあるのだと マイクに細工して歌えなくしたり 衣装に細工してステージで大恥かかせるとかっ…」とのこと。よくあるのか……。
ただし、それについては、「そういうことすると 逆にこっちが同情が集まっちゃうから… あえてしないよ」と幸田さん。じゃあなぜドーリィ♪をライブに呼ぶのかと疑問をカノンが口にすると、心音が「きっと舞菜ちゃんも 悪いコトしたって思ってくれたでぇ~す!!」とのこと。
とにかくその流れで舞菜のライブがでることが決まったドーリィ♪。幸田さんも「ボクもサポートするし」とのことです。心づよ……い?

一方、舞菜はマネージャーの運転する車に乗車中。
「自分のせいでドーリィ♪が干されたって気にして自分から『前座に使ってあげて』って言い出すなんて…」
とマネージャー。それについて舞菜は「CCさんも悪かったって思ってるだろうし… …もう許してあげようかな…って…」とのこと。
よかった。心音の言うとおり舞菜も悪いコトしたって反省したようです。マネージャーも運転中なのに「なんていい子なの…!!」と泣き出すほど。
そこで舞菜が「古岐さん 前 前…!! 見て…!!」と発言。マネージャーの名前が古岐(ふるまた)と発覚しました。よくある苗字だとも思わないけど、音楽に関係あるのだろうか? よく分からない。

古岐さんはつづけて、「CCと“和解”するってことでしょ? それをライブで言うのね…!」「…うんいい…! これは話題になるわよマイナ…!!」とのことです。なるほど、お互いにとってメリットあるわけですね。ウィンウィンですね。
そして自宅マンションに到着した舞菜はエレベーターに乗って、「…なーんてね…」とつぶやく。
「あの2人をライブに出すよう わざわざ仕向けたのは…」「みんなの前で罰を下すためよ…!!」と舞菜。
読者にたいして説明してくれてます。やさしいのねマイナ(違う)
その後、奏四の「…キミはウソをつくには真面目で未熟すぎる」という言葉を思い出したマイナはエレベーターの壁をだんと叩く(略して、壁だん)。監視カメラでこの映像見てる人がいたら怒られかねないぞ。
そして舞菜は「…だったらウソじゃなくて… 本当のことを晒してやるわ…!」「カノンの正体は男だ ってね…!!」とのことです。でも、心音にはカノンが男だって言わないと言ったのである意味ウソなわけですけど。

ライブ当日。『エルドラド~黒乙女たちの祭典~』と名のライブ。前座にドーリィ♪がでるといっても、ある意味、単独ライブだよなぁ。デビューして間もないのにすごい。ドーリィ♪もはやく単独ライブできるといいのだけど。
ライブ前の心音は、かなり緊張している様子。
一方のカノンは、レミの文化祭のライブで、過激な客相手に歌った経験を思い出す。今回もそうなるだろうと。もう数年前の話ですね。よくよく考えたら、作中では半年もたってないわけですが。
そして、いよいよ本番。
「みなさんこんにちはーっ」「『ドレミファソラシ…』」「ドーリィ♪でぇ~す!!」
そんな挨拶を言うことになっているのか。

ただ、客席からは予想どおり罵声ばかり。後ろのほうから「帰れ!」と誰かがいうな否や、「か・え・れ」コールです。
それを見て舞台袖の舞菜は「ふふ… 指示どおり…★」と満足顔。えっ? 指示したの? 誰に何を?
舞菜予定ではさんざん罵声を浴びせて、ドーリィ♪の心が折れて立ち上がれなくなったところで、「やめて! 許してあげてください!」「わたしはCCさんと争いたくないんです…!」とステージに登場して、「むしろ許せないのはカノンさんです…!」と言って、カノンが男と暴露する予定だそうです。そのために奏四も写っている集合写真まで用意しています。奏四と心音と舞菜以外はちゃんとモザイクかけているのだろうか。
なお、このライブはインターネットで中継されるようです。最近はそういうイベントも多くなってきましたね。

一方、心音としてはドイツで歌った時のように周りが無関心な状態より、今のほうがみんあ注目して言葉を通じるからこっちのほうがマシだという心境に。
「じ… じつは! 今日のために新曲を作ってきマシタ!」と心音。
と言ったところで水を浴びせられる心音。いったいどこから。楽器が濡れたら大変なことになりそう……。
それを見ていた舞菜は、「…上手い! ナイスタイミング…!!」と、もとから心音に水が浴びせられるのが分かっていたよう。共犯者がいるのか? ファンに協力してもらってるとか?

さすがにこの行動には怖くなった心音。頭の中も真っ白になって、怖くて歌えないようです。
舞菜は「無様ね…! 実力もないのにいい気になった罰よ…!」とすごくうれしそう。そして、「…哀れだから わたしがとどめをさしてあげるわ…!!」と舞菜が言ってステージに飛び出そうとしたところで、カノンが、「心音ッ…!!」と叫んで、
巷で話題のカノンの心音がキスします。
ただし、巷で話題の画像の前に、2ページにまたがって二人の顔がアップで描かれています。そして、その次に巷で話題のステージ全体を描いた2ページ分のコマ。セリフどころか文字すら一切ない、4ページ。なんじゃこりゃ。しかも、ある意味4ページ使って2コマです。こんな描き方初めて見た。衝撃です。
「…おちついて… だいじょうぶ! 心音ならできる…!」「舞菜のファンに好きになってもらおう…!」とカノン。好きな人にキスされたら別の意味で落ち着かない気が……。

そして、キスによって眠りから覚めた心音が、気をとりなおして、歌い始めることになって次号につづく。
『Besten Dank』
引っ張るなぁ……。

今回の質問コーナーは『やぶうち先生がよく使うトーンはなんですか?』というもの。J-244、S-340などと書かれていますが、このへんの知識がない自分には全く分かりません……。

2015年6月6日土曜日

【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第39話

ちゃお 2015年 07 月号 [雑誌]
ちゃお 2015年 07 月号 [雑誌]
ちゃお7月号発売! - やぶうち優のハジさらしな日記

今回もネタバレありの感想エントリーです。
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前回、舞菜が奏四にキスを要求したつづき。
それにたいして承諾した奏四だけれども、その後に、「そんな程度の罰で許してくれるなんて… 心音の言うとおりキミっていい子なんだね」と奏四。
どういうことかと思ったら、チャラい奏四にたいしてファーストキスもまだな真面目な舞菜にキスするのは、舞菜のファーストキスを奪うのだから割にあわないとのことです。つまり、罰だとは思えないとのこと。
そうして、「キミにとっては…ただの…ボクへの“罰”…でしたないもんね…」と言って舞菜にキスしようとする奏四。最近たまに聞く、顎クイです。イケメンだから許される行為ですけど。
その時、舞菜は、(それじゃ…わたしと奥田くんがキス…したって…宍戸さんはなんとも思わないってこと…!?)と思い、ほんの数cm近づいたところでストップする舞菜。ぱっと見1cmほどしか離れていません。奏四の鼻先が舞菜のメガネのフレームについているようにも見えるほど。
自分は経験ないので分からないのですが、キスする時に鼻先が相手のメガネのふれーむに接触することってあるのだろうか。いやまあ、そんなことはどうだっていいのだけれども……(じゃあ言うな)。
そして、「…わたしが本当に許せないのは・あなたじゃなくて宍戸さんだから…!!」と舞菜。この時の舞菜がちょっとかわいいと思った。

一方、心音は相変わらず道路で歌のパフォーマンス。いやだから、観客そこで立ち止まって大丈夫なのかと。コレ警察に見つかったら怒られるだろ。
とにかく心音は、目標の100人を達成したようです。『ありのままの心を放てば 心で受けとめてもらえる…』とのこと。100点の歌じゃなくていいとのことです。まあ、テストでも100点を目指すより、60点ぐらいでいいと思ったほうがいい結果になると何かの本で読んだことある気がします。

場面は戻って奏四と舞菜。心音のことを許せないと言った舞菜にたいして、「…心音…が…? なん…で…?」と聞く奏四。それに対しては無言になって何も返さない舞菜。本当、これ読者としても謎なんだよね。舞菜自身もよく分かってないのだろうか。
その後、舞菜が何も答えないので質問を変える奏四。「どうして『CCに歌詞を盗まれた』…なんてウソついたの?」と。舞菜はそう言われても、「本当に盗まれたのよ…!」と答える。奏四にまで自分は盗んでないと答えるのは意外。一緒に考えた可能性だってあるわけだし。
そして、奏四は舞菜が心音から作詞のメモをもらったことについて、「ルームの監視カメラに映ってるんじゃない…?」と一言。「…詰めが あまいよ…」と奏四。舞菜は恐怖のためか震えています。
それより、詰めが甘いというより、ウソをつくことによってどうなるか考えてなさすぎだよなと。自分に作詞能力があると言ってるようなものだし、作詞を頼まれることだってありえると考えれたと思うのだけど。

つづいて、「…最後にあと1つだけ… “Sirius”…って知ってる?」と奏四。とっさに「…さ…さぁ…なんのことかしら…?」と答える舞菜。「かしら?」って言葉で動揺してると分かりますね。
そうして、「星や星座に興味があるキミなら そんな有名な星知らないはず…ないよね?」と奏四。確かに、何でここで知らないように振る舞っちゃうのかと。

