2014年12月28日日曜日

【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第34話

ちゃお 2015年 02月号 [雑誌]
ちゃお 2015年 02月号 [雑誌]
ちゃお2月号発売! - やぶうち優のハジさらしな日記

先に言っておきますが、コミケには行ってません。実は、1週間前にインフルエンザにかかって、熱はとっくに下がっているのですが、病み上がりでずっと頭がモヤモヤしている感じなんです。
いやまあ、そうじゃなくても行ってなかったんですが(それどころか、29日月曜日と勘違いしていたという。1日目に参加ということは分かってたのだけど、コミケが29~31日だと思っていまして・・・)。

今回もネタバレありの感想エントリーです。
ネタバレなので、白文字にしてます。見たいかたは、マウスをドラッグするか、Ctrl+Aで見れます。
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テレビ出演して終わった前回のつづき。今回はカノン・心音・みらののユニット、"ドーリィ♪"が演奏しているコマから始まるわけだけれども、後ろにいる幸田さんが気になってしかたないです。よく見ると、幸田さんの分まで用意してあるのだけど。メンバーというわけではないようだけど・・・。
このへん、明言されてないのでよく分かりません、幸田さんと思ったら似てるけど全然違う人かもしれません。

で、そのテレビの仕事が終わって、いつものカラオケルームに集まる4人。
そこで、奏四はカノン姿のまま、奏四の学生証をみらのにみせる。てっきり、ずっと隠しつづけるつもりでいるのかと思ったけど、自分から打ち明けたんですね。まあ、隠し続けるのはそれは大変だし、バレた時に怖いでしょうしね。
みらのも「男っっっっ!?」と、いつもより多く『っ』をつけて驚いています。
カノンいわく、「…かくしてるつもりはなかったけど… ずっと言うタイミングがなかったっていうか…」とのこと。まあ、本当にデビューするまではさすがに隠しておこうと思ったのかもしれないですね。さすがに「かくしてるつもりはなかった」というのは、いやいや嘘だろ! とツッコミたいです。
ただ、みらのもすぐには信じられず、「あっ さてはドッキリかなにかねっ…!?」と疑っている様子。幸田さんが「いやいや みらの… それが残念ながらマジなんだよ…」と言ってドッキリじゃないと分かったようです。ただ、それでも「はぁ!? 急にそんなこと言われても困る…ってか信じらんないんだけどっ!!」とのこと。ここはあれだ、上半身だけでも脱いで男と理解させるしかないんじゃないか。今月号に収録されてるプリパラがそうだった(そっちは脱がされたわけだけど)。

で、なぜ男と打ち明けたかというと、「これから同じユニットのメンバーとして活動していくからにはちゃんと言っておかなきゃって…」思ったそうです。「着がえとか泊まったりする時とか…あるし…」と。いや、すでに一緒にいる部屋で着替えただろうし、泊まろうとしてただろう…というツッコミはやめましょう。
その後、「…或人も知っててだまってたワケっ…?」と横目で言うみらの。他は驚きの表情ですが、ここだけ怒ってます。
そうして、「こうしてアタシに話したってことは いっしょにヒミツにしろってコトよねっ?」とみらの。「今さらあとにはひけないしっ…」と言ってわかってくれたようです。まさか、「今言っても後には引けないからヒミツを共有してくれる」なんてカノン達が思ってこのタイミングで言ったんじゃ・・・。

次の日、いつものように普通に登校する心音。ようやく冬服になりました。いったいいつ頃なんでしょうか。9月にラファエルが「来月 また日本行くコトなった」と言ってまだ再登場してないので10月なんでしょうね。
で、寄ってくる、というより押し寄せてくるクラスメートたち。そりゃそうなりますよね。「てか 心音作詞作曲とかできたんだ!」「心音がアイドルとかマジびっくりなんですけど!」と、様々な反応。まあ、今までヒミツにしてましたしね。作詞作曲は昔からしてたけど、気づかないようにやってたようですし。
ところで、クラスメートがいきなりアイドルとしてテレビ出演したらこんな感じなんでしょうか。テレビでるまでクラスのみんなには内緒にしてたってアイドルはいないのだろうか。どんな反応だったのか知りたい。
多分、自分がクラスメートだったら、自分の席に座ったまま、チラチラ見てる感じになるとは思う。

一方、いつもの性格悪い女子三人は、「なにアレ~」「急にゲーノージン気どっちゃって」「レミだけでじゅうぶんなのにねーっ」という反応。こういう、クラスメートにアイドルが誕生しても急になかよしアピールしない、奏四一筋な点はある意味、尊敬する。レミの小学校のクラスメートはまさしくそんな感じだったようだし。
なお、他の女子生徒は心音のほうに押し寄せてるのか、奏四は一人です。こっちも一緒にデビューした一人だというのに(自分でこうやって書いてて、「そりゃそうだろ」とセルフツッコミしてくなってきた)。
その後もどっかのクラスの先輩がやってきて強制握手会と大忙しのようです。どっかで噂を聞きつけたんでしょうね。レミが転校してきた時はどうしてたんだろう。今まで同じ学校にいた子がデビューしたのと、すでに人気がでてるアイドルが転校してくるのじゃまた違うか。
心音は奏四の苦労が分かったようです。これを、奏四は涼しい顔でいつも対応しているんでしょうね。すごい。

