2013年9月7日土曜日

【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第18話

ちゃお 2013年 10月号 [雑誌]ちゃお 2013年 10月号 [雑誌]
ちゃお10月号発売! - やぶうち優のハジさらしな日記

ネタバレなので、白文字にしてます。見たいかたは、マウスをドラッグするか、Ctrl+Aで見れます。
[ネタバレ表示]というボタンが表示されている方は、そのボタンをクリックしても見れます。
(前回、公開するの忘れてました・・・)
今回は過去回。心音がドイツにいた時の話。

前回、カノンの動画をみてCCは心音じゃないかと思ったラファエル。
この時の回想で、過去のコマが使われてるのだけれども、その一つがラファエルと心音をカノンが「ヘンタイ! 不審者!」と言って突き放した時のコマ。なんでこの場面を思い出すのかと。

そして次の日(よくよく考えたら、前回も前々回の次の日の話だった)。
前日、明日は男(奏四)の姿でカラオケすると約束していたものの、結局今回もカノンに着せ替えられた奏四。今回のテーマは『秋を先取りハロウィン・モード』。なお、今回は10月号ですが、話の中の季節は夏休みです。
なお、心音によると、「カノンになるのは1日1回のお約束デスから!」「これは今日のぶんでえ~す♪」とのこと。
まあ、お約束なら仕方ないですね(参考:お約束とは (オヤクソクとは) [単語記事] - ニコニコ大百科)。
つまり、ドーリィ♪カノンという話には、一話一回はカノンになるという暗黙の了解があるということです。高校の文化祭でメイド服を着たのも、このお約束があったからだと思います(前後の文脈にまったく関係がない)。

さすがに怒った奏四はウィッグを剥ぎとって、一言。
「どーしてラファエルに ボクとつき合ってることはっきり言わないの!?」
それにたいしての心音の返答。
「奏四くん女のコだって思われてマスカラ・・・」と言っているコマの後ろにカノンと心音のラブラブっぽい絵とそれを見たラファエルが「そういうシュミデスカー!!」とちょっとショックを受けている絵。
これは誤解をまねきかねないので言えないですね。
しかし、それにたいして奏四は「ちゃんと男だって明かして…」と反論。
ただ、「それはそれで誤解を招くとゆーか…」という心音のコマの後ろに鏡に写ったカノンに「美しいボク…」というセリフとそれを見たラファエルが「そういうシュミデスカ…」とショックを受けている絵。
この演出はすごい面白い。自分では思いつかない。ただ、後者はあまり誤解ではない気はするけれども。

「相手はふせて”カレシがいる”ことだけでも…」と奏四が言っても「らふぁてぃーそれじゃ納得しないでぇ~す」と心音。
(もしかしてあいつに言いたくないのか!?)と思う奏四と、(奏四くんとは歌作りのパートナーでしかないから…)と思う心音。
なんだかお互いに誤解を受けかねない状況です(正直、心音の誤解はどうかと思うけど)。

そんな中、ラファエルが帰宅。
奏四はカノンの服装から早着替えして、男服に(扉を開けるまでに着替え終わってるって、さすがに早すぎだと思うけど)。
そんな奏四をみてラファエルが一言。
「…男…?」
ずっと女の子と思い込んで話がつづくと思ったら、結構簡単に男だと分かったよう。
その後、ラファエルは「コレで確信した…」といったあとに、
「あぱり あなた 動画サイトで人気の"カノン"ですね?」

いったいどこでそうなったのか。あわてる心音と奏四。
奏四も、なぜ男=カノン? になるのかわからず、(わかんねーーっっ あいつの思考回路がっっ)とおもったよう。
で、なぜそういう思考回路になったかというと、カノンはとても人気だから"男にヘンソウ"していると思ったよう。この時、ラファエルの頭の上に『わかりマス!』と書いてあるのだけれども、ラファエルも変装しているのだろうか。

奏四としては、頭の中で(逆だ逆!!)と突っ込んだものの、動画サイトで人気のカノンが自分だとバレた今、逆に男だと話すことがいえない状況に。
するとラファエルが奏四にたいして「カラオケで歌かわいそう 言ってスミマセン」と謝る。あれ。思ったより素直だ。
その後、動画サイトに投稿した3つのオリジナル曲の素晴らしさを語り、(世界的ピアニストにほめられてる…!!)とぞくぞくして感動する奏四。これは鳥肌モノ。
と思ったら次に指摘したのが作詞作曲はすべて"CC"だったという話に。
そして「"CC"はココネ なのか?」と単刀直入な質問。どうやら、コーラスの声も心音の声だと分かったようです。
そして、「…ココネのママ このコト 知てマスカ…?」と質問。
そうして「ソノ顔知らナイ…知れば悲しむ」と日本語で言った後、ドイツ語で「一流音楽家の娘なのに そんな低俗なことを内緒でコソコソと…」と一言。ここをドイツ語でいったのは奏四への配慮なんだろうか。

