2013年10月5日土曜日

【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第19話

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ちゃお11月号発売! - やぶうち優のハジさらしな日記

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心音の母親の「あのコに私と同じ才能があるなんて思わないで」と言っていた回想で終わった前回。
別に『才能がない』と言っていたわけではないけれども、心音にとっては『才能がない』と言っているように感じたよう。

場面は変わって現在のカラオケ店内(多分)
前回ラファエルに「とりあえず出かけるでぇーす!」と言っていた心音だけれども、結局いつもの場所っぽいです(同じビル内)。
で、どうやら今までの回想は奏四に話していたようです。奏四は親身になって心音の話を聞いている様子。

場面は戻ってコンクールの時の話。
合唱中、どう見たって動揺している心音。気もちを落ち着かせようと客席を見渡してラファエルの姿を発見し、少しはホッとするものの、その横の母親がいるのを見てさらに動揺し、鼓動も速くなるという状況に。
さらに「生まれなきゃよかったのに」「ねーーっ」という女の子の言葉を思い出して、さらにパニック状態に。

そしてそのまま独唱タイム。
が、あまりの動揺しすぎて歌詞を忘れてしまう自体に。
会場はざわつき、さらに(歌…わなきゃ…歌… …早く…)と焦る心音。
そうして出てきた歌詞が、「♪ソーセージには~ ソーセージを~♪」というもの。
どんな歌か知らないけど、全くもって歌詞が違うというのは分かります。
客席も「え?」とちょっとした動揺をうけているよう。
「♪ベーコンを求めて~ ソーセージを投げる~♪」
この時、心音はこう思ったよう。
(音…はずれてる…!)
そこか! メロディーは実際に歌うはずだった歌と同じなのかもしれないです。
「♪ソーセージと法律は~ 作る~過程を見ないほうがいい~♪」
ところで、実際、緊張して歌詞を忘れてしまうということは、リアルにもいそうな気がするのですが、そういう時ってどういう対応をとる人が多いのでしょう。明らかに違う歌詞(しかも、「ラララ~♪」とかではなく、ある程度意味のある歌詞)を歌う人っていうのはどれぐらいいるんだろうかと。
まあ、そんなわけで(はずかしい…!!)と心音は思ったんだとか。
「♪全てには終わりがある♪ ♪ソーセージには終わりが2つある~♪」
客席からは爆笑の渦。ただ、「ブラーヴォ!」と発している人は拍手をしている人もいるようなので、下手ではなかった様子。
ラファエルは顔を真赤になって、母親は呆れているようにも見えますが。

本番終了後、開催前と同じくどこかのスカウトマンに囲まれる心音の母。
「さっきのあれは即興だろう? たいした度胸だ」
まあ、確かにそれは思います。
しかし心音の母は頑として「あのコは私と全然ちがうの! あのコに私を重ねるのはもうやめて」と言い続けていたようです。

帰り道、母親はずっと難しい顔をして一言も心音に話すことはなかったようです。
自分は親じゃないからわからないんですが、本当は何か話したかったんじゃないかと思います。変に励ますとプライドを傷つけるんじゃないかと思うし、かといって怒るのは何か違うだろうし。
なお、この時は雨だった様子。登場人物の精神状態によって雨が振るのは昔からおなじみの表現ですね(分かりやすいところでは、Vで稔が家を飛び出して豊の家に行く時とか、VIで本物のぞみが浅間に「オレが好きなのは、きみじゃなくてもう1人ののぞみのほうなんだ。」と言われた時とか)。
なお、この横に現在の何か言いたそうな奏四のコマが。

心音が8歳になった春、父親と日本で暮らすことになったんだそう。
ラファエルが飛行場まで見送りに来て、「ココネ! 必ず会いに行くよ!」と言って心音の目尻近くにキス。
こんなところにキスされるのって、ちょっと怖い気がするのだけれども(キスされるほうの目を閉じなきゃ危険な気が・・・。
後、この時、心音の後ろにいた女の子二人が心音とラファエルを見て、ちょっとだけ驚いているようにみえるのだけれども、ドイツでは普通のことじゃないのかと。

なお、母親は心音と目をあわすことすらなかったよう。
そんな母にたいして心音は、
――ママみたいになれなくてゴメンナサイ…
――ママの望む娘になれなくてごめんなさい。
――ワタシのせいで ピアニストをやめたママ…
――生まれてきて ゴメンナサイ…――
ものすごく、心苦しくなるのでやめて・・・。辛すぎる・・・。