その後、「ぉはょぉ」と誰かの挨拶。どうやらレミが登校してきたようです。クラスメートが「朝からくるなんてめずらし」と驚いてます。えっ? そうなの?
そうして颯爽と心音の手を引いて、「…デビュー曲… 「スターティング☆スター」すごくょかった…」と感想を伝えるレミ。そうして教室の端っこの窓の近くまで行き、「気ぉつけて…」と伝える。窓に手をあてて外を見つめながら「…今までとちがって そこにぃるだけで注目されちゃうから… ぃつだれがどこから見てるかゎかんなぃから 油断ゎ禁物だょ」と忠告。レミにしてはすごいクールな絵となっています。
で、レミによると、「全然知らなぃ人から見に覚ぇのなぃコトで恨まれたりするから…」とのことです。何それ怖い。そうして、最後に「知らなぃ人につぃて行ったり ひと気のなぃところに1人で行ったりしなぃコト…!」と心音に忠告するレミ。なんだか幼稚園や小学生への忠告みたいですね。心音もそう思ったようです。

なお、舞菜は教室の隅っこの席でずっと居座っていたようです。あれ以来、心音と目も合わせないとのこと。よりを戻すことはあるんでしょうか。デビュー曲の構想は舞菜が持っていた本がキッカケだっただろうし、それを伝えてよりを戻す・・・なんてことはないだろうなぁ・・・。
で、心音としては舞菜に悪い事をしたと思ってるようで、舞菜に謝ったほうがいいと奏四に伝える。
「なんで? 心音はなにもしてないし むしろ悪いことしたっていうならボクじゃない?」と奏四。それにたいして、「ハイ… だから…」と言う心音。
つまり、奏四が舞菜に謝ったほうがいいとのことだそうです。
心音いわく、「あんなふうにその気にさせておいて 「かんちがいさせてゴメン」なんてあんまりでぇ~す!!」とのこと。まあ、それは自分も思いました。あの奏四の行動は、勘違いしますよね・・・。
で、そこで奏四は「舞菜がブチ切れたのは… 心音に嫉妬したからだよ」と伝える。「…っていっても心音の才能には気づいてないみたいだから まわりが心音をもてはやすのが気にくわなかったんじゃ…」と。いや、さすがにそれは心音だってわかってると思うのだけど。自分が才能あるかどうか自覚してるのかはともかく、心音なら「自分なんてそうたいして取り柄のない人間がセンターに指名されたら嫌がります」とか思ってそうだけど。

で、奏四としては「舞菜が ボクの秘密をマスコミに流したりしないかのほうが心配だよ」とのこと。「てっきり同じユニットになると思って レミにも言ってないカノンの正体をバラしちゃったし…」と。それどころかプロデューサーの村崎さんすら知りませんしね。
で、「舞菜ちゃんは人に言ったりしないでぇ~す!」と反論する心音。「…まあね言うならとっくに言ってるだろうし 舞菜1人でカノンは男だって言ったところでだれも信じない…」と奏四。マスコミには流さなくてもネットで流したりすることはあるような気はする(ドラマ版の村崎さんみたいに)
そうして、それでも反論しようとする心音にたいして、「…ったく! 心音は人を信じすぎ!」と言いながら壁ドンする奏四。これってそんないいもんなんですかね。やられたい女子が多いそうなんですが。
そうして、「ボクは正体をかくしてるから逆に安全だけど 心音はCCとしてデビューして もうただの一般人じゃないんだから もうちょっと警戒したほうがいいよ」と忠告。親も同じ思いでしょうね。そういや、母親はどうしてるんだろうか。ドイツでも日本で娘がアイドルデビューしたというぐらいの情報は得てると思うし、それ以前に心音の方から報告してそうだけど。

次の日の放課後。
やっぱり謝ることを決意した心音は一人で舞菜を人気のないところに呼んで謝ることに。
ちなみに、舞菜はずっとメガネを外してイメチェン(死語)したまま学校に登校しているようです。てっきり、元の地味子に戻ってるのかと。
そうして、「ゴメンナサイでぇ~す!!」と謝る心音。「ワタシたちがムリヤリ ユニットに誘ったせいで その…いろいろイヤな目にあわせることになっちゃって…!」と。まあ、自業自得ですけどね。
たいして舞菜は、「それなら気にしないで わたしはもとからあなたたちとユニットとしてやりたいなんて思ってなかったし」「全然平気」とにこっとしながら返す。「あなたたちと」という言葉がちょっとだけ引っかかりますが、平気なようでよかったです。いや、正直なところ信じてませんが。
で、今度は舞菜のほうから「心配なんでしょ……?」「奥田くんの秘密」と言ってから、「安心して 絶対だれにも言わないって約束するから☆」と人差し指を口元に近づけた振り向きポーズで言う舞菜。よかった。やっぱり舞菜は良い子だったんだ! 心音もそう思ったようで一安心。その場は「あ…ありがと…」と言ってお別れです。