というわけでここからは前とおなじように、心音にたいしてドイツに帰ろうと攻め寄るラファエル。
「ココネ 日本来てダメなった…」「でもボクなら ココネ もとに戻せる…!」だそうです(この言葉の間と後に奏四が止めに入ってます)。

と、突然話題を切り替えるように「とりあえず出かけるでぇーす! じゃあねらふぁてぃー!」と出かける心音。今頃気づいたけど、今回の心音の服装がちょっと面白い。猫だ猫。
とにかく心音の心境としては、『…ドイツへは帰らない… あんな悲しい思い出の場所へは 二度と――』とのことです。


最初に過去回なんていっときながら、ここでようやく過去の話です。ブログ書く前に一回読んで入るのですが、こうやって読み返してみると、思ったより現在の話が長かったです。
ときは心音が5歳、ラファエルが7歳の時。つまり、7年前だと思われます。
雨音のレとかドの#だとかと音の高さをあてるラファエルと、それにたいして「すごーい らふぁてぃー! よくわかるね!!」という心音。どうやら心音も分かっているよう。

と、雷がなってラファエルにだきつく心音。
それはともかく、ラファエルいわく、こういうときは楽しいことを考えればいいとのこと。それを聞いた心音は「あ! それこの前見たミュージカルであったね!」とのこと。
その後ラファエルが言った言葉は、「ソーセージにはソーセージを」「全てには終わりがある ソーセージには終わりが2つある」「ベーコンを求めてソーセージを投げる」「ソーセージと法律は作る過程を見ないほうがいい」
どれもドイツのことわざだそうです。どんんだけソーセージ好きなんだよ(参考:ドイツのことわざがソーセージだらけな件「ベーコンを求めてソーセージを投げる」 - NAVER まとめ)。

そして楽しくなってお互い笑いあった後、ラファエルは心音にたいしてこう言ったよう。
「ボクたちもあのミュージカルみたいに 将来結婚して子どもがたくさん生まれたら 一緒に合唱団を作ろうよ!」
それにたいして「すてき・・・!」と心音。その後、「約束だよ」なんて言ってます。
これが、ラファエルのいう約束っぽいですね。いやまあなんというか、想像以上に大変そうな約束です。中学生だと絶対にしない約束でしょうね。これをいまだに真に受けてるラファエルって・・・。
ところで自分はミュージカルなんてまったくもって知識がないのですが、そのない知識から思い当たるのは、『サウンド・オブ・ミュージック』かなと・・・。Wikipediaによると、ドイツではあまり上演してないそうですが。はじめてドイツ語版が上演されたのは2005年とのこと。ドーリィ♪カノンの設定が、掲載の始まった2012年だとすると、ギリギリあてはまる。

と、突然歌い出す心音。思いついた曲を歌いだすのは昔からだったよう。
すると、あきれたようにラファエルが「ココネはいつも突然ボクの知らない歌を歌いだすよね」と一言。えっ・・・。そこそういう反応なの・・・。
その反応を見た心音は「…ゴメンナサイ…」と謝る。これは前々回のラファエルの言葉。「なぜ謝る ココネの悪いクセだ」のある意味伏線回収なんだろうけど、これは思わず謝ってしまっても仕方がない気がする。

と、そこに心音の母が帰宅。
ようやく何度も話にでてきた母親が登場です。しかも大きく描かれてます。
何度か説明されてますが、元ピアニストで心音がうまれてからはピアノの先生をしているよう。そのため、心音も一流のピアニストになると思っていたし、実際ピアノの先生にも「すばらしい!」とほめられていたよう。
ところでこの時に先生が「いずれララ・シシドのような一流のピアニストになるのは間違いない!」と言っているのだけれども、『ララ・シシド』とカタカナで書かれると何かの音をあらわしている気がしてならない。
ところでこの名前は本名なのだろうか。ララっていうとキキララしか思い出せないのだけれども。いやでも、松嶋尚美の娘の名前もララだったか(参考:松嶋尚美の長女の名前決定!「空詩(らら)をよろしくね」 ― スポニチ Sponichi Annex 芸能)。
後気になったのは、『ララ・シシド』というのが一般に知られてる名前っぽいこと。こういうのって旧姓のまま通名になっているという印象があるのだけれども。結婚してから有名になったか、旧姓も宍戸だったか(父親のほうが苗字を変えてる場合も中にはありますし)、旧姓が『荒井』みたいにあまりいいイメージにならない苗字だったか。まあ、本名なんだし、そこまで深く考えこむないようでもない気がするけれども。

