2013年1月26日土曜日

たまにはやぶうち優先生以外のちゃお漫画家について書いてみる

毎回、『ドーリィ♪カノン』のためだけにちゃおを買っている自分ですが、他の作品も全部読んでます(イナズマイレブンは読んでません)。
で、その中からオレ様キングダムを連載している八神千歳先生と、にじいろ☆プリズムガールを連載している中原杏先生について少し書きたいことがあったので書きます(ちなみに、自分は、ドーリィ♪カノンが始まった2012年4月以降の話しか知りません)。

ところで自分は、漫画(に限らないけれども、物語作品全般)は二種類に別れると考えています。
一つ目は、一話一話がキレイに終わる、一話完結もの。もう一つは、話の終わりが次号につづく終わり方というもの。こういうのを専門的な言葉であるか分かりませんが、仮に前者を『一話完結型』、後者を『連続型』とすると、『オレ様キングダム』は一話完結型、『にじいろ☆プリズムガール』は連続型に近いと思っています(『ドーリィ♪カノン』は連続型)。
多分、比率的には一話完結型のほうが多いとは思います。少なくとも、超長期連載している作品や、4コマ漫画含むギャグ漫画はほとんど一話完結型じゃないかなと。
これは予測だけど、連続型のほうが書くのは難しいんじゃないかと思われます。一話完結型だと、書く時に話を考えればいいけれども、連続型だとだいぶ前から話を考えて展開していかなければいけないので(まあ、さすがにそんな単純な話ではないとも思いますが)。
まあ、長い前置きはここまでにして、以下本題。はっきり言って、上に書いたことは別に意味が無い(言ってみたかっただけ)。


オレ様キングダムを連載している八神千歳先生
まずは、八神先生から。
普段からTwitterで、やぶうち優先生に関するツイートを追っている自分ですが、その時によく一緒に話題にされることが多いのがこの八神先生です。
ちゃおに関するつぶやきを追ってみても八神先生についてつぶやいている人が多く、だいたいその時につぶやかれている言葉が「絵がうまい」
そう。絵がとにかくうまいんです。この先生。
ちゃおの漫画家って、どうも絵がうまいと思える人が少ないのだけれども、八神先生の絵はすごくうまい。
ところで先日、ドーリィ♪カノンの幸田さんがイケメンと発覚した時のちゃおの号に、やぶうち優先生のインタビューが載ってたんですが、その時にやぶうち先生は「イケメンを描くのが苦手」とおっしゃっています。
自分はやぶうち先生の描くイケメンが下手だなんてことは全く思ったことないんですが、イケメンとはいってもかっこいいだけではなく、少し可愛らしさがあるような印象は受けます。それに対して、八神先生の描くイケメンはかっこいいとしか言い表せれないようなイケメンとなっている気がします(赤城輝は除く)。
どっちがいいとかは人それぞれ違うとおもいますけどね。少なくとも自分は、かわいいイケメンのほうが好きです。

ストーリーについては、あくまで個人的な意見ですが、面白くもなく、だからといってつまらないわけでもなく、無難な感じです。
だいたい一話完結型なんで、深みがなく単調。
最近、主役二人が念願のカップルになったけど、だからといって何か特別変化があったようには見えない(変化をだすためにイケメンの弟なんてものを登場させたのかと思ったら、2話連続で本筋にはでてこなかったし)。
そもそも、主人公が漫画家という特徴的な設定を持っているのにもかかわらず、その設定をいかしきれている気がしない。これは勝手な願望なのだけれども、漫画家が漫画家を描くのであれば、もっと漫画家の世界を深く描いてほしい。その世界をよく知っているのだから。

とはいっても、自分は最初から知っているわけではないので、最初から知っているとまた違った印象を受けるのかもしれない。
Wikipediaみてみると、白馬凌はののの事が大好きで、昔はプレイボーイだったが今は卒業と書いてあるけれども、そういう人だってことを自分は知らなかったし。


にじいろ☆プリズムガールを連載している中原杏先生
つづいて、中原先生。
Twitterで評判を見かけるとだいたい「目が・・・」「きらりん☆レボリューションのほうがマシだった」とまあ、悪い評価を見かけます。
まあ確かに、絵はそんなうまいと思わないです。