そして、「…キミはきっと心音が怖いんだ」と奏四。「まともに戦えば負けるとわかっているから …だからカゲでこそこそ貶めるようなことを言ったり 心音の足を引っ張るようなことをしたりするんだ」と。
それに対して舞菜は、「ありえない…!」「だってあの人はたまたまお金もちの家に生まれて運がいいだけ…! 実力もない! 努力もしてない!」「実力だってだれがどう見てもわたしのほうが上なのに…!!」とのこと。本当、すごい自信だなぁ。まあ、自信がなかったら動画投稿なんてしないか。歌のテストもよかったんだろうか。いやでも、テストの時は人前で歌うのはダメっぽかったからなぁ。
それにたいして奏四は、「ボクも最初はそう思ってたよ …ボクのほうが上手い…って」と言って、「でも 心音といるうち 心音には絶対かなわないって思うようになった」と奏四。そういえば、奏四は最初のほうから、心音に実力があると思ってたような。そういうことを見抜ける奏四もやっぱりすごいのかもしれないですね。

そして、「心音は今 ドイツにいる」と伝える奏四。逃げたと思って薄笑いしながら「…ふ… ふ~ん…」と言う舞菜。まあ、そう思うよね。村崎さんが「国外逃亡」なんていうミスリードしてたし。
そして、すぐに「逃げたんじゃない 前に進むためだ」と伝える奏四。「心音はいつだって前を向いてがんばってる… …悩んでるヒマなんてないって顔で…」と言い、「…キミがこうして心音を苦しめることばかり考えてる間もね」と奏四。たしかに、今までの流れを見ていると、舞菜は心音を苦しませたいから芸能界に入ったような感じに見受けられる。人気になりたいとかじゃなくて(そもそもそう思うなら、動画投稿時には顔出ししてただろうし)。そんなネガティブな理由でこれからやっていけるのだろうか。

そうして、慌てて「時間…ないから…」と言って走り去る舞菜。
たいして、思わずふらつく奏四。
「…我ながらすげー“ハッタリ”…!」(心音ん家のカラオケルームに監視カメラなんてついてねーし…)
とのこと。そうなのか。カラオケルームって監視カメラがついてる印象がある。
そして、「ていうかオレ… そんなにあそびまくってるように見える…?」「…こう見えてファーストキス… …“まだ”なんですけど…w」とのこと。はたしてそのファーストキスが描かれる日は来るのだろうか。

一方、走り去った舞菜はどこに行ったかというと、なんと心音ん家のカラオケルームへ。店員が幸田さんじゃないことを確認すると急いで質問。
いったい何を聞いたのかと思ったら、監視カメラのことについて聞いたらしいです。すぐに信用したわけではなかったんですね。こうやって人の話を鵜呑みにせず、自分で行動して確かめることはいいことですね(そういう啓発的な話ではありません)。
そこで、「…だましたのね… …わたしを…!!」と怒りに震える舞菜。いや、それをいうなら最初に、「舞菜が必要」と言って、「一緒にデビューしたいとは思わない」と言った時点で騙してたような(もちろん、あれは舞菜が悪いわけだけど)。
そうして、(奥田奏四… いえ…カノン…!! あなたには… 最高の舞台で最高の罰を下してあげるわ…!!)とのことです。
なぜ、芸名のほうにこだわるんだ。心音にたいしても、恨んでいるのは「CC」みたいなこと言ってたし。

そして、日本に帰ってきた心音。後ろには父親の姿も。実は、ラファエルも一緒に日本に来んじゃないかと思ってたのだけど、そんなことはなかった(来月日本に行くという話はなくなったのかもしれない)。
迎えには幸田さんとみらのの姿とカノンも。
カノンはというと、「ドーリィ♪カノン うさ耳CAモード!?」とのことです。心音のリクエストだと思うけどいったいどうやって着替えたのか。それより、心音がいなくてもこれほどの完成度のコスプレができことに驚き。というより、本当、なんでうさ耳?

そうして、気を取り直して「…おかえし 心音…」というカノンと、その声に胸ときめかせる心音。残念ながら、自分にはこの気もちが分からない……。
で、カノンによると、「なんか…ちょっと感じ…かわった…?」とのことで、「なんか…オトナっぽくなった…」とのことです。自分には分かりません。心音のことを心から思っているカノン(というより奏四)だからこそ分かるんでしょうね。

その後、「とりあえず目立つから移動しない?」と幸田さん。まあ、うさ耳のキャビンアテンダントのコスプレがいるだけでどこいっても目立つような気がしますけどね。
そこで、村崎さんが登場。すごい慌てブリで、「わざわざお迎えに…!?」と驚く心音。

まあでもそういうわけではなく、ドーリィ♪に仕事の依頼が来たのでそれを伝えに来たそうです。
そしてその仕事が、『舞菜のライブのゲスト』と分かって時間につづく。
最高の舞台で最高の罰っていうことはあれかな。みんなが注目している中、カノンが男だと明かす感じだろうか。少女少年Iみたいに。いや、さすがに舞菜がカノンのパンツを引きずり下ろす展開はさすがにないだろうけど。

ところで、今回の話はほとんど何も進展がなかったような気がします。ある意味、舞菜がカノンにたいして罰を与えようと思ったのが進展といえば進展か。
ただ、正直言っちゃうと、そろそろ舞菜編は終わって欲しいなというのが本音です。ただ、終わらすとしたらコミックス収録分でキリのいいところだと思うんですよ。で、コミックス収録は5話なので、よくよく考えると前回(舞菜が奏四にキスを要求して終わる話)までが8巻なはずです。ということは、少なくとも、後4回は舞菜とのやりとりがあるんじゃいかなと。どう続けていくのだろうか。みらのの場合、過去話が描かれたけど、舞菜はそんなことが描かれる伏線がでてないんだよなぁ(みらのの場合は、幸田さんと何かあったという伏線があった)。
仲を取り戻すという展開にはなると思うのだけど。どうすればそういう展開になるかが予想つかない。
ここで、Siriusは舞菜じゃなかったとか、舞菜が心音を嫌っている理由はみんなが心音にちやほやしているからだけではなかった、という展開なら面白いと思うのだけど、多分ないよなぁ。

今回の欄外コメントで知ったのですが、6月24日から国立新美術館で開催される『ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム』展でやぶうち優先生の昔の作品が展示されるとのことです。
国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO
8つの章で構成されるそうなのだけど、いったいどこでどのように展示されるのだろうか。

2015年5月21日木曜日

【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン番外編「奏四の思想」

ちゃおデラックス 2015年 07 月号 [雑誌]
ちゃおデラックス 2015年 07 月号 [雑誌]
ちゃおDX7月号発売! - やぶうち優のハジさらしな日記

なぜか、ちゃお本誌はリアル書店で買うのが気が引けるのに、ちゃおDXは買える自分(後、コミックスも)。いったい、なぜちゃおDXだと買えるんだろうかと自分でも疑問に思ってたのだけど、書店を出て気づいた。ちゃおDXだと、カバンに入るからだ……。

今回もネタバレありの感想エントリーです。
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両親が旅行のため、カラオケにて晩御飯を食べに来た奥田家の4兄弟。なぜ、カラオケで晩御飯……。カラオケのメニューって高い印象しかないのだけど。
そして、三女は焼きそば、次女はチャーハン、長女はカレーを頼んだ後に奏四は三女と同じく焼きそばを頼もうとするものの、姉たちからはもう反対。
とにかく、焼きそば、チャーハン、カレー以外にしろと言われるので渋々、パスタを頼む奏四。このカラオケ店、メニュー豊富だなぁ。といっても、カラオケでご飯系って注文したことないからあまり気にしてないけど。
後、個人的には、カラオケ行ってカレーは食べたいとは思わないなぁ。焼きそばやチャーハンはいいけど。

料理が運ばれてくると、いきなり三女が奏四が頼んだパスタを一口取る。どうやら、お互い別々のものを注文して分け合おうと思ったようです。
奏四によると、『男子はこの女子特有の「ひと口!」が苦手である!』とのことです。そんな経験ないから分からない……。

そこで、心音のことを思い出す奏四。心音は奏四がチーズケーキを注文すると自分もチーズケーキを注文し、奏四がアイスティーを注文すると心音もアイスティーを注文することが多いそうです(そうだっけ?)。
奏四によると、『じつは男子は自分が選んだものこそ最高の選択だと思っている(思いたい)!! だから いっしょにいるコが同じものを頼むと気が合うというより「自分の意見に賛成してくれた」とうれしくなる!!』とのことです。な……なるほど……。
なお、解説として、『※じつは心音は異常なまでの“奏四オタク”なので なんでもかんでも奏四と同じにしたいだけだったりする』とのこと。むしろ、それならなおさら、奏四が食べたものを一口もらいたいと思いそうなもんだけど、心音はそんなことしないか。

そうこうしているうちに、パスタを全て姉たちに食べられてしまう奏四。中学1年生の男子なんて、成長期でどんどん食べなきゃいけないというのに……。

あれ? もう終わり? どうやら、今回は4ページだけのようです。物足りない……。

今回の欄外の作者コメントは最後のページに載っていました。
『ここのところたてつづけに服を前後逆に着てしまう。すぐ気づくけど、何かのしわざとして…!』とのこと。
そして、次のページから妖怪ウォッチが漫画が掲載してあるという。