以上で回想は終了したようで、話は現代に戻る。
「…きっとママにとってワタシはいらない子… だからドイツへは帰らない デス…」と心音。
こういう時、どういう対応してあげるのが正解なんだろうか。自分にはなにか良い言葉を言える自身がない。

と思っていると、奏四が心音に突然抱きしめてきて、
「"いらない子"なんて言うなよ!」
「たとえ心音が親の期待からはずれてても…」
「ボクにとっては…」
「心音が必要なんだ…!!」
何このイケメン。
俺男だけど、奏四になら抱かれてもいい。と思わず言ってしまいそうなほどイケメンです。
これは惚れます。

すると、即興して歌を歌い出す心音。
歌詞に『ココロノオト』とあったり、心音の歌という感じがします。
奏四によると、「ちょっと切ない…でも どこか温かいメロディーだね…」とのことです。

すると、「…やっぱり心音…」という声とともに部屋の扉が開き、そこには心音の母とラファエルの姿が。
日本には、「急な用事で 今朝着いたの」とのこと。いったいどういう用事なんだろうか。
で、日本に着いた後、ラファエルから動画のことを聞いたようで、動画も見たようです。
心音はショックを受けたようです。親に秘密にしていた趣味を、知られたわけですからね・・・。ちょっとショックでしょうね。

ところでラファエルによると、「…ココネのママ ココネが作詞作曲できる知ってた…」とのことで、どうやら昔、心音が自作の歌を歌っているのを聞いていたそうです。
そこでさらに心音は(聞かれてた――!?)と驚き。ラファエルの前では普通に自作の歌を歌っていたのに、母親の前ではやったことなかったのか。

で、母親によると「だから心音にはピアノをおしえたくなかったの」とのこと。
「心音にはピアノ以外の可能性があるのに 周りも…心音自身も"私みたいな"ピアニストになることばかり考えてた…」「なにより心音のピアノが私に似てた… 私がおしえれば私の"コピー"になってしまう… そう思ったから…」
正直、予想通りといえば予想どおりです。本気で母親が心音にたいして失望してるんだろなとはさすがに思っていませんでした。でも、それなら最初からそう言えよとも思いますが、それについては、
「人に言われてじゃなく 心音自身で気づいてほしかったからよ」とのこと。
言いたいことは分かりますが、どこかで気づいていないと気づくべきだったとは思います。難しいだろうけど。

ここで話がちょっと変わります。
「…心音がお腹にいる時…」から始まる母の話。
「は自前て心音の心臓の音を聞いた時…」「ピアノでどんな賞をとった時より感動した」「私の中に 私とちがうリズムを刻む新たな宇宙が宿っている」「そんな奇跡に感動してつけた名前が」
「"心音"」
ここにはちょっとゾクっときました。
ただたんに、いつもの"しばり"で『音』という字をいれてるだけだと思ったのに、そんな理由が。
どうも、自分はこういう名前の由来の話に弱いかもしれない。で、そういう時に自分の名前の由来を思い出し、両親にごめんなさいと言いたくなる自分・・・(名前から想像できる「こういう人間になってほしい」という願いとは全然違う人間になってしまったので・・・)。

「自分で歩き始めた心音は 私とはちがう…歌の道へとすすんだ」「なのに…それでもまだ周りは心音を私という枠にはめようとする…」「私がいくら説得しても…」
とのこと。つまり、「あのコは私と全然ちがうの! あのコに私を重ねるのはもうやめて」とは別に娘を否定しているわけではなかったんですね。
でも、それなら「あなたの娘だからというわけではなく、一人の実力ある少女としてプロデュースしたい」と言われたら考えたんだろうか。
まあでも、ドイツにいるかぎり「"ララ・シシドの娘"から逃れられない」と判断したようで「…だから 日本に行かせることにしたの」とのことです。「つらい決断だった…」とのこと。ところで、この時父親はずっと日本にいたんだろうか。この両親、ずっと離れて暮らしてるのか?(父親はラファエルのこと知ってたけど)

そして心音の母は心音とむきあって心音に「心音は心音の宇宙(そら)で自由に羽ばたいて …それがママの願い」「…動画サイト いい舞台を見つけたわね」と伝えます。
よかったよかった。やっと、母の気もちが娘に伝わりましたね。
やっぱり、言葉って大事ですね。

なお、その後ろでラファエルが「Achhh!」とショックを受けている様子。
自分がもうちょっと性格の悪い人間であればここで「ざまぁwww」と言っていたかもしれませんが、自分はそこまで性格悪くないのでそんなことをは言いません。