ところで、現在連載中の『にじいろ☆プリズムガール』ですが、この話を簡単に説明すると、"小学生だけど16歳と偽って芸能人やってる"という話です。
どことなく少女少年を彷彿させられる設定ですね(少女少年の本質は、芸能人ではなくて女装という店なので、この設定で少女少年を思い出したのは自分だけかもしれないけれども)。
しかも、主人公は伝説の女優の隠し子という設定。少女少年IIを思い出されます・・・(ただ、さっきWikipedia見て知ったのだけれども、にじいろ☆プリズムガールのほうは、母親はすでに亡くなっているそう。だから伝説なのか。てっきり、結婚して引退したのかと)。

で、この作品ですが、先月発売された2013年1月号に、演技対決というものがありました。
演技対決というと分かりにくいですが、いわばオーディションのようなものです。
具体的にいうと、「ずっと、あこがれてた」「好きって気持ち、伝えたかった」「同じ気持だったんだね」「好き」「私もあなたのこと、大好きよ」という与えられた台詞を用いて自由演技をし、上位5人が合格して次の審査にすすむというもの。
話の流れとしては主人公以外の参加者が演技をやって、主人公がそれ以上に引きつけられるという、予想通りのパターンです。少女少年でいったら、IVの最初のオーディションみたいな感じ。オーディションじゃないけど、IIの修学旅行先で『砂の嵐』を急に演じることになったかずきも似たような感じかもしれない。
ただこの対決、少女少年IVと違うのは、主人公以外にこの話の実力あるメインキャラのライバルが二人もでているということ。
つまり、主人公が演じる前に、この実力あるライバルが他の参加者よりもすごいけど、その後の主人公のほうがもっとすごいという場面を描かなきゃいけないわけです。しかも二人。
ガラスの仮面でも、北島マヤが対決するのは、姫川亜弓の一人だけだぞ。と。

でも、そんな難しい設定を、中原先生は描ききってくれました。
まず一人目。高城瞳という脇役のかわいい女の子が普通にうまい演技をやる。
二人目。ライバルの千石ちずるが、一人芝居なのに、表情だけで話しかけている相手がいるように見える演技をする(ガラスの仮面で北島マヤもやっていた記憶があります)。この子の場合、実際にいたら、普段がヤンキーキャラなだけにギャップがでて余計にうまく見える気がする。
三人目。最大のライバルのRIAが、一瞬で涙を流して圧倒させられる演技をする。
まあでも、ここまでは"うまい"演技なわけです。読者にたいして、どれぐらいうまい演技をしているのか分かる描き方をしているという点ではすごいと思いますが、それでもただたんに"うまい"だけです。

で、最後に登場した主人公が演じたのがなんと、前半を男として演じ、後半を女として演じるというもの。
読んだ時はちょっと度肝を抜かされました。
主人公以外の登場人物と同じように、この発想はなかったです。
四段階のステップを描いた中原杏先生は、大げさといわれるかもしれないけど、天才かもしれない(でも、絵が・・・)。

ところで、調べてみたらこの人、パクリ疑惑があるそうです。
ただ、その内容がものすっごい微妙。それは、パクリというよりパロディとでもいうべきじゃ・・・。というものも・・・。
参考:パクリ≠オマージュ・パロディ | パクリとは (パクリとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
ここでは具体的に書かないので調べてみてください(だいたい、パクリと言われている漫画を自分は読んだことがないので)。

ところでこの、にじいろ☆プリズムガールという作品。少女漫画なのに恋愛要素がほとんど登場しない作品だったりします。
そういう意味では、ある意味、「友情」「努力」「勝利」を雑誌キーワードとしているジャンプっぽい漫画なのかもしれません(とか言いながら、週刊少年ジャンプを読んだことないんですが・・・)。



うおぉ・・・。なんか気づいたらやけに長くなってしまった。誰が読むんだよこんな長文。
ところで、Wikipediaでちゃお対象年齢の変遷を見ていたら、『ChuChu』が登場してからは低年齢化がすすみ、ChuChu休刊後も変わってないのだとか。まあ、確かにミルモでポン!とちび☆デビ!ではちび☆デビ!のほうが対象年齢が低い気はする。
戻らないんだろうか?

