2013年12月30日月曜日

ちゃおの漫画家についてちょっと調べてみた

ちゃお2013年6月号付録のちゃおまんが家新聞について | yuuの少女少年FANブログを書いた時に、『今度、現役ちゃお漫画家の年齢でも調べてみようか。』と書いていたのですが、時間ができたので現役ちゃお漫画家(だと思われる人)の27人のプロフィールを調べてみました。

で、調べた結果が以下のような感じです。
ちゃお漫画家リスト
必要ないかもしれませんが、CSV版も用意してます(ciao-comic-artist.csv)。
正確にいうと、CSVを先に作って、これだけをアップするつもりだったのですが、これだとあまりにも分かりにくいと思い、HTML版も用意しました。
前からやってみたかったので、ついでにソート機能も実装してます(テーブルヘッダーのタイトルをクリックすると、その列を基準に並び替わります)。
さて、肝心の年齢(というより生年月日)なのですが、残念ながら、ほとんど分かりませんでした。
ちゃおの漫画家ページみても、誕生日の欄は月日だけで・・・(なぜか月鈴先生だけ、年も書いてあるけど)。Wikipediaに書いてあればその年月日を書いてますが、ソースがない人もいます(あさだみほ先生など)。
ちゃお漫画スクールでは年齢が書いてあるのだから、デビュー時の年齢ぐらいネットですぐに分かってもよさそうなものだけど、案外見つからないものですね。
ちなみに、笹木一二三先生の生年月日については、新人コミック大賞 発表のページで24歳となっているので、そこから1987年生まれだろうと判断しました。
デビュー年月については1月ほど違っているかもしれません。

さて、ここから何が分かるかといいますと、まず、現役ちゃお漫画家で最も早くにデビューしたのはやぶうち優先生だということが分かります。ただし、年齢は最年長ではないようです。
後、27人もいれば一組ぐらい同じ誕生日の人はいるんじゃないかと思ったら、みづほ梨乃先生とやぶうち優先生が同じ12月1日が誕生日でした。
また、出身地で一番多い都道府県は、やぶうち優先生と同じ兵庫県でした。なんと27人中5人も兵庫県出身。
ちなみに、ちゃおに関係なく、兵庫県出身の漫画家の一覧は以下。
兵庫県出身の人物一覧 - Wikipedia(漫画家)
まあ、漫画の神様の手塚治虫が兵庫県宝塚市出身なぐらいですしね(ただし、手塚治虫の出身地については、大阪府と記載される場合も多いです)。
後、神戸の新長田に実物大のモニュメントがある『鉄人28号』の作者の横山光輝さんや、尼崎市が聖地巡礼スポットとして有名な『忍たま乱太郎』の作者である尼子騒兵衛さんとか。
上記のリンク先見て知ったけど、まどか☆マギカのキャラクター原案(注意:漫画ではない)の蒼樹うめさんも兵庫県出身なのか。知らなかった。
何かあるのだろうか兵庫県。同じ兵庫県出身の自分には全く絵は描けないのだけど。

後、面白かったのが、白雪バンビ先生とまいた菜穂先生について。ちゃおのデビュー以前に、他誌での掲載経験があるんだとか(名前は違っているよう)。そういうこともあるんですね。
後、CLAMPや室山まゆみ先生や上北ふたご先生のような共有著名が一組ぐらいいるんじゃないかと思いましたが、残念ながら(?)いませんでした。

ドラマ ドーリィ♪カノン第5話

ドラマ ドーリィ♪カノン第5話

いよいよ佳境に入ったドラマ版ドーリィ♪カノンの第5話。
前回、『がんばれシンデレラ』の動画を投稿してどうやら一ヶ月たったようですが、たったそれだけで再生数は15426357という。ちなみに、ニコニコ動画で最も再生数の多い【東方】Bad Apple!! PV【影絵】 ‐ ニコニコ動画:GINZAは、1000万再生を突破するのに、約1年かかっています(参考:Bad Apple!!影絵PV 1000万再生達成 - An Empty Box >> pikayan’s Diary)。また、再生数が15426357を超えたのは投稿して3年ほどたった2012年10月なようです(参考:【東方】Bad Apple!! PV【影絵】 - ニコニコチャート)。
がんばれシンデレラがどれだけすごいか分かりますね!
なお、「リアルじゃない」というツッコミはバカにされるのでやめましょう。(参考:フィクションが面白くなかった時に「リアルじゃない」という人たちがいる - Togetterまとめ)。
いや、それより『15426357』って、カンマつけて『15,426,357』ほうがいいんじゃないだろうか。ぱっと見、どれぐらいの再生数なのか分かりにくい。