で、心音が一人になったかと思えば、どこからから「あ! いたいた!」と声がして、次の瞬間、野郎三人が心音を取り囲む。一コマで囲まれる状況を描いているのでものすごい早業に見えます。事前に一人になったらこうやって取り囲もうと打ち合わせしていたんでしょうか。この連帯感はある意味すごいです。
「ボクとも握手して!」「これにサインしてよ!」「ねぇラインやってる!?」「ツイッターとかは?」「カノンちゃんのアドレスおしえて!」「なっ カノンちゃんに会わせてよ!」「つかサインもらってきて!」となかなかうるさいです。みんな好き放題喋ってます。何を喋るのかも事前に打ち合わせといてほしかったですね。これならまだ、みらのに言い寄ってきた野郎どものほうがマシな気がします。それにしても、前から芸能人だというのに名前があがらないみらの・・・。

そうして、オシャレなカフェとかに誘われる心音。「ねっ 行こ♪ もちろんおごるからさぁ!」と言う男にたいして、「え…と… 今日はこのあとレッスンが…」と言って断ると、舌打ちして「急にゲーノージン気どってやがる」と言う男。
「ちやほやされたいからアイドルになったんだろ?」「ちょっとテレビに出たらチョーシのっちゃって~」とのこと。
いやいや、ちょっと学校の見知らぬ女の子がテレビにでたぐらいで言い寄ってくるやつに言われたくない。
その後も、「何様のつもりだろーね」「性格悪いんじゃねーの?」と続ける男たち。
それにたいして、レミや奏四が言っていたのはこういうことだったのかと気づいて感傷に浸る心音。納得してる場合じゃないんですけどね。

とそこに「…ゲーノージンになった途端に急にかまい出すのもどうかと思いますけどね」と言いながらやってきた奏四。確かに、そりゃそうだ。
「それで相手から望みどおり反応が得られないと逆ギレして傷つける… 本当は自分だけ特別扱いしてほしいのにどうしていいかわからない…」「…それって "恋する乙女のココロ"と同じ…ですよね 先輩…」と奏四。
いやそれにしても、男女関係なく、こんな恥ずかしいセリフをサラッと言えてしまえる奏四がかっこいいです。
で、その言葉を聞いて立ち去る男たち。暴力沙汰にならなくてよかったです。

で、「バカ!!」と心音に怒る奏四。「1人で勝手なことしないで! 警戒してって言ったでしょ!」「危なっかしくてほっとけないよ!!」と。確かに、秘密の関係だから校内では二人でいることってほとんどないですしね。ゲームのほうは内容が内容だけに二人で校内を行動してましたが、これっていいのか? と思いながらやってました。

そうして、奏四から最終忠告。
「心音は"みんなのアイドル"である前に…」「"ボクだけのカノジョ"なんだから…!」と。
なんだから、読者である自分まで照れそうになります。

そうして今回最後のページ。
大型スクリーンに映る『ドーリィ♪』の姿を見る舞菜。
そして、「…本当は口止めが目的のくせに 謝るフリしていいコぶって …心底イラつくわ …CC――!!」「…そこでそうやって笑ってられるのも 今のうちよ」と言って次回につづく。
舞菜の絵は作画崩壊みたいになっちゃってます。
ずっと口が波打ってるんですよね。ぐにゃぐにゃな口。

はたして、どんな復讐(?)をしてくるのでしょうか。現実世界より、ネットのほうで何かされそうと予想しているのだけど。多分、カノンが奏四だとバラすわけではないと思うんだけどなぁ。うーん・・・。

そういえば、次のちゃおデラックスはドリカノの番外編ではなく、『世界の果ての真ん中で』が掲載されるようです。早くコミック化されないだろうか。

2014年12月13日土曜日

『ドーリィ♪カノン~ヒミツのライブ大作戦~』を購入しました

ドーリィ♪カノン~ヒミツのライブ大作戦~ (小学館ジュニア文庫) (小学館ジュニア文庫 や 4-4)
ドーリィ♪カノン~ヒミツのライブ大作戦~ (小学館ジュニア文庫) (小学館ジュニア文庫 や 4-4)
ドリ♪カノ小説発売! - やぶうち優のハジさらしな日記

表紙の奏四の服が『GIRL BOY』ですね。この世界で流行ってるブランドなんでしょう。

ドリ♪カノ初のオリジナルノベライズ本。ドラマ版の脚本を担当した北川亜矢子さんの執筆だから、もしかしたらドラマ版をベースとしたオリジナルストーリーなんじゃないかと少し心配になったけれども、原作のマンガをベースとした話で少し安心した。ただ、微妙に原作とは異なってる設定があるような気がするので、原作で今回の小説の話があったことにするのは無いと思う(心音と奏四がカラオケ店でであって半年以上たつけどデビューしてないとか。ただ、原作の最新話が何月ぐらいなのかいまいちわからないので、確実に異なるとは言い切れない。ただ、小説版のほうには、みらのの話がでてこない)。