2013年1月20日日曜日

【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン「奏四がどうしてああなった!?」

ちゃおDX春待ち超大増刊号発売! - やぶうち優のハジさらしな日記

ネタバレなので、白文字にしてます。見たいかたは、マウスをドラッグするか、Ctrl+Aで見れます。

今回は奏四が女性歌手の歌を歌うようになったきっかけについての話。
今回はやけにパロディネタが多かった気がします。

今回の話しですが、奏四がカラオケで100点をとるところからはじまります。
どうやら、毎週金曜日には心音と奏四は練習と称したカラオケデートをしているよう。
なお、奏四は女性歌手の歌なら100点とれる自信があるとのこと。
自分も1回ぐらい100点とってみたいなぁ。昔、評価がかなり甘い採点機で99点をとったことはあるのだけれども。確か、宇多田ヒカルのtravelingで。


本題の奏四が女性歌手の歌を歌うようになったきっかけですが、どうやらこれもまた姉sとのやりとりがきっかけのよう。
姉3人と一緒にカラオケに行った奏四が男性歌手と思われる曲を歌って74.006点と低い点数をとって姉達から笑われるところからきっかけの回想が始まります。
ちなみに、この時に歌っていた歌の曲名が『世界の果ての真ん中で、愛をさけぶ』。
どうみても、『世界の果ての真ん中で。』と『世界の中心で愛をさけぶ』のパロディですね。

ちなみに、この時点での最高点は次女の二胡の93点らしく、他の二人も90点は超えているそう。
そんな中、長女の歌の番なのに、長女の携帯電話に着信がなって、代わりに奏四が歌うことに。
ところで、この時の着信音が『でんわっぽいスー』というもの。ここの兄弟の着信音は独特だなぁ。

まあそんなわけで、ここからは予想通り、その歌があまりにもうまく、得点も95.957点という高得点を出して全国順位4位を叩きだすほどの歌唱力だったそうです。
その実力は、姉たちに、「スゴい 奏四 ムカつく!」「チョーやばくね!?」「カンペキすぎてキモい!!」とまで言わしめるほど。
ちなみに、この時に歌った歌の曲名は『あ、痛かった』。歌詞は、『あ、痛かったぁー Uh! 地味にィー』というもの。
この歌詞はさすがに思わず吹き出してしまうほど笑いました。地味に痛い(笑)

で、そういう話を聞いた心音は対抗して男性歌手の演歌(曲名は『ドンゾコ節』)を歌うことに。
するとなんと、今までで最高得点の95.957点で、全国1位を叩きだしました。
声変わりしていない男の子が女性歌手の歌に高得点をはじきだすのはともかく、中学生の女の子が男性歌手の曲で高得点をはじきだすとは(キーは多分あげてないと思う)。
ところで、偶然にもこの時の得点が奏四の『あ、痛かった』と同じ95.957点。この機械では、出やすい点数なんだろうか。

ところで、ここで番外編は終わりです。ページ数は8ページ。あまりこういう贅沢は言いたくないんですが、正直少し物足りなかったです・・・(もちろん、番外編が収録されるだけで十分うれしいです。二本立てということを考えるとさらにうれしいですし、その上、今回は『世界の果ての真ん中で。』との二本立てですしね!)。

ところで、今回の欄外コメントは"アニメ「ポケモンBW」エピソードN開始! どれだけこの日を待ったことか…感無量です!"というものでした。
これは同感です。ただ、エンディングはN推しすぎじゃないかとは思いました(少女少年とも、やぶうち優先生とも関係ないコメントですみません)。

それにしても、カラオケの話を聞くと自分までカラオケに行きたくなってきた。
ちなみに、自分は女性歌手の曲は1オクターブ低く歌うほう。キー調節はよく分からないので。最初からキーが原曲キーと違うのとかあるけど、ものすごい歌いづらい。キーを低くして歌ってる人を見ると、普段聞いてる音と違う音でよく歌えるなと思ってしまう。
あ、すみません、誰も聞いてませんね。