2015年5月10日日曜日

【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第38話

ちゃお 2015年 06 月号 [雑誌]
ちゃお 2015年 06 月号 [雑誌]
ちゃお6月号発売! - やぶうち優のハジさらしな日記

ゴールデンウィークを挟んでいたこともあって遅れました。2日に注文したちゃおが、9日に届くという……。

今回もネタバレありの感想エントリーです。
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心音がドイツに行くと宣言した話のつづき。引き止める話が描かれるのかと思ったら、いきなり空港の場面で、「ココにゃん… 行っちゃったね…」という幸田さんのセリフから始まりました。
傍らにはカノンとみらのも一緒。
一方、幸田さんのセリフにたいしてみらのは、「なに永遠の別れみたくしんみりしちゃってるワケっ!?」「たかが1週間でしょっ!?」とツッコミ。
この場面のカノンの顔、赤くなりすぎだと思うんだけど……。そこまで照れることなのだろうか。
後、幸田さんとみらのは心音のドイツでの過去についてどれぐらい知ってるのだろう。

そうしてドイツへ到着した心音。ドイツって何時間ぐらいかかるのかなと思って調べてみたら、12時間もかかるようです(ドイツへの飛行時間と所要時間 | エアラインガイドJP)。辛そう……。
そうして昔住んでいたであろう家にたどりついた心音。奥にいるのは、父親と母親なんだろうか。父親も一緒にドイツに来たということなのか? そんな急に大丈夫なのか?
で、ドイツということでラファエルも心音をお迎え。心音に会うと早速、「会いたかったよ…!」と言って、挨拶のキスをしようとするものの、心音は条件反射的に避けるという。奏四もいい顔しなかったからその影響でしょうね。
ラファエルはかなりショックを受けてますが。ただ、この描写、ラファエルが腕と顔を上げてキスしようとしてるけど、心音が避けなかったらどんな感じになってたんだ。
それにしても、オーディションの時に「来月 また日本行くコトなった」と言っていたラファエルだけど、ラファエルが日本に行く前に、心音がドイツに行くなんて…(というより、まだ1ヶ月たってないのかと不思議でならないのだけど)。

ちなみに、なぜ心音はドイツに来たかというと、奏四が、「“嫌い”から“好き”にさせればいいんだよ 心音の力で…!」と前回言ったものの、心音としてはその自身がないので、ドイツに言って、ラファエルのいう『天使の歌声』をとり戻しにきたようです。
逃げたんじゃないんですね。前回の村崎さんの『国外逃避トカ』というメールでミスリードさせられました。
ちなみに、心音に指導をするのもラファエルなよう。何でピアニストに歌の指導をお願いするんだろうか。まあ、的外れというほどでもないか。
で、ラファエルからレッスンにあたり、条件が一つ。「ドイツにいる間は日本の友だちと一切連絡をとらないこと」とのこと。
奏四とは話せないわけですね。まあ、国際通話は高いですしね(そういう意味じゃない)。

場面は変わってカラオケ店。
「…ネットの“Sirius”はやっぱり 舞菜ちゃん… じゃないかな…」と幸田さん。
前にカラオケにいる幸田さんと心音が写った写真をネットにあげてたため、そう思ったようです。自分は最初からそうじゃないかと思ってました(ドヤ)。
ただ、改めてこう、Siriusは舞菜なんじゃないかという話をしていると、逆に舞菜じゃないんじゃないかとも思ってしまいます…。

なお、シリウスというのは、幸田さんによると、「夜空でいちばん明るい恒星… 『すべてを焼き焦がす』って意味らしいよ」とのことです。炎上させてるからピッタシな名前ですね。なお、Wikipediaによると、『光り輝くもの』という意味もあるそうです(シリウス - Wikipedia)。

ここで、舞菜となんとか話ができないかと考える奏四。「舞菜ちゃんの仕事場へ行っても ボクらじゃ追い返されるだろうし…」と幸田さん。
しかし、奏四には考えがあるよう。ツイートの位置情報や、投稿した写真のExif情報を見れば、もしかしたら分かるかもしれませんね。

場面は戻ってドイツ。
「エ… ココで…!? 『スターティング☆スター』を歌え って…!?」と驚く心音。どうやら、町の中心部の道路で、歌えとラファエルに言われたそうです。
「だったらドイツ語の歌のほうが… それかドイツ語に訳すとか…」と心音が言うものの、ラファエルはあくまで、「その歌を日本語のままで歌うんだ」とのこと。しかも、振り付け禁止で、「100人立ちどまらせてみろ これが僕のレッスンの課題だ」とのこと。「そんな無茶な…」と心音。うん。無茶だ。
ラファエルは「じゃあボクはそこのカフェから見てるから」とのことで、カフェへ移動。見てるったって、心音と背を向けてるのだけど…。

心音としては、発生練習とか専門的な指導をラファエルにしてほしかったそうです。しかし、言われたからにはやらなきゃいけないので、道の端で歌う心音。横断歩道を向いて歌ってるけど、そもそもその時点で誰も立ち止まらないような……。

一方、日本では舞菜がレッスン中。『スターティング☆スター』を舞菜が作詞したと発表してしまったばかりに、舞菜がその歌を歌うことになったようです。
しかし、何度やっても、「どうしたの舞菜! 何度言わせるの!? それは“カノン”の歌い方でしょ!?」と言われる舞菜。「『スターティング☆スター』はもともとマイナが作詞したんだから もっとマイナらしく歌っていいのよ!?」とのこと。
まあ、いったんカノンが歌っているのを聞いてしまうと、それに影響されてしまうんでしょうね。ものまねタレントの青木隆治もそんなことを言っていたような気がします。“わたしらしく”というのが分からずに落ち込む舞菜。その舞菜に「マイナ…」と声をかけるメジャー(多分)。いや、というよりあんた誰だよ。ちゃんと描かれたことないけど、背の高い舞菜にしか見えないんだけど。もしかして、姉か?

そこで励まそうとしたのか、マネージャーが一言。
「そうそう! つぎのシングルなんだけど…」「プロデューサーがぜひマイナに作詞してほしいって! やったわね!」
完全に墓穴をほってしまいました。思わず、「…わ わたし… …作…作…詞…なん…て…」と言ってしまいそうになる舞菜。
ことがだんだん大きくなっていることに、震える舞菜。
その後、トイレでスマホをチェックし、Siriusのツイートを見る舞菜。『CCは正確悪いブスw』『CC歌ヘタすぎwデビューさせた人見る目なさすぎwww』『ブス・ヘタ・パクリマジサイテーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww』というツイートを見て心が落ち着いたようです。そして、「あは… あははは…」と笑いだしたかと思ったら、涙を流す舞菜。(…全部 あなたのせいよ…!!)と思って、ページをめくると、(宍戸さん…――!!)と舞菜。
最初ここ読んだ時は何も思わなかったのですが、読み返してみると、ちょっと気になった点があります。まず、今まで恨み事をいうときは、「CC」と言っていたのにたいし、今回は「宍戸さん」となっています。たまたまか意味があるのか分からないのですが。
もう一つ、気になったのは、『あなたのせいよ』でいったんページをめくらなきゃいけないので、一見するとこの『あなた』というのが、心音ではなく、『Sirius』のようにも見えるんですよね。よくよく考えたら、舞菜がSiriusであるという場面は今のところ描かれてないんですよね。うーん。やっぱり舞菜じゃないのだろうか。でも、舞菜じゃなかったら誰だよ! って話だし……。

一方、心音は道の端で歌って3日が経ったようです。3日で7人しか立ち止まってもらえてないようです。そして、(…やっぱり無理だよ… もともと声量ないしビブラートもうまくないし …もう“天使の歌声”でもないのに… 100人もふり向かせて立ちどまらせる歌… …なんて)と思い、同時に奏四のことを思い出します。(…会いたい… 声が聴きたいよ…)そう思ったと同時に、自然と歌い出す心音。
心音としては今までと感触が違うと思ったようで、舞菜が脱退した日に、スタジオで歌っていた時と同じ感じがしたそうです。
奏四のことを思うと、聴く人が心を揺さぶられる歌を歌えるようになるそうです。
歌い終えた心音にたいして、立ち止まった人が「ブラーヴォ!!」と言って拍手。「歌詞はわからなかったけどなんか感動した…!!」とのことです。まあ、歌って大事なのはメロディーですしね。たまに、明るい曲調の別れの歌ってあるけど、悲しくならないしね。歌詞だけ見ると悲しくなるけど。

そこで、「やったねココネ…!」とラファエル。「全身全霊をこめた心の底からの声… 魂の叫びは聴く人の心に直接響くんだ…!!」とのこと。
それにたいして、「…じゃあ ワタシ… “天使の歌声”をとり戻せたのかな…!?」と笑顔で聞く心音。そういえば前にスタジオで心音が本気で歌った時に、カノンは、ラファエルの「ココネはドイツの音楽家みんな注目シタ “天使の歌声”の持ち主ダカラ…」という言葉を思い出してましたね。
ただ、それにたいしてラファエルは、「心音はもう“天使”にはなれない」と。「ココネは穢れてしまって… もう純粋無垢な“天使”じゃない」とのことです。その後、「…ココネは人の心の痛みや怖れ・苦しみを知る “人間”になったんだよ」とラファエル。
あれですね。少女少年IIで校長先生が日比野絵梨に言っていたような。
さらに、アンコールをお願いされて、再び歌う心音。たまたまうまくいっただけじゃないかと思ったのですが、今度もうまく歌えたようで、周りの人は聞き入っています。
ラファエルは、(やっぱりさすがだ ボクのココネは…)と思ったようです。いつからお前のものになったのかと。
そして、ラファエルは(ココネ… キミはそうやってどんどん成長しながら きっと…)(何万もの人の心に焼きつく星になるんだろうね…――)とのことです。そんなこと言われると、Siriusはまさか心音の自作自演説を疑いそうになります(それはさすがにありえないだろうけど)。