簡単に話の内容を書くと、カノンと心音がデビューしたばかりの男性四人組のユニット『fermata』の2ヶ月後に行われるライブでの前座を務めることになり、それに向かって奮闘する話です。ただ、fermataのボーカルの音尾波が心音のことに気があるらしく、それが波乱な展開になります。
ドラマ性もあってなかなか面白かったです。やぶうち先生の描くイケメンも見れますしね。挿絵の一つ(やぶうち先生のブログにあがってるの)が、幸田さんにしか見えませんが。新曲の歌詞にも『キミ』という言葉が入っていていい感じです。

ただ、それでもいくつか突っ込みたいところはあります。
例えば、なんで車で送り届けてもらう順番が、奏四(というよりカノン)→fermataのメンバー→心音の順番なのかと。カノンの姿なんだから、心音と一緒に降ろしてもらえよと思った。
後、ツッコミというより違和感だけど、村崎さんの発言がところどころおネエぽかったです。「あら、何?」なんて言葉、普通の男じゃ使わないと思うのだけど。

それと、ドラマ版の小説が一人称小説だったので、今回も一人称小説だと思ったのだけれども、三人称小説でした。心音と奏四の視点(というより、スポット?)が章をわけずに変わるところもあります。まあ、こっちのほうがマンガっぽいちゃあマンガっぽいのかな。
ちなみに、簡単に一人称小説と三人称小説の違いを説明しておくと、一人称小説は『私』が主語で、三人小説は『登場人物の名前』が主語になるという違いがあります。わかりやすいように、心音と奏四がカラオケルームで出会った場面をドラマ版の小説と今回の小説で比較してみます。

『ドラマ ドーリィ♪カノン~カノン誕生~ 1.宍戸心音 ~夢のような人~』より

 歌い手さん。あと一歩、前に出てみませんか? そうすれば、貴女のお顔が見えるです。あと一歩、あと一歩……、そうしてその顔が見えた瞬間、私は思わずドアを開けました。
「奏四きゅん!?」
何と、中にいたのは奥田奏四きゅん、その人だったのです!

~省略~

「奏四きゅ……、奏四くんが、どうしてココに!?」
「どうしてって、え、と……」
奏四きゅんはしどろもじろになって、後ずさりしました。

『ドーリィ♪カノン~ヒミツのライブ大作戦~ Plan01 突然の訪問者』より

『この歌声の主が誰なのか知りたい!』
そう思った心音は、それがいけないことだと知りながらも、歌声の漏れ聞こえるカラオケルームを探しだし、中を覗いた。すると何と、そこには「Kanon」を熱唱する、奏四の姿があったのだ。
当時、「男が女性ボーカルの歌を歌うなんてカッコ悪い!」と思い込んでいた奏四は、クラスメイトの心音に、レミの曲を熱唱しているところを目撃されたことに慌てふためく。

前者は、奏四がしどろもじろになっているのは分かりますが、奏四が何を思ってしどろもじろになっているのかは分かりませんね。なぜなら前者は心音視点だから奏四の気もちまでは分からないからです。対して後者は、第三者視点なため奏四の心情も描けるというわけです。ただ、一瞬、『「男が女性ボーカルの歌を歌うなんてカッコ悪い!」と思い込んでいた』のが心音だと勘違いしそうになる人もいそうです(いないかも?)。同じ人が書いていても、一人称視点か三人称視点かでこうも変わるんですね。

なお、奏四がカノンの格好を時にも奏四について話すときは、『カノン』じゃなくて、『奏四』でした。そのため、たまに奏四がカノンの姿なのか男姿なのか分かりにくいところもちょっとあった(ちなみに、自分はこのブログにおいて感想エントリーを書く際、基本的に、ウィッグをつけていたら『カノン』、つけていなかったら『奏四』としています)。


ここから話が変わります。今回の小説ともほとんど関係無いです。
前に、ホリエモンの金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?という本を読んだのですが、そこに『スピンオフ作品量産化ビジネス』という事業アイデアについて書かれていました。
どういう事業アイデアかというと、ある人気漫画の本編では描くことのできなかった隠れ設定をライターにつたえてノベライズ化してもらうというものです。このアイデアを見た時、これは是非やってもらいたいと個人的に思いました。
今回のドリ♪カノの小説の場合、やぶうち先生のブログで『北川亜矢子先生渾身の書きおろし』と書いてあるところからして、話を考えたのはやぶうち先生ではなく、北川亜矢子先生だと思うのでまた話が違いますが、もしやぶうち先生が考えてる裏設定があるものの、漫画で描くことができないという場合、その設定やストーリーを伝えてノベライズ化したら面白そうですね。
ただ、ドリ♪カノの場合、そういう裏設定はちゃおDXの番外編で描けるし、やぶうち先生自身、自分で描きたいと思ってると思うので、ないかもしれませんね(そもそも、裏設定があるか分かりませんが)。


