2017年2月4日土曜日

『世界の果ての、真ん中で。』を購入しました

世界の果ての、真ん中で。 (ちゃおコミックス)
やぶうち 優
小学館 (2017-02-01)
売り上げランキング: 14,212

もはや、やぶうち優先生の新刊がでた時しか更新しなくなったこのブログ。まあ、ドリカノ終了した時からこうなるんじゃないかと予想してました。

というわけで買いました。世界の果ての、真ん中で。
5年という、ある意味でドリカノ以上の長期連載シリーズがようやくコミックス化。ちゃおデラックスという季刊誌という掲載ということもあってか、最初のエピソード0,1,7が夏服でそれ以外は冬服という。学年途中であがってるってわけではないと思うけど(そもそも何年生なんだっけ?)
ドリカノ掲載時にちゃおデラックスを買っているときもあったので、何話か読んだ記憶がある話もあったけど、いい話だったように思う。
自分も人付き合い面倒だと思うタイプだし、真帆の気持ちは共感できる気がする。後、自分もサプライズはちょっと苦手で、どういう反応したらいいか分からない。
まあ、それだけで一緒にしちゃ怒られそうだけど。自分、美少女じゃないし、面倒以前にお前の場合コミュ障だろと脳内自分が突っ込んでるし。
全体的によかったのだけど、しいていうなら、男の方(里中)が真帆のことを何で好きになったのかよく分からなかったのがちょっともやっとした。好きなんだろうなというのは分かってたけど、そんなことを感じさせないようにできるだけ平静を装ってる感じだったから。
まあ、世界の、というより話の中心は真帆だから仕方ないか。

そしてそして、最終話はやぶうち優先生の漫画によくある、数年後パターンでした(何年後かはわからないけど)。
やぶうち優先生の最終話が○年後という展開の漫画まとめ | yuuの少女少年FANブログ
本当好きなんだなぁ。この終わり方(自分も好きです)。

ところで、話の内容以外で気になったのが帯。
『天才 やぶうち優が描く思春期の痛み』と天才と書いてあるという。
いやまあ、自分もそれはずっと前から思ってるのだけど、これって多分、担当さんが考えたんだよね? 推薦文ならともかく、担当さんが担当している漫画家の紹介に天才と書くのってどうなんだとちょっと思った。
どうせならもっとこう推薦文っぽく、「漫画編集者の私ですが、思春期の痛みをリアルに描いたやぶうち優はやっぱり天才だ」みたいな感じで(それはそれでおかしいか)。
そもそも、やぶうち優先生のことを知っている人向けのメッセージになってる気がするんですよね。いやでも、天才と書いてあれば知らない人でもそれはそれで気になるか。ここまで長々と書いてきて、つまらないことで気にしすぎなような気がしてきた。むしろ、ここまで気にするってことは、それだけいいメッセージということなのかもしれない。

ところで、ちゃお本誌の3月号に特別編が収録されてるそうなのだけど、コミックスに掲載されてる話とは別なのか? どうせ特別編書くなら、里中視点で描いてほしいのだけど(少女漫画だから多分、そうじゃない)。
いったい、コミックスに収録されるのはいつになることやら。いや、ゲキカワデビルと一緒に収録されるか?