一方、日本では奏四が舞菜の学校で待ち伏せ。
奏四によると、「ネットで『エルドラド』『Minor』『学校』で検索かけて いくつか出てきた学校を一昨日から1日1校ずつ張りこんでたんだ! 3校目でビンゴ!」とのことです。すごいな奏四。
その後、「…ネットって怖いよね…」とも。

その後、奏四と舞菜は人気のない公園に移動し、移動してすぐに舞菜に頭を下げる奏四。
「ボクのしたことが キミを傷つけたのなら謝る…ゴメン!!」とのこと。「罰ならなんだって受けるから…」とのことです。
そして、舞菜は「『カノンはボクです』…って公表できる…?」と。しかし、それは奏四によると、心音やみらのに迷惑がかかるからできないとのこと。
「ボク1人だけが苦しむような罰を与えてほしい…」と奏四。「罰を受ける側が指図する気…? そんなの聞いたことないんだけど…?」とあきれる舞菜だけど、次に言った言葉が、「まぁいいわ… …じゃあ…」「わたしとキスして…!」とのこと。
「…ねぇ あなたと宍戸さんってつき合ってるんでしょ? わたしとキスしたって宍戸さんが知ったら悲しむわよね…?」「あ…でも宍戸さんにはだまっててあげる…! あなたは望みどおり1人でその秘密を背負うのよ… 何もないフリで宍戸さんにウソをつきながら…ね… それがあなたへの罰よ…!!」とのこと。これは本当に罰なんだろうか。

で、奏四が「いいよ」と返事をして、「ウソをつくことにかけては 自信があるんでね」と言って次号につづく。そりゃ、カノンが女だって嘘をつきながら活動してるぐらいですしね…。

ところで、今回のラストの担当者コメントがなんだか嫌だ。『奏四が舞菜とキス!? やめて~~!!』というものなんだけど、この『やめて~~』というのはいらないだろうと。それは担当が思ってることであって、中には「奏四が舞菜とキスする展開とかwktk」と思ってる人もいそうな気がするのだけど。考え過ぎか……。

というより、本当にキスするかどうかですよね。そもそも、心音ともまだでしょうしね。どうすることやら。

なお、今回の作者コメントは『この原稿が終わったら温泉に行くんだ…。』という変なフラグをたてたものでした。
無事に行けたようで、何よりです(プチ休暇 - やぶうち優のハジさらしな日記)。

それと、5月20日発売のちゃおDX7月号には、ドーリィ♪カノンの番外編が掲載されるようです。久々に買わなければ。今度はもっと早めに読んで感想を書くようにしたいと思います。
実は、ちゃお本誌は書店で買うのは恥ずかしいと思う自分ですが、ちゃおDXはそこまで恥ずかしさを感じない自分です。なぜかは分かりません……。

2015年4月4日土曜日

【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第37話

ちゃお 2015年 05 月号 [雑誌]
ちゃお 2015年 05 月号 [雑誌]
ちゃお5月号発売! - やぶうち優のハジさらしな日記

今月号はやぶうち優先生が執筆した橋本環奈とそのグループについての漫画も収録されています。
やぶうち優が橋本環奈の奇跡のストーリーを執筆、ちゃお5月号にて - コミックナタリー

今回もネタバレありの感想エントリーです。
ネタバレなので、白文字にしてます。見たいかたは、マウスをドラッグするか、Ctrl+Aで見れます。
[ネタバレ表示]というボタンが表示されている方は、そのボタンをクリックすると見れます。
心音が寝ている深夜にもかかわらず、村崎さんから届いたメールで目を覚ますところから始まる今回の話。
『件名:緊急事態!!
アイドリームライブCHでMinorの自撮り配信動画が炎上中!!』という内容。
さっそく動画をチェックする心音。生放送後すぐに配信するような動画なのだろうか? これって多分、生配信だよなぁ? 何で最初から見れるんだ。
動画をチェックすると「…CCに盗まれたんです…!」と涙を流しながら言う舞菜の姿が。最初は舞菜がもし復讐(?)をするとしても、自分だとわからないようにやるだろうなと思ったので、実はこうやって公の場で復讐するのは予想外でした。こんなのすぐにバレそうな気もするんだけどなぁ。

その時、心音のスマホに着信。奏四からで、「ごめん! 起きてた?」と第一声。実際寝てたわけだけど、今何時なんだ。心音が寝てるような時間だから多分午後9時は過ぎてるよなぁ。15歳未満の芸能人が働けるのは午後9時までなので、やっぱり生放送終了後に配信された動画を見てると考えるのが妥当か。

舞菜の動画は続いて、心音と同じクラスだと話し、「わたしがノートに作詞していたら『いいね』『見せて』って言ってきて… …その詞が『スターティング☆スター』の歌詞だったんです…」と舞菜。これって、次の曲では「舞菜に作詞してもらおう」という流れになりかねない発言だと思うのだけど、大丈夫なんだろうか。
その後、「…それが…まさか… こんなことになるなんて…!!」と言って顔を手で覆い、泣き出す舞菜。ああ、メガネに油が……。

次に、口止めされた証拠として「安心して 絶対だれにも言わないって約束するから」「あ…ありがと…」と言う舞菜と心音の会話を録音したものを再生。いつの会話だ? と思ったら、舞菜がカノンが奏四と誰にも言わないって約束した時のものを編集したものらしい。2話ぐらい前だっけ? と思ったら、3話も前だった。ああ、確かにあの時の行動は舞菜が突然そのことに触れて不自然だったね(あれ? お前、『やっぱり舞菜は良い子だったんだ! 』って言ってなかったか?)。

その後、心音と奏四のデート画像を見せて「男女交際禁止なのにもかかわらずチャラチャラあそび歩いてましたよね…?」と舞菜。「それを見て…不真面目なCCさんが許せなくなって同時に胸が痛んだんです… …もうこれ以上だまっておけない… みなさんをだましておくわけにはいかないって…」。新垣隆さんも似たようなこと言ってましたね。その後、新垣隆さんにはどんどん仕事をして、今やバラエティ番組に引っ張りだこです。舞菜もそれにあやかろうとしたのかもしれません。
さて、一方で舞菜の動画にたいするネットでの反応。
『マイナたんゴスロリメイク落とすと地味子www』『ギャプ萌えwww』
もっと他に言うことあるだろ。『涙を拭う時は、メガネを外せ!』とか。

配信終了後、マネージャーらしき女性に支えられてスタジオを後にする舞菜。女性いわく、「マイナが勇気を出して告発してくれなかったら 泣き寝入りするとこだったわ…!」とのこと。そういや、ドラマ版のレミは自分が作った曲じゃないと告発してましたね。漫画のほうのレミは自分が作った曲じゃないのに、自分で作ったことにされたことについて、今はなんとも思ってないのだろうか。

動画を見終えた奏四は「…たいしたシナリオだなまったく…」という感想。普段より地味な姿ででてくることも効果的だと分析。舞菜も確かによく考えてるなぁ。
ただ、奏四としては「こんな茶番 すぐに証明できるだろ テキストデータとか残ってれば…」と思ったそうだけど、心音いわく「『スターティング☆スター』の作詞メモは 舞菜ちゃんにあげちゃったでぇ~す…!!」とのこと。
ちなみに、先日見つけた下記のツイートによると、メモを書いた後のページを鉛筆でこすれば歌詞が浮き上がるんじゃないかとのことです。その発想はなかった。


その後、村崎さんから再びメールが。
『明日からしばらく学校休んだほうがいい(サングラスの絵文字) いっそ国外対比トカ』とのこと。
しかし心音は(きっと…なにか 事情があるハズ…――)と思って、翌日も学校に行くことに。
案の定、「…よく学校来れるよね…」「…いい神経してるー…」と悪口。まあ、義務教育ですしね。
ここで本題とはずれて自分の話。小学生の時に、放課後になる前に学校からいなくなった子がクラスにいて、先生たち必死に捜索してたらしいんだよね(このへん、記憶が曖昧)。その子はどっかで見つかって、どうも自分から学校を抜けだしたそうなのだけど、次の日も普通に登校してきたっていうことがあって。その時にクラスメートが「よく学校来れるよな。迷惑かけといて」って言っているのをなんとなくですが覚えてます。自分は行方不明になった時も次の日に登校して来た時も「へー」「あっそ」という感じだったので何も思わなかったような気がするのですが、そういうふうに思う子もいるんですね。

話は戻って中には、「宍戸さんが作詞してるとことか一度も見たことなかったしー」と言う子も。じゃあ、舞菜が作詞してるところは見たことあったのかと。
と思ったら急に奏四が「…あれ? ない…」と。どうやらペンを無くしたそうです。奏四がキョロキョロしていると、近くにいた女の子の胸ポケットにペンを発見。「あった」と言いながらそのペンを取る奏四。これ、自分がやったら確実に殴られる行為だ……。
そこから、その女の子が奏四のペンを盗んだと取り巻きに疑われるわけですが、その時に「『盗んでない』って信じてもらうのって …難しいよね…」と奏四。
その後、「そのペンさっきいたずらで ボクがキミのポケットに入れたんだから」と奏四。何その手品。しかも胸ポケットって……。

