2014年7月14日月曜日

ヤフオクで今まで持ってなかったやぶうち優先生のコミックスを購入しました


自分がもっていないやぶうち優先生のコミックスのみがうまい具合にヤフオクで出品されていたので思わず購入しました。2570円と思ったよりかかってしまったのですが、これでコミックス化されているやぶうち優先生の作品はすべて読んだことになります(多分)。

むしろ、今までなんで持ってなかったのという感じですが・・・。こんなブログやサイトをやっていて・・・。

とりあえず、『おちゃらかほい!』『みどりのつばさ』『短編物』『その他』の4つに分けた簡単な感想。

おちゃらかほい!


前に、心音はやぶうち優先生の作品にしては珍しくメタ発言が多い。なんて書きましたがこの漫画で普通に使われてました(ちなみに、初期の短編漫画にも何作かメタ発言がありました)。こういう漫画がちゃおに掲載されてたのかと驚き。コロコロコミックに掲載されてたと言われたほうがまだ納得できるかもしれない。

はぶっち先輩のキャラがいろいろとひどい。ここまでの変態キャラはそうそう描けないようなきがするんなぁ。でも、人気だったらしい(謎)。

後、最後に載っていた4コマ。玄米先輩は靴箱を開けると落ちる何十通ものラブレターというネタがあったのだけれども、こないだこのネタがドリカノ番外編でやってました。その時自分は「最後に入れた人は落ちたラブレターを全部入れたうえで自分のも入れたのだろうか」みたいなことを思ったのですが、この漫画でまさにそのことが書いてありました。まあ、そりゃそう思うか。

そうそう、自称、少女少年ファンとして忘れちゃいけないのが番鳥について。自分が作ってる用語集にも『もともとはやぶうち優先生の他の作品の『おちゃらかほい』に登場していたキャラ。』と書いてるにも関わらず、自分が読んだことなかったという(番鳥|少女少年用語集)。わざわざ、お茶の中にフンしなくても…。

みどりのつばさ


地震ネタがあってなぜか驚いた。今の時代でもこういう作品は描けるんだろうか。東日本大震災後、こういう地震ネタはタブー視されてるイメージがあるけれども。

この作品のメインは村同士の対立についての話だと思うのだけど、最後にカップルになった3組はみんな同じ村同士なんだよなぁ。一組ぐらい違う村同士というパターンがあってもよかったと思うのだけど。後、翼が嫌味な男だなと(ヘルメットはちゃんとつけろ!)。委員長の藤木のほうがいいヤツだと思ったんだけどなぁ。まあ、イケメンなのは翼のほうなのでしょうがない(そういうことじゃない…とセルフツッコミ)。

それと、ラストの4年後に翼が人力飛行機で離陸する時の見開きの絵。文字は『わぁっ…』としか書かれていない見開きの絵。贅沢すぎてまた「おおっ!」と思ってしまいました。この演出は簡単なような気はするけど、すごいと思う。

後、前から思ってたのだけれども、やぶうち優先生の作品って最終回が数年後という展開が多いような。ちゃお買い始めていろんな作品の最終回を見てきたけど、あまり最終回が数年後で終わるパターンってなかったような(最終回が数年後というパターン自体はよくあると思うけど)。今度、まとめてみようか。

短編もの


連載自体は『君にストレート』自体が初めてだったらしいのだけれども、シリーズ物として同じキャラクターがでてくる作品が複数あって驚いた。短編もののほとんどの作品は全く別の作品だろうと思っていたので。実際、やぶうち優先生の短篇集の『チコのねがい』『君が舞い降りてきた』『恋を奏でる季節』は一話ものだけだったし。

短編もので特に気になったのが『美少女まんが家 ラブリートーン』という漫画。この作品は衝撃的だった。内容もすごいけど、演出もすごい。内容としては編集部にたちむかう少女漫画家の物語なのだけれども、これを小学館がOKしたのかと。一歩間違うと、小学館自体、こんなところなんだろうなと思われかねない漫画なもんで・・・(さすがにここまでひどくはないと思うのだけれども、小学館の編集部は悪い話をよく聞くので・・・)。それと、演出もすごい。漫画のトーンを使った演出を現実の効果となって現れるという手法をとっていて、驚愕。この手法は新しい気がした(20年も前の作品だけど)。

その他


文庫化されて読んでた水色時代だけど、もしかしたらコミックスのほうにか収録されてない漫画があるかもしれないと思って最後のほうだけパラパラと読んでみた。水色時代1巻には短編マンガとあとがき漫画が描いてあったのだけれども、そこに当時のスタッフについて紹介されていた。アシスタントの一人が、彼氏だったんだとか。旦那か? と一瞬思ったけど、東京都出身と書いてあるので多分違うかな。
それと、少女漫画なのに男ばっかりだったんだとか。今はアシスタントは女性限定らしいけど、当時は男が多いぐらいだったのか(アシスタント募集中!! - やぶうち優のハジさらしな日記)。

後、やぶうち優先生の作品ってレズキャラが多いような・・・。今回読んだ中では『おちゃらかほい!』と『軌道はずれの迷惑星』の二作品にでてきた(正直言って、後者のほうは出てくる出てくる必要性すらほとんど感じられなかった)。他にも思いつく限り、二作品にレズキャラがでてきたと思うのだけど。こっちも時間があればまとめてみようか。

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