2013年11月23日土曜日

【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン番外編「あくまで天使!?」

ちゃお DX (デラックス) 冬の超大増刊号 2013年 12月号 [雑誌]
ちゃおDX冬の超大増刊号発売! - やぶうち優のハジさらしな日記

『ドーリィ♪カノン』の番外編が掲載されるというのはもちろんうれしいのだけれども、このままだと『世界の果ての、真ん中で』の続編が描かれずにコミックスになるのがかなり遅れることになるので、それはそれで悲しいという。

ネタバレなので、白文字にしてます。見たいかたは、マウスをドラッグするか、Ctrl+Aで見れます。
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今回は、18話と19話の心音の過去話のラファエル視点の話。タイトルの『あくまで』は『飽くまで』と『悪魔で』を掛けあわせたものか。

ラファエルからしたら幼いころからよく一緒に遊んでいた心音ではあるのだけれども、音楽家の両親をもつ年上のラファエルとしては心音に何ひとつ敵わないことに(…腹立たしい…)と嫉妬心を抱いていたよう。
でも、そんな心を知らず、「おはよ! らふぁ!」と言いながらラファエルのほっぺにチュウする心音。心音にこんなことされたら、惚れるでしょうね。
というわけで、ラファエルも心音に恋をしてしまったようです。
多分この時の心音は6,7歳。ということはラファエルは8,9歳なのだけれども、その年令で2歳年下の女の子のことを好きになるというは、そうそうないような気もする。

ところでラファエルは、自分よりデキる女は許せないくせに自分と同じレベルかそれ以上の女じゃなきゃ話す気になれないという矛盾を抱えていたよう。
ただ、たいがいのデキる女は自信家なのにたいして心音は、どこか自信がなく、いつも何かに申しわけなさそうな感じだったよう。
「…ココネはいつも突然ボクの知らない歌を歌い出すよね」というラファエルの言葉にたいして心音が「…ゴメンナサイ…」とうつむき加減で言った時も、『きゅ~ん』ときたよう。
ドSですね。

つづいて学校らしき場面。
窓から外を見て、恋焦がれるようなラファエル。思わず「天使だ…」とつぶやいたところに、本編でカノンのことをラファエルに教えたミッシャが登場。クラスメートだったのか(そうと決まったわけじゃないけど)。
天使と思えるような好きな人がラファエルにいると知ったミッシャは、からかいがちに「そのコともうデートとかキスとかしたのか?」と質問。
その途端に窓から体が転げ落ちるラファエル。一階でよかったです。
その後、窓から校内に戻ったラファエルは「…でも もう結婚の約束してるし キスだっていつも…」というラファエル。
「あー どーせほっぺにちゅー程度だろ?」というミッシャ。
その後、それはただの挨拶だからと見本をみせようとするミッシャ。どういう画かというと、ミッシャがラファエルの顎を引き寄せて、自分の唇をラファエルの唇に近づけているような構図です。
この場面にたいして何かコメントしようと思ったのだけれども、なんともいいがたい。適当にドイツでは同性婚が認められているとかなんとかいってコメントしようとしたけれども、結びつかなかった。

というわけでその後、ラファエルはミッシャを押し倒し、窓から転げ落ちるミッシャと「そんな俗っぽい講釈いらん…!」と言いながら去るラファエル。
ただ、それでも心音がラファエルとのキスをただの"挨拶"だと思っている可能性は、ある。と思っているらしく、今度の合唱コンクールでただならぬキスをやってやろうと決意するラファエル。
ここで、ラファエルとしては心音への愛情は一方的な片思いということを分かっているよう。てっきり、結婚の約束をしたぐらいなのだから心音も自分のことが好きなはずだ。と思っていると思ったのだけれども。
日本に来た時も心音がいる前で「ココネの"許嫁"です」と紹介したぐらいだし。

ここからラファエルの妄想。
合唱コンクールの後、ラファエルは心音にたいして「ココネ! 最高だったよ! キミこそボクの天使だ!!」と言って、「らふぁてぃー!」といって振り向く心音。
その後、「結婚しよう!」とプロポーズし、「はい…!」という返事をうけてからのキスに・・・。
まあこの妄想は別にいいのですが、正直この時のラファエルの見た目にたいして、心音の見た目がかなり幼く見えるので、ロリコンにしか見えない。

本編を読んだ人は知っている通り、心音の独唱は大失敗。妄想は脆くも崩れ去る結果に。。
なんて声をかけていいか分からず、ただ立ち尽くしてみていることしかできなかったんだとか。多分、心音の母もこんな気もちだったんでしょうね。

時は過ぎて心音が日本へ行く日。
空港で見送るのは最後のチャンスだと思ったラファエルは、心音にたいして「泣かないでココネ… 必ず会いに行くよ…」と言い、心音が「約束だよらふぁてぃー…」といったところでキスをするという妄想。
が、残念ながら空港には見送りに来た人が多く、想定外の結果に。
自然な感じでするとただの挨拶で終わりという結果になると思ったラファエル。
かといって、こんなに人がいる前じゃ、奥ゆかしいココネにとって黒歴史になりかねない…と思ったラファエル。
黒歴史ってドイツ語でなんというのだろうかと思うわけですが(ちなみに、Wikipediaの黒歴史にはドイツ語へのリンクはなし)、まあそれはともかく、黒歴史という表現にちょっと笑いました。そもそも、今の女子小中学生って『黒歴史』なんて言葉を知っているのだろうか。自分が黒歴史という言葉を知ったのは、高校生になってからだったと思うのだけど。
分からない人向けに簡単に説明すると、すなわち上記のラファエルは、人目の多い所でただならぬキスをしてしまうと、将来の心音にとって無かったことにしたい記憶になるだろう。と思っているようです。

だけど、最後まで諦めきれなかったラファエルは、せめて言葉にしてでも自分の思いを伝えようと、「ココネ! きっと迎えに行く! ボクはキミ がッ…!」といったところで、心音がラファエルのことを見てないと気づいたラファエル。
その時の心音をラファエルは『悪魔め…』と表現。天使になったり悪魔になったり神になったり。ころころ変えすぎだろ。

その後、心音にふさわしい人間になるよう、精一杯がんばったラファエル。
新聞の見出しらしきところに、
『ラファエル・ドミニク・ドーレ・シファー
国際ピアノコンクール ジュニア部門優勝』
との文字が。
って、最初の一行目ってもしかして本名? やけに長いけど。
検索したら、ドイツ人は「(名前)+(洗礼名)+(堅信名)+(姓)」となることが多いらしい(参考:ドイツ人俳優ダニエル・ブリュールの本名は Daniel Cesar Martin Bruhl Gonzales D... - Yahoo!知恵袋)

ちなみに今回、奏四(カノン)は全くでてきませんでした。

ところで、やぶうち優先生のブログの彩り王子のコメントが、要潤の声で再生された(きのこじゃなくてハムなのに)。

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