次に心音が、「ワタシ 日本に来てよかった… ワタシの運命を変える 運命の人に出会えたから…」と母親に伝える。その途端、奏四の顔が赤くなります。
これはどうみても、親への彼氏紹介だよなぁ・・・。心音はそういうつもりで言ってるのかわからないのだけれども、自分にはそう見える。

その後、心音の母が奏四に対して一言。
「あなたが動画に出てた"カノン"ね? ラファエルから聞いてるわ すばらしい女の子…って」
なお、今は男姿です。
次に、「きっと心音に必要なのは 前や上に立って引っぱってくれる人じゃなくて となりにいていっしょに悩んだり… 支えてくれる人なのね」と。
ラファエルがその言葉を聞いて驚いたような顔をしていますが、ラファエルは心音の前に立って引っぱっていこうと考えていたんでしょうか。まあ、確かにラファエルのやり方は強引だったか。

そして心音の母は奏四に対して「心音のそばにいてくれてありがとう」と伝え、「…でも あなた…」といった後、奏四の耳元に近づき小さい声でこう言いました。
「女装… シュミなの?」
どうやら男とバレているよう。心音も「ちがッ… えーと ちょ… まッ…」という慌てぶり。
まあ、だからといって、『心音の趣味』ということもできませんしね。
『心音の可能性』は歌や作詞作曲だけじゃなかったというのはさすがに気づいてなさそう。

ちなみに、なぜバレたのかというと、声を聞いただけで男の子の声だと分かったからだとのこと。
音感がある人は、男の子か女の子の区別がつくものなんだろうか。女の子っぽい男の子の声でも、何か男っぽい気もしますが。
ちなみに、ここまで心音の母の前で奏四は喋っていません(感動詞程度ならいくつかありますが)。

数日後のこと、心音の母とラファエルは一緒にドイツに帰ることになったよう。
母親は、ドイツでいったい何をしているのかと。もちろん。ピアノの先生というのは分かるのだけれども、ドイツでやる必要性はないしなぁ。まあ、ドイツのほうが知名度もあって、売上多そうだけど。

なお、ラファエルが心音の母に動画を見せたのは、心音をドイツに連れて帰るためだったよう。なぜ、これでドイツに連れて帰れると考えたのか分かりませんが、結果裏目にでたというわけです。
ところで、今回のことでラファエルはこう思ったようです。
「ココネ天使ちがう…」
「創造主…神だ…」
いや、さすがにそれは大げさすぎる気が・・・。セカイ系漫画じゃないのだし。
ところで、八百万の神という考えの日本ならともかく、ドイツってどうなんだろう。確か、ドイツの主な宗教ってキリスト教だと思うのだけど、キリスト教って一神教だよなぁ。まあ、考え過ぎか。

次にラファエルは「カノン」と、カノンのほうに呼びかけ。
ようやく今回のお約束です。今回は表紙だけなのかと思いました。
で、ラファエルはカノンに対して「イッショにドイツへ行こう!」とのこと。
カノンは速攻で「いやッ ケッコーですッ」とお断り。
残念がるラファエル。「キミとなら最高の合唱団 作れる 思ったのに…」とのこと。
カノンは心の中で(…ん?)と思う。心音の過去話聞いてたら、それはどういう意味なのか予想つきますしね。

そしてラファエルは「…それじゃ また…」と言ってカノンの目尻近くにキスをして去っていったようです。
後ろで笑いを堪える心音の母と、慌てる心音が面白いです。

その後、キスされたところを一生懸命ハンカチで拭いて次回につづく。
来月号から新章スタートとのことです。今の章に入る直前の話はラファエルが登場して終わりましたが、今回はキレイに終わりました。
いったい、次章ではどんな話になるのでしょうか。気になります。

なお、今回のおたよりコーナー内の質問コーナーは、
『ラファエルはピアノ以外で得意な楽器あってある?』というもの。
それにたいする回答は、「ほぼひととおりなんでもできる 当然だろ しいていえば…そうだな 管楽器よりは弦楽器かな バイオリンとかチェロとか…」とのこと。
で、それに対する奏四の感想は『うわ…スゲーやなヤツ』で、
心音の感想は『奏四きゅんににてるでぇ~す』とのこと。
この二人の感想は、なんだか面白いです。

3 件のコメント:

  1. 心音ちゃんをいじめないで(涙)

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  2. 「生まれなきゃよかったのに」「ねーーっ」は、さすがに辛かったです。

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  3. 生まれなきゃよかったのには言い過ぎ・・・
    そんなこと言われたらさすがにショック

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