そうそう、最後に、これは本当にどうでもいい話なのですが、今回の小説はMARUZEN&ジュンク堂書店梅田店という場所で購入しました。
MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店 |実店舗詳細 |丸善&ジュンク堂ネットストア
上記リンク先にも書いてあるとおり、国内最大の売り場面積です。たまに、書店でうろちょろして全本棚を軽くチェックすることありますが、この書店でそんなことしたら多分、一日がかりです。
地下一階にコミックコーナー、二階に文庫コーナーがあります。今回購入する小説は漫画の小説版だし、小学館ジュニア文庫だし、多分地下一階か二階にあるだろうと思って検索端末を使って検索してみると、なんと七階(この書店の最上階)の児童書コーナーにあると書いてありました。
エスカレーター乗り継ぐだけで大変でした(大げさと言われそうですが)。しかも、途中のフロアのコーナーが気になって寄り道しちゃい、ムダな時間が発生する羽目に。エレベーターに乗れよと言われそうですが、あまりエレベーターは好きじゃないんです(特に、仲の良い知人以外と一緒になるエレベーター)。
だいたい、『小学館ジュニア文庫』なんてシリーズ名ですが、大きさは文庫サイズではなく、新書サイズなんですよね。なんで文庫という名前をつけたんだややこしい。

2014年12月7日日曜日

少女少年がKindleにて電子書籍化されるそうです

今年になってやぶうち優先生のマンガがどんどん電子書籍化されていきましたが、とうとう学年誌に連載していた『少女少年』も12月15日からKindleにて電子書籍化するようです(ICHIGOはまだないよう)。

少女少年(1) てんとう虫コミックススペシャル
少女少年(1) てんとう虫コミックススペシャル
Kindleカテゴリーでの『少女少年』検索結果

今なら(?)、コミックより18%オフの432円で買えるそうです。コミックのほうは、だいぶ入手困難になってきたので、持ってない人はこの機会に買ってみるというのもいいかもしれません。

なお、ドリ♪カノはすでに以前から電子書籍化されてます。
ドーリィ♪カノン(1) (ちゃおコミックス)
ドーリィ♪カノン(1) (ちゃおコミックス)
Kindleカテゴリーでの『ドーリィ♪カノン』検索結果
6巻はまだ販売されてないようですが、コミックと電子書籍版の発売日に時差があることはよくあることですので、気長に待ちましょう。

後、最初に今年になってどんどん電子書籍化されてると書きましたが、その他には『水色時代』『まほちゅー』『おちゃらかほい!』『みどりのつばさ』『ぴゅあ・ぴゅあ』『おねがい!マルチくん』『とんだ新記録』が電子書籍化されています。
Kindleカテゴリーでの『やぶうち優』検索結果

個人的に、電子書籍はhonto派なので、hontoでも販売してほしいところです。検索してもまだでてこないんですが、ここは発売されてからじゃないと商品ページが増えなかった気がするので、発売日以降にチェックしてみます。
Kindleで販売されてるやぶうち優先生のコミックの電子書籍はhontoでも販売されてるので、多分販売すると思うのだけど(ただ、今までがちゃおコミックスで、今回のがてんとう虫コミックスなので、そのあたり違いがある可能性はあるかも?)。
honto電子書籍ストア - やぶうち優の検索結果

これからも、どんどん電子書籍化されていくんでしょうか。『チコのねがい』とか『君が舞い降りてきた』とか。
それと、やぶうち先生のサイトのコミックスのページを参考に、絶版になってるけど電子書籍化されてないのは、『KAREN』『新水色時代』『君にストレート』『お嬢様にはかなわない』『軌道はずれの迷惑星』『EVE★少女のたまご★』があるけど、これらも早く電子書籍化してほしいところ(学年誌に連載されたEVEはともかく、他の5作品と今まで電子書籍化されてきたものの違いが分からないのだけど、どういう基準で選んでるのだろう)。

ところで、『EVE★少女のたまご★』は早く電子書籍化、もしくは再販したほうがよかったんじゃないかと思う。2012年の4月までに。
理由は、2012年4月に書いた下記エントリーに書いています。まあ簡単にいうと、「ないつぼで宣伝してるのに絶版で入手できないのはダメだろ」と思ったわけです。
ないしょのつぼみ8を読みました | yuuの少女少年FANブログ

2014年12月4日木曜日

【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第33話

ちゃお 2015年 01月号 [雑誌]
ちゃお 2015年 01月号 [雑誌]
ちゃお1月号発売! - やぶうち優のハジさらしな日記

実は今回の話はやけにTwitterで感想をつぶやいてる人が多くて(いい意味でも、悪い意味でも)、読む前にある程度分かってしまってました。

今回もネタバレありの感想エントリーです。
ネタバレなので、白文字にしてます。見たいかたは、マウスをドラッグするか、Ctrl+Aで見れます。
[ネタバレ表示]というボタンが表示されている方は、そのボタンをクリックすると見れます。
心音が本領発揮した前回の続き。