コメント欄には『カンドーしました』『カノン!CDリリースして!絶対買う』と好意的なものがおおいよう。多分、スクロールしていくと『全てのカノン族に告げる』『※鳥肌注意※』というようなコメントがあるのかもしれません。
ただ、これだけ再生数が多いと、アンチも多そうだなぁ・・・と思います。

その後、動画サイトへ感謝の言葉を叫んだ奏四にたいして、1500万再生突破の記念に写真を撮らせて欲しいと祈願する心音。それにたいしてOKする奏四にたいして、いつものスマトモを掲げる心音。ふと、このスマトモって画素数どれぐらいなんだろう。と気になって調べてみたら30万画素なよう。普段、スマートフォンを使ってる自分には少なく感じましたが、よくよく考えたら3DSも30万画素だった。
それはともかく、心音からスマトモをとりあげる奏四が何気にかっこよく感じます。こう言っちゃあなんだけど、実際演じてる子は女の子だけど、男にしか見えない。奏四を女性が演じているという点に難癖つける人たまにいるし、その気持ちも分からなくはないのだけれども、正直このドラマで最も役とあっているキャストは奏四だよね・・・とは思う。
この後はしばしのバカップル展開なのでパス。

その後、レミが前回の村崎さんとの会話を思い出す場面になったと思ったら、学校の場面に。
カメラをもった男の人達が校門前に集っているよう。明らかに怪しすぎるけど、こっそりやってない分、怪しくないのだろうか。うーん・・・。
それにたいして、デブな女の子が「ワタシ写真撮られちゃったらどうしよう~」と心配している中、奏四が「多分、大丈夫だと思うよ」とフォロー。面白いといえば面白いけど、こういうネタをいれてくるとは思わなかった。
で、その後、教室に到着した女の子によるとどうやらカメラを持った男の人は、パパラッチなよう。どうやら、カノン関連の掲示板に『カノンは星屑学園の男子中学生』という旨の書き込みがあったらしい。
うーん。パパラッチってそんな匿名の書き込みでこんなに動くもんなんだろうか。まあ、今回の場合、『星屑学園』という具体的な名前もあるからまだちょっとは真実味があるか。
しかも、ネットニュースにまでなってるとか。おいおい、どこのニュースサイトだよ・・・。そんな匿名の何の根拠もないであろう噂でニュースにするメディアは。

その後、女の子の間ではカノンが本当に男だったらという話になり、「裏切られたって感じ」とか「ド変態」だとかと、悪印象なよう。実際、女性として芸能活躍していたのが実は男だったらファンを含めた世間はどんな反応をするのだろうか。佐藤かよがある意味それに一番近いのだけれども、男と告白した時の佐藤かよってそんなに知名度なかったしなぁ(それでも、知っている人は知っているという感じで、悪い印象を持った人という人はいなかったと思うのだけど)。

ただ、どうやら問題はカノンが男だったということだけではなく、どうやらこの学校が芸能活動的なものを禁止しているようなので、バレたら退学だとのこと。
ところで、動画サイトに『踊ってみた』の動画を投稿することははたして芸能活動なのだろうか。まあ、芸能活動といえなくはないと思うけど、はたしてどこまでが芸能活動かは微妙なところだよなぁ。例えば、軽音楽部の演奏が知られてテレビにでることは芸能活動かどうかとか。まあ、そこまで行く前に学校側がテレビへの許可をださないか。
いや、そもそも芸能活動とはいっても、お金もらってるわけじゃないしなぁ・・・。これで退学ということはないと思うのだけど。

噂の発端は『中学ch』という掲示板なよう。それをいつもの心音ルームで見る心音と奏四。その後、ノックの音の後、幸田さんが入ってきました。
と思ったらレミとマネージャーがいる車内の場面に。
スケジュールがつまってるらしいです。「10月期にはドラマも入ってるし」とマネージャー。ちなみに、この時期は11月なはずです。そろそろ撮影も終わりという感じなんでしょうが、忙しいのには変わりありません。

