2013年3月21日木曜日

そもそも、いつからレミは小文字言葉になったのか

先日のつづき。
そろそろレミの小文字言葉騒動についてひとこと言っておくか | yuuの少女少年FANブログ

今回はネタバレ分が多いので注意。

いや、実はいうと、こないだ上記のようなエントリーを書いておきながら、いつごろから小文字言葉を使い出したのかをちゃんと読み返して調べてなかったわけです・・・(おいおい)。
最初から小文字言葉だったような気もしたのだけれども、1巻読み返したら全く小文字言葉を喋ってませんね。
というわけで、いつから小文字言葉を使い出したのか振り返ってみたいとおもいます。

まずは第2話ラストの初登場。
その時の台詞は、「・・・アタシより・・・上手い・・・?」というものでした。今だったら、「・・・ぁたしょり・・・ぅまぃ・・・?」とでもなってそうです。
第3話のカノンへの呼びかけも「「Kanon」を歌ってくれてうれしいです」「できたらまた動画投稿したください」「よろしくお願いします」という、小文字の入ってない言葉。


じゃあ、いつから小文字言葉を使い出したのか。
自分の記憶だけを頼りに思い返してみると、確かカノンとのメールでのやりとりが初だった気がする。
なので、初めてのメールがそうかと思ったのだけれども、第6話ラストでのレミからのメールの件名は『ライブ来てくれてありがとう♪』というもの。『ぁりがとぅ』じゃないんですよね。
うーん違うかー。と思って、第7話で公開された、そのメールの内容を読んでみると、
『こんにちゎ レミです

カノンさん この間ゎ
ライブ来てくれてありがとぅ♪

途中で帰っちゃって残念です

でもうさ耳パーカー
かわぃかったょv』
というものであった。

というわけで、ここで初めて小文字言葉がでてきました。
ただ、この時は、「あれ? こんなメール書くキャラなのか。思ったイメージと違うなぁ」とは思ったけれども、中学生の女の子のメールならこんなもんかもなんて思って特に気にしませんでした。それに、このころはそんなに多くなかったし。

ところで、小文字言葉って、どういうところが小文字でどういうところが普通の文字なんだろうか。例えば、上記のメールの文でいうと、『うさ耳』の部分は普通に書いてあるわけだけれども。
なお、上記の文面の後には『アタシもそんな元気がでる曲が歌えたらいいな・・・』という文がでてくるのだけれども、『アタシ』とか『歌えたらいいな』とか、小文字にしようと思ったらできそうだし。

さて、少し飛んでレミとカノンが初対面する第9話。
「遅れてごめんなさい!」と言った後にレミはカノンにたいして、「・・・やっと、会ぇた・・・」と一言。
これが、声に出して言った言葉による初めての小文字言葉なはずです。

でも、やっぱり目立つようになったのは、11話以降の、レミが心音や奏四と同じ学校に転校してきてからでしょうか。
レミの話す場面がかなり増えたんで、そのぶん小文字言葉も増えているという感じです。

ところで、もう一度、どの部分が小文字言葉になるか考えてみると、どうもカタカナと漢字にする部分は小文字にはならないよう。
なので、初セリフの「・・・アタシより・・・上手い・・・?」はたとえ今言ったとしても、せいぜい「・・・アタシょり・・・上手ぃ・・・?」ぐらいになると思われます(実際、今も『アタシ』は『アタシ』です)。

ただ、それ以外の基準はありそうな気がするのだけれども、いったいどういう基準で小文字言葉にしているのだろうかと。やぶうち先生に質問してみようか迷う。

ところで、プライベートでは小文字言葉を使ってるけど、実は仕事では小文字言葉を使わないんじゃないか、と思っていたのですが、普通に村崎さん相手でも使ってます。
今月号でも、「アタシゎただ・・・ムラPの言ぅとぉりに歌ってるだけ・・・」という台詞が。さらに、生放送の動画配信のメッセージでも、「こんばんゎレミです」とか「同時にあなたたちの新曲動画ぉ公開してくださぃ」「どっちの再生回数が多いか・・・勝負ょ」というも小文字言葉が入った台詞も今月号にはありました。歌番組でのメッセージではまったく小文字言葉使ってなかったのに・・・。


最後に、正直読みづらいと思ったレミの小文字言葉ランキング。

まず第3位。
第11話より、心音に話していたときに発した言葉。
「そぉぃぇば・・・」
なんと本来なら全て普通の大きさの文字の言葉なのに、小文字が3つ連続で登場します。

続いて第2位。
第12話より、励ましのために心音に伝えた言葉。
「心音ちゃんにゎアタシがつぃてるょ!」
なんだか分かりませんが、いっつも語尾を「にょ」と読んでしまうんです。なんでだろう? うーん、分からない。

そしてそして第1位。
第13話より、嬉しさのあまり心の中で思った言葉。
「ドキドキとワクワクでどぉしょぉ・・・」
一瞬、「どおしょお」と読んでしまった言葉です。せめて、小さい「ゃゅょ」がつくと、違う音として読めてしまうときは、小文字にしないでほしいです。


とりあえず、このあたりにしておきます。
コレ以上やると、「お前、ファンのふりしたアンチだろ!!」と叩かれそうなので。
もちろん、アンチじゃないですよ。レミはとってもかわいいですしね。もう本当、「ヵゎぃぃ」とでも言いたいぐらいです(注:いくらレミでも、「か」を小文字にすることはありません)。


ここからは余談です。ドーリィ♪カノンとも少女少年とも全く関係がありません。
レミはよく、助詞の「は」を「ゎ」と言っているのですが、そもそも小さい「ゎ」って普段、使わない人のほうが圧倒的に多いとおもいます。
どういう時に使うかというと、前に「く」をつけて「くゎ」「ぐゎ」として使われます。音としては、「か」「が」に近い音です。なんとなく予想はつくとはおもいます(ぐゎぐゎと書くと、アヒルの鳴き声っぽいイメージ)。
どうやら、昔はよく使われていたそうですが、戦後の『現代かなづかい』の制定によってなくなったそうです(参考:小さい「ゎ」って何の為にあるの?! - 国語 - 教えて!goo)。
ちなみに、関西の四大私立大学である、関関同立のうちの一つ、関西学院大学は、一般的には「かんせいがくいん」と読まれるのですが、実際には「くゎんせいがくいん」と読みます(参考:関西学院大学 - Wikipedia)。
ちなみに、公式サイトのドメインはwww.kwansei.ac.jp。"kansei"ではなく、"kwansei"です。
まあ、だからといって「くゎんせいがくいん」とか「くゎんがく」と読む人は滅多にいませんけどね。
自分もこの大学に通ってたんですが、わざわざ「くゎ」というひとは聞いたことがないです。

2 件のコメント:

  1. やぶうち先生が、たぶん普通の言葉だたと読者受けしないからレミと言うキャラを生かすために小文字を使うようにしたんだと私はおもうだけど…。

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    1. 確かに、その可能性は高いとは思います。
      が、実際にどれぐらい読者受けしてるかどうかは疑問です。
      心音の「でぇ~す」という口癖は、先生のブログのコメント欄とかを見る限り、読者受けしてそうな感じはするんですが。

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