廊下での村崎さんの「お姫様」という言葉にたいして、「お姫様って…?」と聞く舞菜。村崎さんは「CCちゃんのことだよ♪」と言って、「レミやみらのをぶつけても ずっと一歩引いてる感じだったのに まさかキミが起爆剤になるなんてね いや~まったく計算外…」とのこと。
レミとのバトルも一見、レミvsカノンに見えるものの、村崎さんとしては、レミvs心音だったんでしょうね(読者からは確かにそう見えてましたが)。
やっぱり、何かしら昔の心音について知ってたのだろうか。

その近くでカノンが、「…CCと出会う前… 私が歌っていた歌は ”カラオケて100点とるための歌”だった…」と言い、「でも… CCは… 自分の心を …世界を… 歌で伝えようとしてる…」と述べるカノン。
同じ時に、「ただ人を楽しませようとするだけでも 自分が楽しいだけでもダメ…」と述べるみらの。
『もっと自分を見てほしい 知ってほしいから 聴く人をふり向かせて夢中にさせる歌を… "恋"してもらうために歌う…』
ここで、1ページまるまる使った心音の絵。
改めて、あぁ、やっぱりこのマンガの主人公は心音なんだなということを思い知らされます。そろそろ、次のコミックの表紙は心音にするとかしてもいいんじゃ…。と思ったけど、それはそれで一貫性がないからダメか。

心音が歌い終わると、レッスン室に突撃するように入ってくる村崎さん。途端、「よし決めた! ユニットのセンターはCCちゃんだ!!」と伝える。
その途端、みんな「えっ!?」となってますし、読者もそうなった人が多いかもしれません。
いやいや、どう考えてもそこはカノンだろうと思うのだけど、まあ心音は主人公だしそこまで不自然でもないのかもしれない。

で、ここから雲行き怪しくなってきます。
「ちょ… 冗談… でしょ?」「だって… どう考えてもわたしのほうが歌うまいでしょ!?」「さっきの宍戸さんの歌… みんな聴いたでしょ!?」「全然カノンと違う… あんな乱暴な歌い方…! ありえない!」と、舞菜。
なんだかものすごく違和感がありますが、もう少し舞菜の発言が続きます。
「宍戸さんがセンターなんて絶対おかしい… そんなユニット入るの無理…」「わたし… やめさせてもらいます」
な・・・ なんだこの展開は・・・。と思ったけど、まだ言葉を続ける舞菜。
「あ でも そっか」「あなたたち… わたしが入らないとデビューできないのよね…!?」
なんじゃこりゃー!!!
確かに、前回の舞菜の行動みて、"本当に、勘違いしてなきゃいいんですけどね。奏四にあんなこと言われたら、自分に気があるんじゃと勘違いしてしまっても仕方がないと思うのだけど。"なんて自分も思いましたが、いや、これは何かいろいろおかしい。
地味で目立たなかった子が徐々に元気になっていって人気アイドルになるようなそんな展開になるんじゃなかったの!!(と、勝手に思ってた)
ど・・・どうしてこんなことに・・・。
まあ、仲良く鳴った途端、嫌味な言葉つかったりするから友だちがいないのかもしれませんね。

で、その言葉にたいして、「はぁ!? アンタ何様っ……」と言い出したみらのを制止したカノンが一言。
「…いいよ それでも」
たった7文字の言葉だし、もちろんカノンなので女の子の格好なんですが、ものすごくかっこよく思えてきます。

カノンいわく、「心音の歌のすごさがわからないような子と いっしょにデビューしたいとは思わないから」とのこと。
まあ、確かにこの雰囲気で一緒にデビューできるはずもないですよね。
で、舞菜は、「ユニットにはわたしが必要だって… 運命をともにしようって言ったじゃ…」と反論。
自分からやめるって言ったくせにね。
とはいっても、心理学的にはこれが正しいと聞いたことがあります。恋人に別れをつげて、あっさり受け入れられると逆に気になってしまうという。
まあ、それで復縁がうまくいくかというとそうでない場合も多いそうですが(参考:別れをあっさり受け入れると復縁が成功するは嘘 | 復縁レシピ)。
いやまあ、今回の場合そういう話ではないかもしれませんが。

で、カノンとしては、「あの時はどうしても心音とデビューしたい一心でちょっと必死になりすぎた… かんちがいさせるようなこと言ってごめん…」とのことです。
まあ、勘違いしてしまってますよね。奏四にあんなこと言われたらねぇ・・・。罪深い男だ。
というわけで、「…このユニットは… 心音がいちばん大事だから…-」とカノン。
なんだか、セカイ系の話みたいですね。いや、全然世界の危機とかあるわけじゃないんですが。なんとなくそう思った。