場面は戻って心音ルームに。
幸田さんが推理を披露しているよう。で、その結論としては「カノンの正体は、奏四くん、キミだ」とのこと。奏四は「コナン風に追い込むのやめてもらえませんか」と返答。なぜか普段は黒色なのに、今回は赤い蝶ネクタイですしね。
というわけで、この話が収録されたのはちゃお2014年1月号だったわけですが、同じ号でドラマでも漫画でも幸田さんに正体がバレてしまったわけです。

つづいて、自分のメイクがまずかったという心音にたいして、心音のメイクはよかったと伝える奏四。それを証明するために、奏四はカノンになるためのメイクを心音に依頼。
その姿を見た幸田さんがおもわず、「つきあってください」と言ってしまって速攻振られるわけですが、まあそれほどかわいかったようです。まさしく、こんな可愛い子が女の子のはずがない。といったところ。
まあ、実際バレてしまったのだからと幸田さんは動画を削除するよう指摘。
えっ? そこで削除してしまったら本当に男だっていってるようなもんじゃ・・・。
いやでも、誰かが証拠を掴んでいるという可能性を考えると、消したほうが確かに安全なのだろうか。うーむ・・・。

というわけで、奏四の身に危険が及ぶ可能性も考えて、心音は削除すると決意。
それには反対する奏四。そして、この犯人はレミだという奏四。視聴者からしてみても、レミと思う人が多いでしょうね。パパラッチの場面の前に意味ありげにレミの場面があったわけですし。
そして、「僕達の関係も終わりだね。バレたら終わりって約束だったし」と奏四。それにたいして「はい」と返答する心音ですが、その返答にどこか戸惑いを感じてそうな奏四がいいですね。
そして、「そもそもキミに好きって言ったもの、口止めするための嘘だから」と奏四。漫画でもこのことを伝える場面はありましたが、全然印象が違いますね。原作とは全然違う流れですが、これはこれで面白いです。
「バイバイ…宍戸さん」と去っていく奏四。この名前の呼び方を変える演出は、直接的な表現じゃないのに、気もちが分かりやすくていいですね。よくある演出といえばそうかもしれませんが。
で、帰る時に、「もう帰るの?」と幸田さん。誰のせいだと・・・。後、やっぱり蝶ネクタイは、勤務中は黒色なんですね。

場面が変わって、削除された動作ページを見るレミと、遅れて部屋に入ってきた村崎さん。
すると、レミは「やっぱり村崎さんがカノンの噂を流したんですか?」と聞く。すると村崎さんは、「ああ、でも噂じゃなくて事実だ」と返答。
ちなみに、掲示板の作成者は『バイオレット』というハンドルネームでした。なんだかこの時点で誰か分かっちゃいますよね。自分も掲示板がでてきた場面があった時にそのことを書こうか迷ったのですが、結局書きませんでした。
ところで、なぜ村崎さんはカノンが男だと確信しているかというと、前にカノンに会った時に一人称が『僕』だったためにそう思ったよう。なんじゃそりゃ。さすがにそれはどうなんだ・・・。自分は本気で「ボクっ娘もいいなぁ」と思ってるのかと。
いちごはどうなるんだ!(と思ったけど、あれはクラスメートのうち一人を除いた全員に男だと知られていたんだった)
ちなみに、なぜカノンは男だということを掲示板に書き込んだかというと、話題性からなよう。話題があってCDデビューさせたら、そのぶん売れると見込んだんでしょうか。いわゆる、炎上マーケティングですね。
1500万再生の時点で十分話題になってるし、こんな炎上騒ぎにさせるのは逆効果としか思えないのだけれども。
むしろ、これは落ち込んでいる時に手を差し伸べるという作戦なのではないだろうか。マッチポンプな感じで。
その後の会話によると村崎さんは「売れれば何でもいい」と思っているよう。CDに握手券つけたり、同じCDだけどジャケットが違うものを販売したり、特典の生写真を複数用意してランダムでいれるようにしたりということだろか。いや、別にそれが悪いと言いたいわけじゃないですよ!