そんな中でも「あたしたちは心音を信じてるからね…!」と心音の友だちは言います。心音は「亜弓ん 真琴ん…」と感激。ここにきてようやく友だちの名前が明らかに。どっちが亜弓でどっちが真琴か分からないけど。
その後すぐに教室に入ってくる教師。時間は8時50分。ちょっと遅くないか? 私立だと電車通学の子も多いしそんなもんなのか?
ちなみに、先生は音楽の先生。レミが転校してきた時に隣にいた女性の先生はいったい誰だったんだ……。
で、その先生によると、「安倍舞菜さんが一身上の都合で 今日づけで転校した」とのこと。本当すごいなこの計画的犯行。

場面は変わって村崎プロダクション。
村崎さんはデートをした心音を怒ります。「アレはカノンでぇ~す!」と言う心音だけれども、「その場にいない人は納得しない」と村崎さん。
カノンは、(心音は舞菜になにもしてない …なのに 全然知らないヤツらからびっくりするほど叩かれる… …これがメディアの威力…なのか…――)(ねっと怖ぇ…)と思ったよう。このあたりはドラマ版でも似たようなことがありましたね。あれはカノンにたいしての攻撃でしたが。やぶうち先生も叩かれるときは叩かれますしね……。レミの小文字言葉がうざいとか…。

その時、デート画像をアップしたりしたコメント主の名前が『Sirius』ということに気づいた幸田さん。Siriusとは星の名前だそうです。星といえば舞菜が持っていた天文関係の本なので、カノンは「…もしかして『Sirius』って舞菜なんじゃ…」と疑う。そして、「こうなったら『Sirius』がだれなのかつきとめてやる…!!」とカノン。これで舞菜だと思って実名と顔写真公開したら、実は全然違う人だったというパターンはネットにはよくあるので注意しましょう。
一方、みらのは「そんなことに使う時間があったら1分1秒でも多く… あたしたちがやるべきことをやるのよっ!!」とのこと。プロですねプロ。最後の『っ』が一つ少ないような気がしますが、書き忘れか?
それについてはカノンも同意したようで、「そうだね! こんな風評 実力を見せつけて…」とのこと。そうそう、犯人探しなんてムダなだけですよね。
と思ったら、今後の予定は全てキャンセルされてドーリィ♪の活動は自粛だそうです。なにこれ、本当に犯人探しする流れなのか……。

場面は変わって、ドーリィ♪が活動自粛と知らされた舞菜。舞菜は少し困惑したようすに見受けられます。「デビューしたてのこの時期にこんな不祥事… 終わったも同然でしょ」というマネージャーの発言には「ふ… ふ~ん… ……」と舞菜。あっ、これはちょっとやりすぎたと反省している感じかな。
と、この場面を見てる時に思ったのですが、違いました。
次のページで、「…ちょっ…と… うまくいきすぎ…かな…? あは… …は…… ……」と不気味に笑う舞菜。すぐに期待は裏切られました。

一方、奏四は路上ライブを企画。「このままじっとだまってるだけじゃ舞菜のウソを認めることになる…! CCは無実だってどうにかして訴えるべきだ」と奏四。いやいや、むこうは動画サイトを通じて言ってきたんだから、こっちも動画サイトでいいだろ。カノンはもともと動画サイトで有名になったわけだし。

奏四によると、「心音に会うまでは“女はみんな敵”だって思ってた…」とのことで、「そんなボクを心音はふり向かせて“好き”にさせた…」とのこと。いきなり何の告白だと思ったら、「…同じように ボクたちを見物に来た人たちを…“嫌い”から“好き”にさせればいいんだよ 心音の力で…!」とのことです。なるほど。ただ、現実なら、自分がそうだからみんなもそうなるに違いないと考えるのは短絡的で危険な気はする。でも、漫画だったら十分ありえることなのかも。

と思ったら、と思ったら、
「…奏四くん… ワタシ…」と心音が言った後、
「ドイツへ行くデス…!!」と心音が言って次回へ続く。

次回からドイツ編ですか(多分、違う)。

今回の質問コーナーは、『舞菜ちゃんは恋したことあるの?』というもの、それに対しての返答は『…え? … むしろどうしてそれを知りたいのかが知りたいわ…★』とのこと。その返答はないだろ……。

それと、今月号のプリパラでドリカノネタがありました。

カノンではなくて、心音の真似。これが、レオナならカノンの真似だったんでしょうね(プリパラは見てないので詳しいことは分かりませんが)。

2015年3月29日日曜日

『ないしょのつぼみ ~あたしのカラダ・あいつのココロ~』を購入しました

ないしょのつぼみ~あたしのカラダ・あいつのココロ~ (小学館ジュニア文庫 や 4-5)
ないしょのつぼみ~あたしのカラダ・あいつのココロ~ (小学館ジュニア文庫 や 4-5)

シリーズ100万部突破ですってよ。ないしょのつぼみシリーズの1~8とめばえの9巻分で100万部ということかな。一番売れたであろう1巻は何万部売れたんだろう。

本作は基本、つぼみ視点の一人称で、話によっては友だちの視点での一人称になるのだけど、太字になっている箇所は浦野視点になっており、それは誰が視点の話でも変わらなかった。8話で一部、浦野視点なのに太字になってない箇所があるけど、間違いなんだろうか? 分かりにくかったのだけど。ただ、誰の視点か分からないようにわざと書いてるようにも読み取れるので間違いじゃないのかもしれない。

オリジナルエピソードについては、悪くはないのだけど、やけに哲学的な話題で、コメディ色のある本作では少し浮いていた印象。そのエピソードで登場したオリキャラもやけに意味深に登場する割には、その後ほとんど登場せず。主人公二人の秘密を唯一知るという重要そうな人物になったのだから、もう少し活かしてほしかったなとは思った。

なお、オリジナルエピソードがあるといっても、ほとんどは原作に忠実。前作では大事な部分が改変(というより、曖昧に)されてたけど、今回はそんなこともなかった。たまに変なところが変わってるのもあったけど。例えば、摩耶がブラジャーをつけはじめた時期が、コミックスのほうでは冬休み(小学4年生)だったのに、本作では春合宿の後(小学5年生)となっている。春合宿でブラジャーをしていることに気付かなかったのはおかしいとでも思ったんだろうか。
後、父親からもらう映画のチケット。コミックスでは「4枚あるからお父さんと2回…。」と言ってからつぼみが「ありがとーっ! みんなで行くねっっ!!」と言う場面だけど、本作では最初から父親が「四枚あるから、お友だちと行ってきなさい」と言って渡していた。まあでも、ここは自分もマンガ読んでる時に「何で父親と同じ映画二回も見に行かなきゃいけないんだよ!」と思ったので、こっちのほうが自然な気はする。

でも、何より一番の改変は家庭教師撃退の話。その時のつぼみだけど、原作では心もつぼみ本人だったのにたいし、本作では心は浦野になってた。まあ、このほうが浦野は摩耶のことが好きなのではないかと思わせられるからかな。

ところで、なぜ第十二話のサブタイが『十二月二十四日』なのだろう。12月24日の話じゃないのだけど……。このサブタイにした理由が全く分からない。

それと、後書きで初めて知ったけど、登場人物の名前はギリシャ神話の神さまからとったらしい。そのあたり、全然詳しくないから分からなかった。イリスぐらいなら確かに聞いたことあるような気がする。

2015年3月5日木曜日

【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第36話

ちゃお 2015年 04 月号 [雑誌]
ちゃお 2015年 04 月号 [雑誌]
ちゃお4月号発売! - やぶうち優のハジさらしな日記

ヤフトピにもなっていた今月号。付録がすごいらしいですよ。

今回もネタバレありの感想エントリーです。
ネタバレなので、白文字にしてます。見たいかたは、マウスをドラッグするか、Ctrl+Aで見れます。
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突然、控室に舞菜が現れて終わった前回。どういう経緯でデビューすることになったか描かれることはあるのだろうか。

そのことについて、「おめでとでぇ~す!」と祝福する心音とオーディションの時の出来事を素直に謝罪する舞菜。よかった、舞菜はやっぱり良い子だったんだ。みらのも根に持ってないと分かって安心します。
一方、カノンは疑いの目。まあ、ほとんどの読者もそう思ってることでしょう(あれ? さっきと言ってること違う。というツッコミはなしでお願いします)。

てっきり舞菜はソロかと思ったら、ユニットのようで、もう一人、『Major』という人と『エルドラド』というユニットを組んだそうです。デビュー曲は、『さなぎの剣(つるぎ)』。ハードロックなメタル調の曲のようです。

♪あなたにあったのが 運の尽き♪
♪すべてが 狂わされてゆく♪
♪サナギのふりしていたけれど♪
♪剣研ぎすまして翼 解き放つわ♪

それに負けじと歌い出すドーリィ♪とレミ。レミが歌った歌詞の一部は、『♪最後~の一葉~はぁ~♪』というもの。歌詞まで小文字言葉か(多分、違う)。それにしても、歌詞見るかぎりまた悲しい雰囲気の歌だけど、こういう歌しか作れないのだろうか。そういえば前に、作詞について「ネガティブな感情を書かせたらピカイチ…!」と言ってたっけ。

一方、その様子を見ていた村崎さんは「今年はほんっと新人が充実してるね~」と言い、つづけて「年末の新人賞が楽しみ…だね♪」とひとりごと。これは伏線でしょうね。ただ、今までのペースで考えたら年末ってまだまだ先な気がしてならない。