そして、「なによっ みんなして宍戸さん宍戸さんって… 宍戸さんばっかりお姫様扱いしてっ…!」と舞菜。多分、レミが転校してきて男子がレミにちやほやしてた時も同じようなこと思ってたんだろうなと。
「レミなんてたまたま人気がでたってだけなのに。歌ならわたしのほうがうまい」って感じで(注意するまでもないですが、自分の想像です)。

というわけで、険悪ムードになってきたので村崎さんがここで「ストーップ!!」と発言。
そして、「しかたがないなあ じゃあこうしよう」と言った後に、「舞菜はメンバーからはずす!」と宣言する村崎さん。
まあ、この流れだったらそうなるのも仕方ないですよね。
ええぇぇぇ・・・。と思わなくもないですが。

そうして、「なんでっ…?? なんでわたしがっ……」と尋ねる舞菜。
それに対して、「あれ? 今 自分で言ったでしょ? 「入るの無理」「やめさせてもらう」って」と村崎さん。
「だから うん もう来なくていいよ おつかれさま――♪」「やーボク寛大」
な、なんだこの対応は・・・。いくら人選ミスとはいっても、自分が選んだ人なんだし、もう少し大人な言い方があったと思うのだけど。
そう、例えば「心からお祈り申し上げます」とか。
いや、余計腹立つか。

というわけで悔しがりながら去る舞菜。ドアも強く閉めて帰っていったようです。
ものすごく空気悪くなってますが、村崎さんいわく、
「CCちゃんも覚醒したし! カノンもみらのも何かつかめたみたいだし! 舞菜も自分から辞退してくれてよかったよかった♪」とのことで、『円満解決』だそうです。
円満? なのか? と、カノンも思っているようです。自分もそう思いました。
まあ、今後本当に円満になる展開になるんでしょうね。多分。

そして、帰り道。みらのと別れて二人で帰る心音とカノン。
と、そこでカノンが心音に「…ごめん」と謝る。
「ボク… 舞菜のこと何も見抜けなかった っていうか… 男だから?」「心音はきっと最初からわかってたんだね… それであんな反対」とカノン。
いや、あれは見抜けないだろ。自分も見抜けなかったし。って、自分も男だった。
それに対して心音は、「そ… そんなコトないでぇ~すッ…! ワタシのはただのヤキモチで…」と。
ここで、カノンは「ヤキモチ?」と『ヤキモチ』という言葉に反応。
そうして心音が、「ワタシなんかがヤキモチ焼く立場じゃナイのに…ッ」と言って、「…奏四くんが舞菜ちゃんにワタシたちだけの秘密をバラしたり 必要以上にやさしくしたりするのがガマンできなくて… …それでッ…」と伝える。
そこで、心音がヤキモチをやいていることに対して、きゅーーん…となるカノン。カノンのこういう反応は珍しいような。

そうして、「ハズカ死でぇぇ~すぅぅ!!」と言いながら逃げる心音。と、その時、一番星を見つけて歌い出す。

♪おかしいな どうしてかな♪
♪キミに出会う前は♪
♪転んでも 怒られても 涙なんて出なかったのに♪
♪不思議だな 不可思議だな♪
♪キミを思うだけで♪
♪悩んだり おちこんだり♪
♪泣き虫になったよ♪
♪帰り道 1人見あげる空 光灯し始める星♪
♪届きそうで 届かない キミとのキョリみたい♪
♪どんな光放てば キミに届くのかな♪
♪どんな色で輝けば 気づいてくれるかな♪
♪焼きついて離れないような♪
♪眩しい光になってみせるから♪

新曲です。ちょっと前から考えていたみたいです。
「…この詞…ホントはサビのところ… ♪キミだけを見つめているからワタシだけを見つめてほしいよ♪だったんデスケド…」「ただ待ってるだけじゃなくて 自分からふり向かせなきゃっ! って…」「いつか本当に”いちばんの女のコ”になるために」「もっともっと輝かなきゃ! って思ったでぇ~す…!!」と心音。
心にきますね。自分もがんばらなきゃなって思いそうになります(思いますとはなんだか書きたくない。歌詞はすごくいいのだけど、自分の心に、「でも、あまりがんばりたくない」と思ってる自分もいる感じ)。

さて、それにたいしてカノンが、「…まだ… わからないの…?」と。
「…たしかに最初に「好きだ」って言ったのはウソだったけど…」
なんだかすごいデジャブを感じる発言です。
「今はもうウソじゃないし…! ていうかいいかげん気づかない?」
いや、本当、なんで気づかないのか読者の自分ですら疑問です。
どうやら、(ボクとの出来事の1つ1つが心音を動かしていく――― そんな心音といっしょにいるのがうれしくて なんだかくすぐったくて 愛おしい――)と思っているようで、カノンはウィッグをとって、「心音のことが好きなんだけど…!?」と伝える。
ウィッグをとった奏四は1ページ使って描かれています。奏四の姿じゃないと言えない言葉なんですね。
ところで、「愛おしい」という言葉がなんだかやらしいようなきがするのは自分だけでしょうか(自分だけだろうけど)。