その後、レミの「歌のうまいお人形がほしいんですね」という言葉に村崎さんは「カノンは歌のうまいお人形なんかじゃない。お前とは違う」と反論。
村崎さんによると、「カノンは自由に楽しんでいる」とのこと。いやでも、スカウトして業界に入ったら、自由に楽しむこともできなくなるよなぁ・・・。

場面は心音と奏四の二人で撮った写真を見つめる心音に。
「デートしたかった」と言いながらそれができなかった悲しさで泣いているようです。いや、ちょっと違うかもしれませんが。

つづいて奏四の部屋。
なぜか部屋に電話の子機があり、それをとりあげる奏四。姉に「早くお風呂入っちゃって」といわれるものの、イライラした感じで「分かってるよ」と返答。そしてどこかに電話しようとして・・・やめたよう。

場面は一人パソコンに向かっているレミの場面に。
つづいて、カメラの前にたつレミ。中に入ろうとした村崎さんがそれに気づいて立ち聞き。
「カノンの噂を流した人をワタシは軽蔑します」とレミ。自分の事務所のプロデューサーにたいしてなんちゅう発言・・・。
で、その後、自分のライブについて告知。
一ヶ月後、ライブがあるようなのだけれども、「それを最後に引退します」とのこと。
ものすごい勝手な振る舞いではありますが、まあ一ヶ月前なら労働基準法としても許容の範囲内です。むしろ、一般的なぐらいじゃないでしょうか。一ヶ月あれば調整もきくし、現在撮影中と思われる10月期のドラマ撮影も終わってるかもしれません。事務所的にもまだ調整しやすいのではないでしょうか。
それを考えると、IIIの柚季は辞めると宣告した当日に辞めたわけだから、あれはものすごい後処理が大変だっただろうなと。

なんかいろいろいいましたが、自分はこの演出にたいして、しみじみとした気もちになりました。
最終回が楽しみです。


だいぶ前に書いて公開してたつもりが、公開してなかった・・・。

2013年12月28日土曜日

『ドーリィ♪カノン』の4巻を購入しました

ドーリィ♪カノン 4 (ちゃおコミックス)
ドーリィ♪カノン 4 (ちゃおコミックス)

ファンならDVDつき特別版を購入するに決まってる!!
と、思われるかもしれませんが、通常版を購入しました。まあ、ちゃお買ってるわけだから、DVDは持ってますし・・・。
(余談ですが、昔キンキキッズのファンの友だち(男)にたいして、ベストアルバムが発売するので買うのか、ということを聞いたら、「買わへんよ。全部CD持ってんのに」と言われたことがあります)

今回はやぶうち優先生のことについてかかれたおまけ漫画もあり(あとがき漫画のようなもの)。
ドリカノでは作中にでてくる歌の詞がすべて掲載されてますが、それはやぶうち先生が進んで書いたものではなく、担当さんが『念のため』フルコーラス作ってくださいとお願いされて作ったものだそうです。
ところが、その歌が本物の楽曲になるとは思いもしなかったようです。自分が作った詞にプロが作ったメロディがつくなんて感動ものかもしれませんね。ただ、前にもいいましたが、『がんばれ☆シンデレラ』と『Kanon』はよかったのですが、『i・Love・U』は微妙です。
後、詞を先に作ることを『詞先』、曲を先に作ることを『曲先』というようなのですが、『詞先』のほうが難しいようです。それでもすごいいい曲ができたのだから、作曲家のことはもちろんだけど、やぶうち先生もすごいと思う。

ところで、今まで6曲作ってきたけど、『好きな言葉や流行りの言葉や響きのいい言葉はほぼ使いつくしてしまった!』ということで、10曲も作れないと悩んでいるのだとか。
まあ、同じ人が作る曲は、似たような言葉が多いし、そんなに問題ないような気もします。
西野カナなんて、何度『会いたい』と言うのかと。
西野カナか書いた曲の歌詞改めてワロタwwwwwww : スコールちゃんねる ~2ちゃん おもしろ ニュース~

というわけで、『「ドリ♪カノ」の連載が終わるのが先か』『ボキャブラリーがつき果てるのが先か』と書かれていますが、今後の歌詞にも期待しておきます。


ところで、作詞といえば学年誌掲載文の少女少年には、いくつか歌詞が載っている歌がありました。
ただ、中にはコミックス最後のほうのスタッフ欄に『作詞・作曲/やぶうち優』とあるのに、本編には歌詞がでてこないものもありました(例えば、Vの『MILK&HONEY』)。
それに関連した質問が、昔やぶうち先生のサイトの質問コーナーにありました。
よく、少女少年の最後のほうのページで『挿入歌』が書いてあって、
そこには『作詞.作曲/やぶうち優』って書いてあるんですが、
本当に作曲もしたんですか?
あと、IIIの『Girl in White』とVの『MILK&HONEY』の歌詞は
どこにも載ってないんですが、歌詞は作ったのですか?

