2015年8月7日金曜日

【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第41話

ちゃお 2015年 09月号 [雑誌]
ちゃお 2015年 09月号 [雑誌]
ちゃお9月号 - やぶうち優のハジさらしな日記

今回もネタバレありの感想エントリーです。
ネタバレなので、白文字にしてます。見たいかたは、マウスをドラッグするか、Ctrl+Aで見れます。
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ライブ中にカノンが心音に突然キスして終わった前回。そのつづき。
客席からは、「頭だいじょうぶ?」「なにコレ演出?」「つか もうヤケクソ芸!?」という反応。多分、読者もそんな感じだったかもしれません。

というわけで、カノンのキスで意識を取り戻した心音は歌い始めることに。曲名は、『Besten Dank』。調べてみると、『どうもありがとう』という感謝の意をこめた意味だそうです(参考:Besten Dank 日本語, 翻訳, 例文, 辞書 ドイツ語-日本語 - Glosbe)。

♪キミとめぐり会ってから♪
♪世界は複雑な地図を描いた♪
♪ウソや妬みがカゲを作り♪
♪景色は深みと奥行きを消した♪
♪1人とらわれてた 敵も味方もない箱の中から♪
♪ワタシを連れ出してくれたキミ♪
♪夢中で追いかけるうち 自分だけの武器を見つけたよ♪
♪そう♪
♪冷たい風も 涙の雨も すべては ワタシを強くするためのプレゼント♪
♪Was mich nicht umbringt, macht mich stark♪
♪たくさんの痛みをくれた♪
♪Ich will Ihnen den Besten Dank geben♪
♪キミに贈りたい♪
♪最高のありがとうを♪

まさかのドイツ語を歌詞にいれてきました。どういう意味なのかどこにも書いていないという(とりあえず、ドイツ語翻訳 - エキサイト 翻訳で調べましょう)。
ドイツで日本語で歌を歌って賞賛されたから、歌詞の意味が分からなくても思いがつたわることができると分かったうえでの戦略なんでしょうね。
観客も、「なんていってるのかわからない!」と言ったあとに、「でも…」「キュンとする…」という反応を見せています。

というわけで、客席からのコールが徐々に小さくなっていき、焦る舞菜。
(…もし 帰れコールがやんだら… わたしの味方は完全にいなくなる…――)
こういう敵(0)か味方(1)かで考えれない人ってたまにいるけど、もっと柔軟な考えになれないもんなのだろうか。
そうして、「や… やめないで…! …なにしてるの… もっと声をあげなさいよ…っ!!」と叫ぶ舞菜。いったい誰に言ってるんだ……。客席か? いいのかそういうこと言って……。

♪よび覚ます痛みに♪
最高の ありがとうを…♪

Mですか(違う)。

というわけで客席からは拍手喝采。帰れコールもなくなったようです。
「…ここには もう… わたしの味方なんて1人もいない…」「…こんなところで歌えない…」(…帰りた…い……)
と弱音をはいて震える舞菜。いやここ、舞菜たちのライブ会場なんですが……。

そこに村崎さんが登場。
「本当はすごいと思ってるのに素直に認められない… みとめればそれは“負け”を認めることになっちゃうからね」「…まあ キミのそんな負けず嫌いで執念深いところもアイドルの素質としては素晴らしいけど」とのこと。
負けず嫌いはともかく、執念深いってアイドルの素質としていいのか? 実際のアイドルだとどんな感じなのだろう?

その後、村崎さんによると、「…でも すごい人のすごさがわかるようになったってことは キミもそれだけ成長したってことかな」と言い、「…いや 本当はもうとっくに気づいてたんじゃないの?」と言ったあとに、
「…オーディションでCCちゃんの歌を聴いた時から――」
多分これ、心音が一人で『ココロノオト』歌った時のことを言っているのだろうけど、あれってオーディションだったっけ?

というわけで、ドーリィ♪の前座は無事終了。
心音は舞菜のもとへ。
「ありがとでぇ~す!!」と心音。
今どき珍しいほどのいい子ですよね。将来、男や詐欺師にだまされないか心配です。
「…ワタシ… 舞菜ちゃんがうらやましかったデス……」と心音。
「舞菜ちゃんはワタシにないものたくさん持ってるから…」「ワタシ…舞菜ちゃんみたいになりたい 舞菜ちゃんみたいに歌いたいっておもったから…」「だから…ドイツに修行に行く決心もできたんデス」
それに対して、舞菜は「あなたのほうがなんでも持ってるじゃない…!」と。「今日だってわたしに勝ったくせに… …嫌味?」と舞菜。
勝ち負けはともかく、才能ある人に「あなたがうらやましい」なんて言われたら確かに嫌味に聞こえるかもしれませんね。嫌味ととらえてしまう気もちはなんとなく分かる気がします。