次の日。学校に行って友だちに挨拶する心音。この友だちってやけに久々な登場な気がするけど、自分が見落としてるだけだろうか。奏四の取り巻きの印象が強すぎて・・・。
ところで、昨日のテレビは生放送だったらしく、先日まで心音にたかってや人は舞菜のほうに行ってしまったようです(その割には少ない気がするけど)。

そこで、「ってことは…」「MinorとCCって”ライバル”だよね!?」と言うクラスメイト。
それについて、舞菜は、「ライバルっていうよりトップアイドルを目指す…”同志”…かな? ねっ?」と心音に尋ねる。そう言った後、心音の腕に手をまわして、「…でも それ以上に… なんでも話せる”同期の友だち”…だよね★」と舞菜。これってでも、後輩が言う言葉じゃないような気はする。ほんのちょっとの差とはいえ。
多分、舞菜は嫌われないように生きてきて結局友だちもできなかったけど、心音にたいしては嫌ってもらって結構だからこんな大胆なことできるんでしょうね。まあでも、この調子で本当の友だちになれたらいいですね。

ただし、それを気に食わない女の子が一人。心音の腕を引っ張って舞菜から引き離し、「心音ちゃんとアタシゎ ”心友”だょ♪」とレミ。
『アタシのほぅが先に心友になったのよ 事務所だって同じだし なによ アンタなんかド新人のぽっと出のくせに 気ゃすく心音ちゃんに近づかなぃでくれなぃ?』
心の声か実際の発言なのかは分かりません。

放課後、奏四が心音のカラオケルームに行こうとするものの、舞菜が心音にカラオケに誘ったため、奏四は行けないことに。
そして、心音専用ルームについた心音と舞菜。心音専用と聞いて舞菜は驚いてます。
「なるほど~ だから宍戸さんでもデビューできたワケね…」「毎日好きなだけカラオケで歌えるなんて 親がお金もちでラッキーだね★」
ちょっとイラッとする発言ですが、友だちできない人ってこういう感じかもしれませんね。
ただ、心音はあまりここでは歌わないらしく、「ココはワタシがおもに作詞作曲をする創作ルームなんでぇ~す」と心音。自分にはない才能があって舞菜は嫉妬します。
そうして、「宍戸さんは詞とか曲とかどんなふうに作ってるの!?」と聞く舞菜。心音がなかなか答えられないでいると、「ていうか… ホントに自分で考えてるの?」と聞く舞菜。
なんと失礼な発言だ! と最初思ったけど、レミだって最初は自分で歌作ってることになってたけど、実際はそうじゃなかったからね。まあ、そこまでへんな質問じゃないかもしれない。逆に褒め言葉にとらえることもできそうな気がする。
というわけで、作詞作曲の仕方を説明する心音。
「詞は思いついたらこの手帳に書いて 曲はおもにこのパソコンで…」
すると「見せて見せて」と言って手帳を見る舞菜。まだ発表してない歌があったら盗むつもりか。と思ったけどそんなことはなかった。
「コレって「シューティング☆スター」の歌詞じゃない!?」と言って感動する(多分)舞菜。
つづけて舞菜は、「ねぇ このページもらってもいい?」とねだる。心音は気安くあげてしまいます。舞菜いわく、「”親友”の証…」だそうです。『心友』ではないんですね。
それにしてもこれ、絶対悪いことたくらんでますよね。僕には分かります。
『CCの直筆作詞メモ』とか言ってヤフオクに売る気だ。そうに違いない。悪いやつだ。

そしてカラオケに来たのだから歌い出す二人。
心音の歌にたいして舞菜が一言。
「…宍戸さんの歌って…なんか…素人っぽいよね…」
お前それ、心音の過去知ってても言えるのか!
「ネットでもよく歌ヘタって言われるし」「でもヘタなの気にするコトないよ~ 宍戸さんくらいヘタな人プロでもたくさんいるし」「アイドルの本質はきっと歌の上手い下手にあるわけじゃないから★」
そういや、最初は自分の歌は下手だと気にしてましたね。

つづいて、舞菜が歌い出す。心音はその歌を聞いて、やっぱり上手いと思い、うらやましがります。
(もっと 上手くなりたい 舞菜ちゃんみたいに)
お互い、自分にない相手の才能をうらやんでる感じですね。これは意外と、コンビ組むのも面白いかもしれませんね(ないだろうけど)。

(舞菜ちゃんみたいに 正確に 思いどおりに  ビブラートを使いこなせたら… 震えるココロを…あふれる思いを… もっとちゃんと歌にこめて伝えられるのに…)
(舞菜ちゃんみたいに… あのころの… 怖いモノなんてナニもなかったワタシみたいに… 自信をもって歌えたら…)

(奏四きゅんと 高く 遠くへ いっしょに飛んでいけるのに…―――)
って、なんだこの死んだ後の描写のような絵は。天国にでも旅立つ気か。

数日後、舞菜が仕事なため一人で帰る心音。家に、というよりカラオケルームにつくと先に奏四が来ていました。まあ、前回恋愛禁止と言われた以上、外では二人きりにならないようにしてるのかもしれませんね。
カラオケルームに入ると「…ったく ここんとこずっと舞菜と2人でいるから 気になって仕方がないよ…」と奏四。
「舞菜ちゃんのコト…まだ疑ってるデスか?」
「…まあ完全に信用したワケじゃない…ね」
「そんな…! 舞菜ちゃんいいコでぇ~す!」
そんなやりとりをした後の奏四の発言が以下。

「…少なくとも ボクにとっては」「ボクと心音の時間を横どりする 邪魔なヤツ…かな…!」

いきなり恥ずかしいセリフ言うな! 油断してた。何このかっこいい発言言ってみたい。
「すくなくともぼくにとっ……」やめとこ。

そうして、もし何かあったら心音は自分が守ると誓う奏四。
(たとえもう”奏四”の姿で心音と表を歩けなくても”カノン”が心音を守るから…――)

いっぽう、舞菜は緊急生放送をはじめました。
「…こんばんは…”エメドラド”のMinorです… 今日は…みなさんに聞いてほしいことがあります…」
「”ドーリィ♪”の『スターティング☆スター』の歌詞を作ったのは …わたしです…」
「…CCに盗まれたんです…!!」
えっ・・・? あの歌詞ってヤフオクで売るんじゃなかったの?

これで、心音はどういう反応をとるんでしょうね。あの歌は、舞菜がキッカケで作ったものだから、あながちウソじゃないと思って認めてしまうような気もしなくはないのですが、そこは次回を楽しみにしておきます。

2015年2月28日土曜日

『ドーリィ♪カノン』の7巻を購入しました

ドーリィ♪カノン 7 (ちゃおコミックス)
ドーリィ♪カノン 7 (ちゃおコミックス)
「ドリ♪カノ」7巻発売! - やぶうち優のハジさらしな日記

全巻の表紙が背景と服装が補色関係だったのに対し、今回はどちらもピンクです。どっから服か分からない(さすがにそれはないというツッコミはやめてください)

収録してある話の感想は下記のとおり。
【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第29話 | yuuの少女少年FANブログ
【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第30話 | yuuの少女少年FANブログ
【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第31話 | yuuの少女少年FANブログ
【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第32話 | yuuの少女少年FANブログ
【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第33話 | yuuの少女少年FANブログ
【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン番外編「タクト★アラタクト」 | yuuの少女少年FANブログ

今回は後書き漫画はなしです。ただ、カバーに書かれている作者からのメッセージによると、毎回ぶっつけでお話を作ってるので、みらのが同じユニットになったり新キャラの舞菜があんなキャラになるなんて先生自身も想定外だったそうです。まあ、あの展開を予想できた人はそうそういないだろうしね……(特に舞菜のほうは賛否あるようだし、個人的にはショックだった)。

ちなみに、やけに白いと言われていた31話ですが、コミックスではちゃんと塗られていました。時間なかったんでしょうね。ある意味、貴重かもしれない。
上がちゃお本誌掲載で、下がコミックスです。こうやって比較してみると確かに白いですね。自分はそんなに気にならなかったんですが、気にする人は気にするみたいです。


それと、最後の広告に、ないしょのつぼみ小説版の第2段が3月27日ごろ発売と書かれていました(ただし、e-honのサイトでは3月25日となってます:ないしょのつぼみ あたしのカラダ・ぼくのココロ 小学館ジュニア文庫/相馬来良 やぶうち優/原作・イラスト 本・コミック : オンライン書店e-hon)。
ところで、第2段はないしょのつぼみ2ではなく、ないしょのつぼみ6の話だそうです。個人的にないしょのつぼみで一番好きなのは6なので、これはうれしい情報です。

2015年2月7日土曜日

【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第35話

ちゃお 2015年 03 月号 [雑誌]
ちゃお 2015年 03 月号 [雑誌]
ちゃお3月号発売! - やぶうち優のハジさらしな日記

今回はなんと表紙に心音とカノン。感慨深いです。

今回もネタバレありの感想エントリーです。
ネタバレなので、白文字にしてます。見たいかたは、マウスをドラッグするか、Ctrl+Aで見れます。
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「え? アイドリイベント?」
と言う心音の言葉で始まる今回。こういう始まり方が少女少年のどこかであったような気がするけど、思い出せない。

とにかく、奏四によるとベイエリアのソーラーワールドという場所でそんなイベントをやっているらしく、カップルでいくとアイドリオリジナルのスマホの待ち受けがもらえるそうです。なんとその待受、アイドリが二人のスマホを行ったり来たりする仕様らしい。こういう待受できたら確かに面白そうですね。
それより、いつの間に二人はスマホに買い替えたんだ。