何だかエラソーな質問の仕方ですね。どう考えても失礼です。こんなエラソーな口ぶりをした人は今すぐ謝るべきです。
というわけで謝ります。ごめんなさい。この質問を送ったのは自分です。実際に送った内容は以下のようなものでした。

2004年の4月3日に送ったものだそう。高校2年生が書いた文だとは思えないぐらいひどい。
今もあまり変わらないよ。なんてツッコミはやめてください。
それより、自分で黒歴史晒しているようでかなり恥ずかしいという・・・。

まあそれはともかくとしまして、こんな質問文でも答えてくれたのですが、その質問に対する返答が、『作中に詞が出てこないものは…詞も曲もないです(汗)。』というものでした。
正直ちょっと残念ではありましたが、それぐらい作詞は難しいものということなのでしょう。自分も、作詞っぽいことをやろうと思ったことはありますが、全然うまく書けませんでした(自分と比較しちゃ失礼だけど)。
ただ、作詞した曲に関しては、作曲しているとのこと。聞いてみたいものです。

2013年12月7日土曜日

【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第21話

ちゃお 2014年 01月号 [雑誌]ちゃお 2014年 01月号 [雑誌]
ちゃお1月号発売! - やぶうち優のハジさらしな日記

ちょっと遅くなりましたが、ドリカノ21話のネタバレ全開の感想を。
ネタバレなので、白文字にしてます。見たいかたは、マウスをドラッグするか、Ctrl+Aで見れます。
[ネタバレ表示]というボタンが表示されている方は、そのボタンをクリックしたら見れます。


幸田さんに「もしかして… …キミ…… カノン…ちゃん…?」と聞かれて終わった前回。今回はそのつづき。
「なんで? なんでバレた…!?」と、奏四は自分の過ちに気づいていない様子。まあ、急なことでケガの箇所を隠すなんてことはできなかっただろうしね。もう少し注意しておくべきだったか。
というわけで、どうすればいいかコソコソ話し合う奏四と心音。「ごまかしマスカ? ソレトモ しらバックレてかくしとおしマス…!?」この距離だと幸田さんに聞こえてそうなうえに、コソコソ話しだすほうが怪しいような気もするのですが。

すると幸田さんは「そんな…まんがやドラマみたいなことあるわけないよねっ!」と言って、部屋を去って行きました。
本心なのか、奏四と心音の様子を察しての行動か。
この感じは、Vの4話の初めの豊と稔のやりとりを思い出します。あの時は、『バレた』というよりは、『知ってた』わけですが。

というわけで、ごまかすかごまかさないかする前に去ってしまったのでバレたのかバレてないのか不安になる奏四と心音。
慌てて幸田さんに電話する心音だけど、何も考えておらず、電源を切ってるようで電話がかからないことでホッとする。
奏四はとりあえず落ち着こうとはちみつレモンを飲もうとすると、間違えて心音のジンジャエールを飲んで吹き出す始末。
動揺しすぎです。


さて、とりあえず奏四は「今考えないといけないことはひとつ!」「幸田さんがネットで暴露するかもしれない! それを阻止するにはどうすればいいかってことだ!」と発言。
幸田さんがカノンは男だとネットに暴露するかもしれないと思ったようです。
どうやら、最初に無断で奏四の歌っている『カノン』をアップしたので信用できないとのこと。
そして、心音の結論としては幸田さんに「この際 本当のコト言うべき …なのかも…デス…――」とのこと。
まあ、疑っている状況というのは気もちが不安定だろうし、幸田さんにとってもそれが一番いいんじゃないかと。

その夜。
動画サイトで『i・Love・U』の動画を見る心音。そして、幸田さんが初めて動画をアップロードしたことを思い出し、「ワタシが歌ってると思いこんで投稿したんデスよね… 悪気があったわけじゃ…」と独り言をつぶやく心音。
悪気はなかっただろうけど、どちらにしろ無断だしね。まあ、ドラマ版はもっとひどいけど。
ただ、それでも「幸田さん人の気もちに鈍感なトコあるから…」と思う心音。
おまゆう。

とここで、5分前に投稿されたコメントが目につく心音。
その内容は、『こんなカワイイ子が女の子のはずがない』というコメント。
思わず噴きました(一応いってくと、実際には噴いてないのですがネットで使われる面白いと思ったときの表現です)