で、"ママみたいな"ピアニストになろうとしていた心音だけれども、母親からピアノを教えてもらったことはなかったらしい。
「きっとワタシが上手くないからだ」「ママはワタシのピアノが好きじゃない…」と心音。
うーん。何か理由はあると思うのだけれども、なぜだかは分からない。ピアニストになったことで嫌なことがあったとか? まさか、心音が思ってることが本当にそうだとは思わないのだけれども。

まあそういうこともあってか、心音は6歳になってから少年少女合唱団に入ることに(とはいっても、2巻で収録されていた番外編を読むと、現在でもピアノを習っているそうなので、ピアノをやめたというわけではなさそう?)。
そこで合唱団の子が心音に言った言葉
「ねぇ なんでママのあとを継ごうとしないの?」
ピアニストって別に後継ぐようなものでもないような気がするけど、心音は「…ママが望んでないから…」と返答。それ遠回しに自分は望んでるといっているような気がするのだけれども・・・。

で、その合唱団ですが、なんと心音がコンクールの独唱(ソロ)をすることに。合唱団でも、ソロをやる人がでてくるんですね。
というわけで、最初はネガティブな気もちで始めた歌でしたが、やっていくとつらいことを忘れさせてくれ、ピアノより歌のほうが楽しいと思うようになったんだそう。
よかったよかった。

なんてことを思っていたら、それを僻む子たちがいるようで、「どうせママのおかげで選ばれたんでしょ!」と言われる始末。
そして、そんな心音の前にでて、心音に味方するラファエル。なんだかこのラファエルは、今とあまり変わらない気が・・・。急にイケメンになった感じ。

まあそんなこともあって、『どこへ行っても"ママの娘"から逃れられない』と悲しむ心音。どことなく、少女少年Vの茜を思い出します。
『ママ…ワタシ どうすればいいの?』『ママはワタシにどうしてほしいの…―?』と自問する心音。
母親から何も期待されてないのではないかというのは、子供心としては辛く不安なことのかもしれない。難しいところなのかもしれないけど。

ときはすぎていよいよコンクール本番。
場所は大聖堂のようなコンサートホールだそう。
『ママ…今日は来てくれるって言ってた ここで歌うワタシを見ればきっとほめてくれる…!!』と心音は思ったよう。
なんだか悪いフラグがたってるような気がしなくもないですが、次にいきましょう。

そんななか、心音に聞こえるように会話する二人の女の子。
「いい気なもんよね ピアニストの娘のくせにピアノじゃなくて合唱で好き勝手して」
今回はソロですけどね(笑) なんて思ってるまもなく、話は変わる。
「そう言えば知ってる? ララ・シシドが引退したワケ!」
すっごいいやな予感がしてきました。いや、自分は一回読んだ上でブログに感想を書いてるのでつづきは分かるのですが、ここは結構辛い。
理由はそこまでたいした内容じゃないです。
「赤ちゃんがお腹にいる時指がむくんで それでピアノを弾けなくなったんだって!」とのこと。
心音がショックをうけるには十分な理由かもしれませんが、正直自分としては、「こうやって追い込むかぁ」程度にしか思わなかったのです。思わなかったのですが・・・。
「生まれなきゃよかったのに」「ねーっ」
そういう言葉を言わせちゃいますかと・・・。ひ、ひどすぎないかこれは・・・。

そうして母親を探す心音。母はどうやら音楽事務所らしき人たちに囲まれて話しているよう。
「さすがララ・シシドの血を受け継いだ娘!」「ぜひとも全力でプロデュースさせてほしい!」と心音を勧誘する人にたいして母は、
「やめて あのコに私と同じ才能があるなんて思わないで」
うーん。どういう意味でいったのか微妙なところだよなぁ。「才能がない」といっているわけではないし・・・。

話の最後には現在の心音の落ち込んでいるような絵で終わってるわけだけれども、奏四に過去のことを話しているのだろうか。


いやぁ。今回は本当濃かったです。今までももちろん面白かったのですが、ラファエルが登場してから断然面白くなってきた印象。
今回はいろいろな伏線回収回でもありました。
もしかして第二話で心音が言ってたママが音楽の才能ないって言ってたというのは、最後の母親のセリフかなぁ? それとも、来月号にもっとはっきりと才能がないと言う場面があるのかもしれない。
何か心音が勘違いしているような気もするのだけれども、ラファエルの言葉からすると、勘違いしているわけではないのかもしれないしなぁ・・・。
いやもう本当、来月号が怖いです。このままソロで歌って、うまくいくとは到底思えないので。多分、失敗してそれがトラウマになってるとかじゃないかなぁ。3巻の歌のテストで人前で歌うのは、昔いろいろあって苦手と言っていたし。

とにかく、来月号のお約束に期待しておくことにします。
俺男だけど、奏四なら抱かれてもいい。と思わず言ってしまいそうなぐらいイケメンです。

0 件のコメント:

コメントを投稿