2014年10月25日土曜日

『ないしょのつぼみ ~さよならのプレゼント~』を購入しました

ないしょのつぼみ ~さよならのプレゼント~ (小学館ジュニア文庫)
ないしょのつぼみ ~さよならのプレゼント~ (小学館ジュニア文庫)
ないつぼ小説版発売!! - やぶうち優のハジさらしな日記

なぜか、未だにamazonでは表紙が掲載されてないないしょのつぼみのノベライズ版を購入しました。いま読んでも、やっぱりいい話ですよね。たまにネットで「エロいと話題だから買って読んでみたら、いい話だった」というコメントも見ます。

作者の相馬来良さんは調べてみるとどうも新人らしく、調べてもほとんど情報がでてきませんでした。調べて出てきたのは下記の2つのシナリオ大賞の選考ページ。
伊参シナリオ大賞2010一次審査結果
テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞|テレビ朝日
どちらも、受賞はしなかったようですが、シナリオ志望なんでしょうね。名前から男か女かよく分からないし、調べてもでてこなかったのですが、今回読んだ本に"つぼみたちと同じ歳頃に戻れたら……、中途半端でやめてしまったピアノとバレエを真剣に学びたい!"と書いてあるので多分、多分女性だと思います(ピアノとバレエを習ってたという点から推測)。

中身はほぼ原作どおりです。一つだけ気になった点といえば、9話のラスト、視聴覚室から飛び降りたつぼみが根本くんの上に覆いかぶさるように倒れてしまった場面について、"初めて触れた根本くんの胸、腕、肌、髪……。そのどれもが、あたしとは違っていたから。"と書かれていたことぐらいかな。一番男の子だと分かった点が書かれてないのだけれども…。ただ、その場面の挿絵に、漫画のその場面が掲載されていたので、この本を読んだ人はつぼみの足が根本くんの股間にあたってるんだなということはわかるわけだけど
後、その次の日につぼみからキスされそうになる夢を見た根本くんだけど、目を覚ましたものの、夢精をしたということまでは書かれてなかった。男の数少ない性の描写なわけだから、ないしょのつぼみのテーマ的には重要な気もするのだけれども。
他にも比較して読んだら細かい違いはあるのだろうけど、気になったのはそれぐらいです。そもそも、上記の箇所だって、ストーリーに関わる箇所かというと、そういうわけではないと思うのでさほど問題はないです。

ちなみに、エピローグとして10年後の12月24日、つまり沙耶が10歳の誕生日の日の沙耶視点のオリジナルエピソードが収録されてます。てっきり、10年後には両親が離婚していて母親の元に引き取られた沙耶の苗字が、母親の旧姓の遠藤になるのかと思ったけど、そういうわけではなさそう? 後、つぼみはいまだに根本くんと付き合ってるようです。なんで沙耶の根本くんの呼び名が「根本さん」ではなく、「大樹さん」だったことが少し意外というかなんというか。多分、この頃のつぼみは「大樹」と呼んでいるからなんだろうな。

少女少年もこういう形でノベライズされないだろうか。

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