で、次の土曜日に『ドーリィ♪』のライブが終わった後にイベントに奏四と心音がデートしに行くことに。

ところで、ここでライブのポスターが描かれているのですが、日付が9月12日となっています。あれ? なんだかいろいろおかしいような…。2学期になって何回も土曜日が来てるはずなのに、なんでまだ9月12日なんだ…。いやでも、2学期になったから9月だろうと自分が思っただけで、2学期が始まったのが8月だったということはありえるか? いや、それとも現実の日本と同じように時が進と考えるのが間違いか…

というわけでライブ当日、場所はショッピングモールの広場で、握手会もかれているようです。
相変わらずというかなんというか、客層が大人な人ばかりっぽいんですが、少しは子どもも描いててよかったんじゃと思わなくないです。

ライブと握手会のイベント終了後、控室らしきところで、「上々の集客」と村崎さんから伝えられるドーリィ♪と幸田さん。相変わらず幸田さんは普通にいるのだけど、どういう経緯でドーリィ♪の後ろでベースを弾くことになったのか語られることはないのだろうか。個人的に突然のできごとな気がして驚いてるのだけれども。
そして、「ボクの目に狂いはなかったね☆」と自画自讃している村崎さんの話を聞かずにスマホをチェックする幸田さん。
どうやらライブに来た人のコメントをチェックしていたらしく、そのうちの一人がライブの写真をアップしていたようです。
『ねてるw』とコメントを付け加えて心音が目をつぶっている瞬間の写真や、『CC1人だけちがww フリまちがえるとかww』というコメントを付けて心音だけフリを間違えてる写真とか、『小指wwww』というコメントを付けてマイクを持つ時に小指を立てている心音の写真とか、『ベージュ! ダサwwwww』というコメントにたいして、心音のパンチラ写真とか。写真はスカートより下部分しか写ってないのですが、コメントが途中からなので、多分最初のほうに『CCのパンツ』とでも書かれていたのでしょう。

それにたいしてカノンは(オレでも生で見たことないのに…!!)と思いながらワナワナと震えて怒っています。
この言葉を見て、カラオケルームにて奏四が心音にたいしてパンツを見たいとお願いし、「ハ…恥ずかしいでぇ~す」と言いながら心音がスカートをたくしあげしている姿を想像した人は変態です。

コメント主は全て、『シリウス』という人だったようです。心音は、「もっとカワイイパンツにすればよかったでぇ~す!!」と落ち込みます。こんなスカートはいてて見せパンじゃないというのもどうかと思います。

そこで村崎さんは思い出したように前に投稿されたであろうSiriusのコメント見せます。投稿されてる写真はいつものカラオケのレジのところで、仲良さそうに喋っている幸田さんと心音の写真。
コメントはというと、『この2人カレカノっぽ♥ 仲よすぎw ドーリィ♪のバックでベース弾いてる ほぼ確定wwwww』というもの。いやこれ、誰か特定できるよな・・・。

それを見て、「つきあってないですッ」と断じて言い切るカノン。目を回す心音。幸田さんに疑いの目を向けるみらの。「ま… まったくのデマです…」と抗議する幸田さん。
みらのの反応が何を思ってるか想像できて面白いです。
と、これを受けて「今後一切 男女交際厳禁ね!」と伝える幸田さん。それを受けてショックを受ける4人。この反応は、みらのと幸田さんも交際しているということでいいのだろうか。

というわけで、デートはあきらめる心音。ただ、カノンが「ボクが… "奏四"として心音とデートしたいから…!」と伝えてアイドリイベントに行くことに。
『奏四きゅん デート♥モード』ということで奏四姿に着替え。心音はメガネをかけて変装してます。

デートの中で、心音と奏四は観覧車に乗ることに。なぜか黙りこむ二人。観覧車という密室空間が相手を意識してしまって喋れないそうです。前にカノンの姿で乗った時は楽しそうにしてたのに。
とりあえず、話題をふろうと奏四は心音にたいして「どんな時に詞や曲を思いつくの?」とたずねる。
それについて心音は「ワタシの歌は奏四くんの歌…デスよ?」と返答。
「話し終わる時はだいたい"ド"」「つづく時は"レ"から"ファ"。驚いた時は"ソ"から"シ"」「もちろん正確な音階になってるわけじゃないデスけど 会話のイントネーションは誰もが奏でている独自の音楽…」
とのことです。絶対音感すごいな。そんなことまで分かるのか。
「その中で… 奏四くんの奏でる音がワタシにとってこの世でいちばんきゅんとするメロディーなんでぇ~す♪」とのことです。
まさかそんなところまで好みがあるとは思わなかった。

で、なぜかそこで「…心音… …そっち…行っても いい…?」と奏四が言って心音の座ってる側に行こうとし、ぐらついて心音と奏四の顔が密着寸前までいってしまいます。どう見てもこのままキスする流れです。
ページをめくると観覧車が地上に到着しました。結局キスはしなかったようです。

で、観覧車から降りるなり大勢の人が「CCちゃん! ほんとだいたーーっ!!」と言いながら駆け寄ってくる。
心音は困惑するも、いつの間にか奏四の姿が消えていて、そのすぐ後に「ごめ~ん! トイレどーしてもガマンできなくて観覧車降りてすぐダッシュで行ってきちゃった!」と駆け寄ってくるカノン。カノンといっても、服装は変わっていないので、正直ほとんど奏四と変わってないようにも見受けられます。髪型を少し変えてつけまつげをしたぐらいじゃないかな。
これでカノンと思うってすごくないか。これでカノンと分かるなら、奏四がカノンと気づく人がいてもよさそうだけど…。特に姉。

「だれだカレシとデートとかゆーデマ流したヤツ!」と怒ってる人にたいして、「えへっ! デートは正解! 私とCCの…ねッ♪」とカノン。百合厨歓喜ですね(違う)。
そうして「行こっ!」と言って心音の手を引っ張り、そこから去るカノン。心音のメガネ描き忘れてませんか。
なお、心音がデートしてると流したのはやはりSiriusだったようです。『CCデート中なう』というコメントにたいして、心音と奏四の背後から撮った写真。『カレシとデート』とは書かれてません。

そのSiriusが投稿したコメント見てるのは舞菜でした。ちゃんと描かれてませんがSiriusは舞菜なんでしょうね。もちろん、Siriusという人が別にいて、そのコメントを舞菜が見ているという可能性もないわけではないですが。
「…奥田くんとカレカノだったなんて… どんだけ恵まれてるの…」と舞菜。あぁ、やっぱり気づいてなかったのか。
そして、「どうして…どうしてあんたはそんなになんでももってるの…?」と嫉妬する舞菜。音楽の才能があってイケメンのカレシがいて金持ちですしね。妬む人は妬むんでしょうね。
「ねぇ1つぐらい…」「わたしにちょうだいよ…」
これは、心音に好意を寄せているラファエルを舞菜へあげる伏線ですかね(違う)。

場面は変わって楽屋。スマホをぽーっと見つめる心音の姿ですが、いったい何を見ているんでしょうか。もしかしてSiriusが投稿した写真なんでしょうか。
そこに、「なぁにそれ?」と聞くレミといきなりあらわれたことに驚く心音。どうやら、はじめてレミとドーリィ♪が一緒の番組にでることになったようです。
で、ノックの音がしてカノンも楽屋入り。
カノンにたしいてレミが「どぉしてココで着がぇないの?」とたずねます。そういや、カノンが奏四だって知りませんでしたね。はたしてレミにバレる時はくるんでしょうか。

で、それには答えずレミが別の話題を心音にふる。
「そぉぃぇば… 心音ちゃん聞ぃた?」
キター。小文字三連続。四文字連続のセリフが出ることは今後あるのだろうか。
で、その後に「今日のゲスト…」と言ったかと思えば、「おはようございます!」と言って誰かが入ってくる。

「今日デビューするMinor(マイナ)です よろしくお願いしま~す★」と言いながらゴスロリ(?)服を着た舞菜が登場して次回につづく。
よかった、舞菜も無事デビューできたんですね。さっきの「1つぐらいわたしにちょうだいよ」という言葉はデビューしたいということだったんですね。これで心音のことを恨む必要はもうない…。なわけがなさそうですが。
うーん。どういう経緯でデビューすることになったんだか、自分で別の事務所にアプローチしたか、もともと動画サイトで人気だったからタイミングよく別の事務所からスカウト受けたか。
多分、そのへんは次回語られると思うので楽しみにしておこうと思います。

そういやこないだYahoo!知恵袋にて、下記のような質問が投稿されてました。
ドーリィ♪カノン、舞菜は心音と和解することってあり得ない? - Yahoo!知恵袋
だいたい、最終的には和解するだろうと思っているようです。自分もそうだけど。


今回のちゃおは『私たちのスクールライフ』という漫画家先生たちへアンケートをとった記事があったのですが、やぶうち先生も何問か答えていました。
まず、学校生活においてどんなことで悩んでいたか? という質問にたいしては、
『ゲームをしたり男子と遊ぶのが楽しかったけど、それをよく思わない女子の特定のグロープに睨まれた…(>_<)』と回答が。
ああ、だから男の人に人気なんですね。

後、先生にとっての“学生時代”とは? という質問には、
無意識の切り傷 普段は忘れているけど、思い出すと痛くてむずがゆいものだから。』と回答。
とらえようによっては、思い出したくない過去だと読み取れなくないですが、多分そんなことはないのでしょう。多分。

