2016年1月31日日曜日

やぶうち優先生の次回作を予想してみる

気づけば、今年初のエントリーです。何で一応言っておきます。

あけましておめでとうございます(今更)

さて、ドーリィ♪カノンは2月号で最終回をむかえましたが、4月号からやぶうち優先生の最新作がスタートするそうです。

というわけで今回は、最新作のストーリーを予想してみたいと思います(一部、希望あり)。
まあ、後数日するとちゃお3月号が発売されて次号予告で判明することなんですけどね……

・SF(すこしふしぎ)系の作品
すこしふしぎとは、故藤子・F・不二雄先生が提唱した概念で、日常世界に少し不思議なできごとが紛れ込んでいる作品のことを指します。知ってる人も多いと思いますが、やぶうち先生は藤子先生リスペクトで、ないしょのつぼみ等、すこしふしぎな世界観の作品も多く書かれています(やぶうち本人への質問|自分が好きだとか、尊敬出来る作家さんを教えてください。)。
やぶうち優ファンBOOKにも、“これから書きたいテーマ”について、“日常の中のS(すこし)F(ふしぎ)を、生命のテーマに絡めて描いていけたらいいなぁと思っています。”と書かれており、今後も『すこしふしぎ』な作品を書かれていくものと思われます。

・過去作品の続編
近年の漫画界では過去の名作作品の続編の連載が多いように思います。例えば、『赤ずきんチャチャ』は2012年より続編の『赤ずきんチャチャN』が連載中、『花より男子』は2015年より『花のち晴れ』という名前で続編が連載、『タッチ』は2012年より続編の『MIX』が連載、『魔法陣グルグル』の続編も2012年より連載中、『フルーツバスケット』の続編も2015年より連載中と、いろんな過去の名作漫画の続編が連載しています。
というわけで、やぶうち先生も昔の作品の続編というのもありなんじゃないかと思います(とはいっても、『ドーリィ♪カノン』自体が少女少年の続編、というより後継作品にあたるわけですが……)。
例えば、今年は水色時代が連載開始してから25周年を迎えます。さらに、アニメ放映は1996年だったので20周年なわけです。ということで、水色時代の続編で、優子と博士の娘が主役の物語なんて面白そうな気がします。
他に、やぶうち先生の名作といえば『ないしょのつぼみ』があります。こちらは連載開始が2004年なので12年前とあまりキリはよくありませんが、12歳の沙耶が主役の物語なんてのも面白そうです。そうなると、タイムリープ物な可能性もありますね。
まあ、直接な続編・後継作品とはいわなくても、過去作品と世界観が繋がっている作品なんかは面白いかもしれません(もはや予想じゃない)。

・性教育漫画
やぶうち先生の作品としてあげられるジャンルなので候補にあげてみました。ただ、今のちゃおは『12歳』が性教育漫画っぽいところがあるのでかぶるから無いと思います。とはいっても、『12歳』は性教育漫画というより、小学生が主役の恋愛漫画という感じです。どちらかというと、『コッチ向いてみい子』のほうが性教育漫画っぽい時があります。
ただ、今は小学館の学習雑誌もないので、小学生向けの性教育漫画というものはなかなかなく、性の知識を分かりやすく得る機会は少なくなってるんじゃないかと思います。ということで、今こそ、性教育漫画を書くべきなのではないかと思わなくもないです。

・世界の果ての真ん中で
ジャンルじゃなくて作品名ですが、なかなかコミックスになりそうな気配がないので、いっそのことちゃお本誌で連載してコミックス化してほしいです。ただ、もし新連載が『世界の果ての真ん中で』なら、そう告知している可能性は高そうなので、この可能性は少ないかもしれません。

・動物物。というより、鳥物
具体的にどういうストーリーかは思いつきませんが、やぶうち先生は鳥(とくに文鳥)が好きなので、鳥にからんだ話なんかはあるかもしれませんね。といっても、過去作品で思いつくのは、短編のチコの願いと、ないしょのつぼみ0期ぐらいですが。

・職業物
少し古いですが、2014年5月号に載っていた『ちゃおっ娘平均値』というコーナーに、『あこがれの職業は?』という項目があり、それによると1位が漫画家、2位がパティシエ、3位がデザイナーでした。それを反映してか、2016年1月号まで『恋するキッチン』というパティシエ漫画が連載されていました。また、デザイナーだけだと範囲は広いですが、ファッションデザイナーについての漫画はちゃおで何回か連載してた覚えがあります。漫画家についての作品は意外となかった気がしますが、『オレ様キングダム』という逆ハーレム漫画の主人公は漫画家という設定でした。というわけで、職業物というのはありかもしれません。すでに、『まほちゅー』で漫画家漫画を描いていますが、雑誌が途中で休刊のために終わらせたのであって、休刊になっていなかったらもうちょっと続けれたんじゃないかと思わなくもありません(特に、4巻に登場のことぶききららはもっと絡ませるつもりだったと思う)。
でも、ただ人気の職業だからそれを漫画にするという発想はそれはそれでいいんですが、今後注目の職業の漫画というのも未来の担い手たちには必要じゃないかと思うのです。というわけで、今注目の職業、プログラマについての漫画なんかいいかと思います。最近は小学生・子ども向けのプログラミング教室なんかも増えており、ラジオでもCMをよく耳にするようになりました。それどころか、女の子向けのプログラミングやITの教室なんてものもあるそうです(Code Girls | コードガールズ | 女子中学生、女子高校生のためのITワークショップ)。もうこれは時代の流れなのでほうっておけません。プログラミングに関する漫画がでてくるのも近いのではないかと思います。
別に、主人公がプログラマである必要はありません。『主人公は絵を描くのが好きな女の子。Pixivのようなイラスト投稿サービスで絵を投稿しているある日、そのサービスの公式キャラ募集の案内が。早速投稿してみるとなんと優勝。記念に会社案内をするとのことなので行ってみると、なんとそこの社長がクラスメイトの男の子で……。』
いや、これじゃあプログラミングの要素がないか。他にも、『主人公は絵を描くのが得意な女の子。ある日、スマホでたまたま見つけたゲームアプリをダウンロードした主人公。試しに遊んでみるものの、ゲーム性はそこそこなものの、絵が下手くそ。ウェブサイトも非常に見づらい。翌日、友だちとそのクソゲーの話をして、「私のほうがもっと面白いゲームを作れる」なんて言うと、その後に憧れていたクラスメイトの男の子に呼ばれ、ドキドキしながら屋上に向かうと、男の子が一言、「ゲーム制作を手伝ってくれないか」』。
もはや、予想ではなく、ただの妄想です。


なんにせよ、次作はやぶうち先生の希望ではなく、担当さんや編集長の意見をもとにした作品になりそうです(打ち合わせ - やぶうち優のハジさらしな日記)。。
どういう話だったとしても、楽しみなことには違いありません。

というわけで、最後に一言。

今年もよろしくお願いします(今更)