そして、「わたしのファンを根こそぎ持ってって…」「あなたのアンチさえも寝返らせた…!」と舞菜。
アンチを寝返させるというのはすごいですよね。なかなかできることじゃないと思う。
つづけて舞菜は「…わたしの味方なんてもうだれもいない…!」と嘆くと、心音が「いっぱいいるじゃないデスか!」と。
会場やライブ中継のお客さんはみんな舞菜のファンなのだから、舞菜の歌を待っていると。
そして客席を眺める舞菜。ペンライトの明かりが星空のように見え、「…キレイ……」とつぶやく舞菜。
それにしても、広そうな会場だなぁ。いったい何人収容できる会場なんだ。

そこに、舞菜の相方のメジャーが登場。「もうやめようよこんなこと…」と言って、「ちゃんと… 正々堂々と勝負しよう…」「舞菜にはその力があるって あたしは昔っから信じてたんだから…!」とメジャー。
昔って、まるで幼いころから知ってるような言い方だなぁ。と思ったら、舞菜が「…お…姉ちゃ…ん…――」と。姉かよ(似てると思ったけど)。

そうして、会場に赴いて『スターティング☆スター』を歌うエルドラド
ファンによると、「今まででいちばんジンとくる…――」とのことです。


で、どうあってか、新聞やニュースサイトの記事によると、エルドラドは活動休止となったようです。「歌詞盗まれたはウソ」と舞菜は告白したそう。心音は、「一緒に作った」ということにしたそうですが。
そうして、道端で歌うエルドラドの二人。誰も見向きもしていなさそうです。
そして、「今度はちゃんと一からやりなおそう!」と舞菜。この時のコマの舞菜がかわいすぎて誰か分からない。
そこに村崎さんが登場。「もしその気があるなら もう一度ウチでやり直してみない?」とのこと。
やっぱり、実力はあるんでしょうね。
そうして、「ぜひ やらせてください…っ!!」と泣きながら返事する舞菜。めでたしめでたしって感じです(多分)。

そして、むすっとした顔で「結局『スターティング☆スター』の歌詞はとり返せなかったし…!」と不機嫌な奏四。心音によると、「舞菜ちゃんが星が好きで… そこから生まれた曲デスし…!」「曲も詞も舞菜ちゃんの成分が多いから 半分は舞菜ちゃんでできているんでぇ~す…!!」とのこと(バファリンと同じですね)。
心音ならこう言うだろうなとは思ってました(【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第36話 | yuuの少女少年FANブログ)。

いっぽう、近くにいるみらのは「そんなことよりあの“チュー”は一体なんだったのよっ…!?」とジト目で問う。何気に、奏四姿の奏四とみらのが同じ場所にいる場面って初めてなような……。
で、みらのによると、あのキスは「あちこちで話題になりまくりなんだけどっっ」とのことです。確かに、話題になってましたね。Twitterでも2ちゃんねるでも。
奏四としては、「心音が茫然自失だったからッ “気つけ”のために仕方なく!!」とのことで、つまり、人工呼吸のつもりだったそうです。
心音としては「ワタシのファーストキスだったのに…!?」と人工呼吸と知ってショックを受けた様子。奏四は、「バカ! あんなの“キス”なワケないでしょ…!」と。まあ、そう思ってるのは奏四だけだと思うけど。
そして、「…女同士なら問題ないかと思ったのに…ッ」と奏四。そういや村崎さんからはキスの件について、何も言われてないのだろうか。ドリカノの村崎さんなら面白がってそうだけど。

そうして、「あーーっ もう! なかったことにしたいよ ったく…!!」と言う奏四の言葉にショックをうけてしょぼーんとする心音。そんな心音の耳元で奏四が「ファーストキスは“奏四”としてよ…!」とつぶやいて次号につづく。
(交際禁止なんだけど……)と思いながら顔を赤らめるみらのと幸田さんが面白いです。

というわけで、今回で舞菜編が終了とのこと。次号から新章スタートとのことです。
正直、9巻でキリよく終わらせるために、後2回ぐらい舞菜編はつづくと思っていました。まあ、確かにコレ以上引き伸ばされてもマンネリ化するだけですしね。
新章ははたしてどんな話になるのか。今から楽しみです。

今回の質問コーナーは、『みらのは好きな人いないの?』というもの。その質問にたいしては、慌てた素振りで「えっ! そっ… ソネットもドーリィ♪も恋愛禁止だしっっ…!!」とみらの。後ろには?マークがついた幸田さん。
これ、回答になってるんですかねぇ。

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