まさかドーリィ♪カノンでこの言葉が使われるとは思ってませんでした。
で、ここであまりに意味不明で理解不能な言葉に疑問を感じる心音。「「男の子のはずがない」ならわかりマスけど…」と思ったところで、もしかしてこのコメントを書いたのは幸田さんじゃないかと思う心音(やぶうち優先生のブログに書いてあるとおり、『幸田さん』の文字が抜けてますが)。

ところでこのコメント欄、このページではちゃんと分かりませんが『カノンたんhshs』というコメントがあります。
hshsとは (ハスハスとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
意味は上記リンク先をみてもらうとして、まあリアルの中学1年生の女の子に使うべき言葉ではないと思います。


というわけで次の日、エンジェル★モードその2となったカノンと心音は、幸田さんがバイトでいるはずのカラオケ店にいくことに。
ところで羽は間に合わなかったようです。正直、羽がないと天使の格好ということが分かりません。
で、どうやらカノンも心音からコメントの件について聞いたらしく、「この動画のコメント…まだ騒ぎにはなってないけど… …やっぱり幸田さん… なのかな…」とカノン。
そして、「これで”カノン”も終わり か…」と一言。
『も』ってなんだよ。というツッコミはともかう、そう思うと残念がる心音とカノン。
とはいうものの、残念がるベクトルが違うようで、心音は(…ということは 奏四きゅんとの関係も…――)と残念がり、カノンは(…あれ? オレ… 残念に感じてる…? べつに"カノン"じゃなくても"奏四"として心音とつき合えばいいだろ)と、あいかわらず心はすれ違ってます。

さて、カラオケ店についたもののなんと幸田さんは休み。カノンが男だと知ってショックのあまり寝込んでしまっているのかもしれません。
と、心音に幸田さんからメールが届く。『今からちょっと 夢見大橋に来られる?』とのこと。美空川という川に掛かっている橋だそうです。
ところで、『夢見』って『ミ』が音の階名の一つということ以外は、音楽の要素ないよな・・・と。自分が知らない、もしくは分からないという可能性は高いけど。

心音とカノンの二人が橋に着くと、柵から身を乗り出しているようにも見える幸田さんの姿が。
「早まるなーーッ!!」と慌てる二人。もちろんそれは誤解なわけですが、よくドラマとかでみる光景ですね。
さすがに、その思い込みのほうが早まりすぎな気がしますが。

さて、幸田さんがなぜここに二人を呼んだかというと、『ココロノオト』のPV撮影場所にいいと思ったからだそう。人通りも少なく、車の騒音もそれをど響かない。空しか映らないような場所だからいい画が撮れそうだし、鉄塔がジャマだけど後で編集でごまかせるとのことだ。
それを聞いてカノンは、「…そんなことのために 今日バイト休んで ここに呼んだの…?」と疑心暗鬼な感じで質問。
思わず、「ごめん…」と謝る幸田さん。
そして、「何が「ごめん」?」と言ったカノンは、コメント欄を開いた状態の携帯電話を幸田さんに見せ、「…このコメント 幸田さん…?」と問いただす。
ここで幸田さんが、「い、いや違う! 誤解だ! そのコメントを書いたのはボクじゃない! ボクが『カノンたんhshs』なんて書く変態なわけないじゃないか!」と言い出したらどうしようと思いましたが、幸いそんなことはなく、いったい何のことを言っているのか分かってない様子。だいたい、いつのどのコメントのことかと言ってませんしね。
カノンが「昨夜書きこまれたコメントです」といってようやく、『こんなカワイイ子が女の子のはずがない』というコメントのことを言ってるのだと気づいた幸田さん(本当にこういう感じだったのかは分かりませんが、こういう解釈もできるということで・・・)。

すると「なんだコレ… タイミングよすぎ」といいながら笑い出す幸田さん。そして、「…やっぱり信用されてないなぁ…」とも。
というわけで、幸田さんはこのコメントを書いたのは自分じゃないと否定。
ところでこの言葉はネットでよくあるお決まりの台詞らしく、幸田さんがその意味を説明してくれました。
「ネットの一部ではね 女装した男の子や女の子みたいな男の子のことを「男の娘」っていって…」「「こんなカワイイ子が女の子のはずがない」っていうのは そのほめ言葉? としてよく使われる言い回しなんだよ」とのことだそうです。
こんな可愛い子が女の子のはずがないとは (コンナカワイイコガオンナノコノハズガナイとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
ところで、「男の子」と「男の娘」って発音違うんでしょうか。言葉で伝えるとき、どう聞き分ければいいのかと思うのだけど。
まあとにかく、そういうことを言われても心音とカノンにとっては知らない世界の話なので、ぽかーんとしています。ちゃお読者のどれぐらいがこの言葉を知っていたんでしょうか。