どうでもいいけど、この記事ところどころ非常に文字が読みにくい箇所がある。いいのかこれで。

2015年1月12日月曜日

『少女少年Complete』を購入しました

【とらのあなWebSite】少女少年Complete
通販サイトのページにリンクしてますが、購入した場所はなんば店です。
そもそも、通販のほうは2015年1月12日20時15分現在、在庫がなくなっているようなので、店舗在庫検索のページのリンクも貼っておきます。
少女少年Complete やぶうち本舗★Utopia
少女少年ペーパーバッグ やぶうち本舗★Utopia

一応、買ったという証拠に写真も載っけておきます。
 すでにPDF版(少女少年Complete【やぶうち本舗☆Utopia】をダウンロード - メロンブックス DL)は購入したのですが、さすがにこれは買わなきゃいけないだろうと思って本日、購入しました。その割には買うのが遅いような・・・、なんて思うのはやめてください。

基本、今まで販売された別冊少女少年や少女少年のイラストを収録した同人誌となっていますが、それに+αで、奏四視点での心音との出会いの話の『奏四がそうしてそうなった vol.0』と、後書き4コマ漫画が収録されています。後書き漫画をよんで初めて、各キャラが指でシリーズナンバーを示していると分かりました。

冬コミ前にこのイラストは公開されていたのだから、その時点で気づきたかったです・・・。

それと、過去の別冊少女少年が収録されていると書きましたが、別冊少女少年2号に収録されたたちばな真未先生のいちごの絵と別冊少女少年3号に収録されたHANさんという方のVIのキャラの絵は収録されていません。

ところで、このHANさんって他にどういう活動をしてるのか調べても全く分からないんですよね。掲載してあったイラストのコメントには『モブとか描いてるHANという者です』と書いてあるのだけど。
一つ気になったのは、先日の『とんでぶーりん20th』のツイッターアカウントの下記ツイート。


『HANGUP!』という方がHANと省略されてるんですよね。ただたんに省略してるだけだから別人の可能性は大いにあると思うのだけど、HANGUPだったらむしろ省略はHANGじゃないかと思ったり・・・。
ちなみに、このHANGUP!さんもどういった方なのか分かりませんでした。"HANGUP!"で検索したら、英単語のほうの『hangup』についてのページばかり引っかかってしまいます。アンド検索で『やぶうち優』や『ぶーりん』と一緒に検索しても、『とんでぶーりん20周年アンソロジー』に関するページばかり。
そこまで気になってるわけではないのですが、知ってる人いたら教えていただけるとうれしいです。


以下、まったくもってどうでもいい話です。今回『少女少年Complete』を買いに難波まで行った時の話をします。
まず、なぜ自分が通販ではなく、難波まで行こうとしたかというと、通販の送料より地下鉄なんば駅までの交通費のほうが安いと分かったからです(途中までは定期でいける)。そう思ったのが、1月11日の夜のこと。その時点では通販まだ在庫あったんですけどね(それどころか、今日の午前中にも『極小』なっていましたので、まだ残っていました)。

それはともかくとして、最初に紹介した在庫検索ページでなんば店には在庫があることを確認し、なんば店に行くことにしたのはいいものの、とらのあななんば店には行ったことがありません(梅田店はある)。いや、それどころか難波にすら就活で数回行ったことがあるぐらいで、それ以外はほとんど行ったことがありません。そのため、まずは店舗ページを見てどこにあるか調べました。
そうすると、親切なことに、ルート案内ページがあるので、そのページをスマホで確認しながら行こうと思いました。
そうしていざ、本日の午前10時23分、大阪市営地下鉄御堂筋線なんば駅についた自分はスマホから上記ページを開き、順路1に書いてある目印を探すことに。ルート案内ページには『御堂筋線の南南改札から出ます』と書いてあります。が、残念ながらどこが『南南改札』なのか分からず、しかたなしに南にむかって歩くことに。そして、ルート案内は飛び飛びすぎて分からないと思い、グーグルマップで移動することにしました。
とりあえず外に出てみようと地下から上にあがると、ついたのが南海なんば駅の改札。自分は南の方角に歩いてきて、目的地は東側にあるので、左側にでようと思ったのですが、左側は店舗でうめつくされており、外にでることはできません(確か、マクドナルドがあった)。一方、右側は外への出口がありました。しかたがないので大回りになるが、右側からでていこう、と思って外にでてみると、急に就活の苦い記憶が蘇り、さっそうと改札前まで戻りました(なんばパークスで行われたグループディスカッションで一言も喋ることができず、3時間後にお祈りメールが届いたという記憶がががが・・・)。
仕方がないので、いったん改札と反対側、つまり来た方角にある高島屋に入り、そこから出口を探すことに。どう考えてもこの場所には場違いな格好で歩きながらずっと右側(東側)に出口がないか探し、エレベーターの前にフロアマップを発見したのでそれを見ていると・・・。今いるところが2階だということが分かりました・・・。
なんば駅|南海電鉄

さて、そこから1階にいって外にでれたのはいいものの、全く道がわかりません。もちろん、グーグルマップでだいたいどの方向かはわかるので、それを見ながら目的地のほうへ歩いていきました。自分、25年近く関西に住んでいますが、なんばグランド花月を初めて見ました。となりにはなぜかAKB48 CAFEがありました。

それはともかく、外にでて10分ほど歩いているものの、なかなか目的地につきません。思ったより遠いということが分かりました。途中、「こんなでかい買取りまっくすがあるのかー」とか思いながら歩いていると、大きい駐車場までたどりつき、その横をずっと歩いていたのですが、ふと駐車場のある左側を見てみると、ありました。『とらのあな』という看板が。

さっそくそこまで移動し、中に入って『少女少年Complete』を探してみるものの、見つかりません。それどころか、漫画やライトノベルやアニソンCDは売られているものの、商業誌ばかりで同人誌がどこにも見当たりません。しかたなく、店員さんに『少女少年Complete』のスマホのとらのあなの在庫ページを見せて、「これ探してるんですがどこにありますか? なんば店Aに在庫があると書いてあるのであると思うんですが・・・」というふうに尋ねると、「これはとらのあなさんですね。外にでて階段あがってください」という返事。なんと、自分が入っていたのはゲーマーズなんば店でした・・・。何そのオチ・・・(自分が悪いのだけど・・・)。

とりあえず外にでて分かりにくい場所にある階段を見つけ、階段を登るとたしかにとらのあながありました。店に入ってみると、先ほど入ったゲーマーズと似たような品揃いです。それなら、もっと別の場所に店置けよ・・・。と思いながら店の奥に入ってみると、先ほどのゲーマーズとは違い、同人誌コーナーがありました。で、『少女少年Complete』を探してみたものの、見つからない・・・。新刊コーナーやまんが棚、オリジナル棚を探したものの見つからない・・・。だいたい自分はものを探すのが苦手だということを思い出し、女性店員さんにたずねることに(話は変わりますが、思ったより女性の店員さんが多かった印象を受けました)。必死にコンピュータにむかって検索したり探しに行ってくれたりしたものの、見つからないようで、男性店員さんに交代。自分はレジの近くで待っておきながら、もう品切れになってたらどうしよう・・・と心配になったのですが、2分ほどして持ってきてくれました。いったい、どこにあったのだろうか。聞けばよかった。
袋は『冴えない彼女の育てかた』と『失われた未来を求めて』のイラスト付き広告になっていました。とりあえず、カバンに入れることにしました。

さて、ここで帰ってもよかったのですが、在庫ページによると、『少女少年ペーパーバッグ』がなんば店Aに売ってないのでなんば店Bに移動することに。なんで一箇所にまとめてくれないんだ・・・。そういう作戦か? これがマーケティングなのか?
とはいってもさほど遠いわけでもないので、なんば店Bがある隣の道路に移動することに。遠目でみると閉まっているように見えて不安でしたが、近づいてみると開いていることが確認できました(店舗ページの一番右の写真参考。真ん中のシャッターが閉まってるうえに、ドアを開かないと入れません)。
ただ、ただここで驚愕の事実を知ります。店を入ったところにある掲示板に書いてあった言葉。『女性向け同人誌』。案の定、店の中の客層を見ると、女性しかいませんでした(店員は男ばかりでした)。
参考:とらのあな、日本橋エリア2店舗体制に 女性向け新店舗「なんば店B」オープン  | NIPPON-BASHI SHOP HEADLINE
そんな店があるのか・・・。と思いながら、意を決して(というほど気もちをこめたわけではないのですが)、『少女少年ペーパーバッグ』を探すものの、これまた見つからない。グッズコーナーは本棚1つ分しかないのにどこにも見つかりません。新刊コーナーのほうかと思ってそちらに移動してみたものの見つかりません。これまた仕方なく、スマホで『少女少年ペーパーバッグ』を開いたページを開いた状態にして差し出し、どこにあるか尋ねると、レジの裏から持ってきてくれました。そこにあるのかよ・・・。
そんなわけで無事、『少女少年ペーパーバッグ』も購入することができました。大きくてカバンに入らなかったのですが、袋の裏側が黒一色、表側も『Tora no Ana Akihabara』とほぼ文字だけで(イラストもとらのあなのキャラクターのシルエットが一つあるのみ)、一見どこの袋か分からないので安心して持ち歩けました。
今度から、探してる物が見つからなかったら、できるだけ早く店員さんに聞くようにしようと思います。できるのなら、本棚検索用の端末をおいてほしいと思いました。