で、それを聞いた心音の反応は、
「は?」
それに対して奏四は、
「は!?」
なんじゃこのカップル。
「は? ってなんだよ は? って…」
「え…え…だ…だって ウソ…そんな… 信じられ…」
「このボクがホントに好きって言ってるんだからもっと素直によろこべば!?」
「ああああ やっぱりコレ夢でぇ~す…ッ!!」
いったい、いつからの夢なんだよ。

そうして、「…どうしたら 信じてくれるのかな?」と言いながら、心音を抱きしめる奏四。
1ページまるまる使った絵です。今回、1ページ使ったコマばっかりな気が・・・。ある意味、やぶうち先生らしい演出だよね。他のマンガではあまり見られない気がする。

そうして、「信じる…?」と聞く奏四。心音のほうは「こんなトコだれかに見られたら…ッ」と慌てふためいています。
それにたいして、「見られたらなんなの?」と言って、「心音が信じるまで離さないからね」と伝える奏四。
いくらウィッグをとったからっていって、服装は女物なのだけど分かってるのだろうか。多分これ、遠目にみたら女の子が女の子を抱きしめてるようにしか見えないし、男だと分かったらそれはそれで大問題。

というわけで、心音は奏四の気もちを理解したようです。
ようやくか・・・。
いったいいつこんな日がくるのかと、もしかしたら最終回まで奏四の気もちを気づかないままなんじゃないかと思ってた。
いやぁ、よかったよかった。
本当、なんで気づかなかったんでしょうね。奏四に抱きしめられたのだって今回が初めてじゃないし(4巻に掲載された最後の本編の19話とか)。
正直こういうのもなんですが、心音が奏四の気もちに気づこうとしない点だけは、なんだかイヤでした。
決して、奏四のアプローチが足りないわけでもないと思うし・・・。本当、なんで気づかなかったんだ。読者だから奏四の気もちを知ってるだけで、奏四の気もちが描かれなかったら自分も分からなかっただろうか?
まあ、とにかくこれでだいぶ話が進展した印象です。

で、そこからページをめくると、
『今日はデビュー&テレビ初出演の日!!!』
って、あれ?
いや、てっきりデビューまでに舞菜とのゴタゴタも解決して、舞菜が戻ってくるものかと思ってたのだけれども・・・。
本当に、舞菜なしでデビューするという展開になるとは・・・。というより、早速デビューするとは思わなかった。

「ああああ どうしまショー キンチョーしてガクガクするでぇ~す…!」と心音。
それに対して、「もうっ! しっかりしなさいよっ! 結局センターはカノンになったんだからっ!」とのことです。
まあ、そりゃセンターはカノンですよね(さっきと言ってることが違うというツッコミはしないように)。

そんな不安がってる心音にたいして、「本番で失敗するなんて絶っっ対許さない」と言う村崎さん。
「…なーんて言わないからさ!」と後で付け加えますが、そういう言葉は本当にやめてほしいです。
歌詞が飛んで、ソーセージの歌うたいだしたらどうする!

一方、カノンは「だいじょうぶ! ボクがついてるから☆」「100点じゃなくていい 全力でいこう!」と励ます。すごい良い子ですね。
こんなこと言われたら、がんばろうって思えます。
案外、完璧を目指すより、100点じゃなくていいと思ったほうがいいできになるもんですしね。

そうして、テレビ番組でのユニットと歌の紹介。
「動画サイトで人気沸とうのカノンと作詞作曲担当のCC そしてソネットのみらのによる話題のユニット!」
「”ドーリィ♪” 曲は「スターティング☆スター」!」
というわけで、ユニット名は『ドーリィ♪』、デビュー曲は結局、『ハッピー・クローバー』ではなく、先ほど心音が歌ってた歌であろう『スターティング☆スター』となったようです。

一方、その番組をなぜか毛布をかぶってスマホで見ていた舞菜は「…許さない…」とつぶやき、「…わたしに恥をかかせて… 絶対に許さないんだから…っ」「…宍戸さん… …いえ CC……!!」
絶対に許さないって、どうしてこうなった!
デビューまで学校で顔あわせして、どんな感じだったんでしょうね。そんなに一緒によく喋るような仲だったわけではなかったようなので、そんなに変わらないのかもしれませんが。いや、もしかしたらあれ以来、引きこもってたか?
それと、『恥』ってなんだよと。逆恨みもいいとこだよなぁ。
まあ、カノンが奏四って知ってるわけだし、ある意味敵にしちゃいけない人を敵にしちゃいましたね。
うーん。でもなんでこういう扱いになったんだ・・・。仲をとりもどす展開を期待したいところ。

そうして、ステージで歌っているカノン、というより『ドーリィ♪』が描かれて次回につづく。
ってあれ? 後ろに? 後ろに、ギターを弾いてる幸田さんがいるような・・・。