そして、「…ホント おかしいよね…」と幸田さんは言った後、「カノンちゃんが 「男の娘」のはずがないのに ね…?」とカノンのほうを向いて聞くと、心音が何か喋ろうとし、カノンがそれを遮って、「……んな…」といい、
「こんなカワイイ子が女の子のはずがない… でしょ?」といいながらウィッグをはずす奏四。
いったいぜんたい、なぜこんな台詞をいうキャラクターにたいして、"かっこいい"と思ってしまうのか不思議でなりません。
それにしても、またTwitterや2ちゃんねるあたりでネタにされそうな画だなぁ。と。
まあ、探してもネタにされてる形跡はなさそうだったんですが。

というわけで、カノンが奏四だと分かった幸田さん。
「…やっぱりキミは… …奏四くん …だね?」というとその言葉に急に恥ずかしくなったのか顔を赤らめながら頷く奏四。さすがに道中でこの格好は恥ずかしいせいか、ウィッグをかぶりなおします。
そして幸田さんは、「…悲しいよ」と一言。
何が悲しいかというと、カノンが男であるということではなく、「今まで 話してくれなかったことが…――」と。
ネットにコメントを書き込んだと疑われたことについてもショックだったようで、「ボクは信用してもらえてなかったのか…って」と。
なんだか重々しい雰囲気な気がしますが、その言葉で人の気持ちに鈍感なのはこっちのほうと気づいた心音とカノン。
二人同時に頭をさげて「ごめんなさい!!」と誤ります。相変わらず、なぜこんなに同じタイミングで同じ動作をするんだ。双子みたいだ。

すると、幸田さんは「…やだなぁ なんで謝るの…」と。
いや、この流れは謝る流れなだと思うのだけども。
ではなんと言えばよかったのかというと、幸田さんによると、
「そこは 「これからもよろしく」でしょ」とのこと。
ちなみに、幸田さんのいうようような流れというのは下記のようなことだと思われます。
「ボクは信用してもらえてなかったのか…って――」
「これからもよろしくお願いします」
いや、おかしいよなこの流れは・・・。

さて、ここで幸田さんから言いたいことがあるようです。
「カノンちゃんのファンの人たちは"カノン"を女の子だって信じてる」
「ココにゃんの作った歌を歌うカノンちゃんを好きになって応援してくれる」
「その"カノン"が"ウソ"なのだとしたら」
「ボクたちのやっていることは"手品"なんじゃない?」
ここで、『ボクたち』の箇所に点(・)のルビが振られています。カノンだけじゃない、カノンと心音だけじゃない、カノンと心音と幸田さんがいてはじめて成り立ってファンを楽しませているということなんですね。
"手品"という表現は正直、どうなんだろ? と思わなくもないのですが、すなわちカノンの動画は「見る人を楽しませる"イリュージョン"!」だということを伝えたいようです。
"魔法"じゃさすがに言い過ぎだと思ったんだろうか。"手品"という表現がいまいちな気がするのだけれども(あくまで個人的意見)。

そして、「ファンの気もちを裏切らないように これからも協力させてくれないかな?」と幸田さんは二人にお願いし、「ギタリスト兼カメラマン兼エンジニアとして…」と。
この言葉を聞くと、いかに幸田さんが重要な人物かが分かりますね。
ドラマ版では、カノンの顔出しで踊ってる動画を無断でアップロードすることぐらいしか重要な出番がなかった幸田さんですが。
そして逆に、カノンや心音からも幸田さんに協力をお願いして一件落着。

奏四としては、"カノン"は"幻"だから、ヒミツがその力を失った瞬間、消えてなくなるんじゃないかと、怖かったようです。
まあ、今まで身近にカノンが奏四(男)だと知ってる人は心音以外いませんでしたしね。21話にしてようやくといった感じです。

そして家に帰った奏四は村崎さんの名刺を手にし・・・。
次回につづく。