2020年5月15日金曜日

『ゲキカワ×デビル』の9巻を購入しました


新型コロナウイルスの影響で、普段行く本屋が平日の昼間にしか開いていないようなのでネットで注文したら、配送が新型コロナウイルスの影響で2週間も遅れました。早く収まってくれ!

ところで先日、ゲキカワデビル7巻のアマゾンレビューを見ていたら、冷静に考えればというレビューを見つけたんですよ。自分はやぶうち優先生以外の漫画はあまり読まないのでよく知らないのですが、よくよく考えればカイの死亡フラグはたっていたということです。人が出来すぎてる黒髪のメインサブの男キャラは、ほぼ必ず死んでしまうのであるとのこと(ただし、5巻と6巻の感想では号泣したとも書かれている。創作物で初めて号泣第2部のはじまり)。
なるほど、そういうもんなのかー。と思っていたら最後に一言。

おいおい2019年9月号でカイ生存説が浮上し始めたぞ?

「おいおい、そんなまさか」と思って今作を読んでみると生きてました。葬式やったけど、遺体が見つかったわけではなかったのか。

そりゃあ、飛行機が墜落して生きている乗客がいる可能性はそりゃあるだろうと思う。そのショックで記憶喪失になるのも分かる。けどやっぱり、ご都合主義だなと思わずにはいられなかった。シベリアの湖で発見されたとのことだけど、事故が起きた時は確か冬だよね。とか、考えてしまう。というより、飛行機はどういう墜落の仕方をしたのかと。シートベルトをする余裕もなく落ちたということ? 仮にそうだったとして、どういうふうに飛行機から投げ出されたんだ? 投げ出されたとしても墜落現場の近くだったはずでしょ? なんで村人は飛行機の乗客だと思わなかったんだ?

というように自分は考えてしまう人間です。こういうモヤモヤをかかえてしまうと、どうにもその続きが楽しめなくなっちゃいます(ちなみに、「君の名は。」を見た時も、「何で3年ずれてるって気づかないの? そもそも、映画の初めに大人の三葉でてきたよね? 死んだってどういうこと? つまり今から生き返らせるということ? 何で最初にネタバレするの?」と考えてしまって後半あまり楽しめませんでした)。

ともかく、どうせ「実は生きてた」というようにしたいなら、もう少し現実的な死なせ方(?)にしてほしかったなと。よくあるのは、実は死んだのは別人だったとか(死んだ人がもっていた持ち物で判断したから間違えたとか。他には、指紋が一致したとか…と思ったけど、それはコナンの赤井秀一ぐらいのトリックを使わないと無理か)。

ところで記憶喪失でも飛行機恐怖症ではあるようだけど、シベリアからフランスまでは飛行機を使わなかったのだろうか。日本に帰るときも。

そして、またまた最終回は〇年後で終わるパターンでした。ドリカノもそうだったので、2作連続ですね(ドリカノは最終回の初っ端から数年後という違いはあるけど)。
関連リンク:やぶうち優先生の最終話が○年後という展開の漫画まとめ | yuuの少女少年FANブログ

それより母親! 母親が何の回収もできてない。登場したとき、絶対もっと掘り下げて、和解するまでやるのかと思ったのだけど。それなのに、まるで、「今までずっと確執なんてなかったですよ」って感じで最後にちょっと登場してきた。もちろん、いきなり8年飛んでいるのでその間に仲良くなる展開があったのだろうけど、そこは見たかったなと思う。
というより、さすがにそこはもともと描くつもりだったんじゃないかと思うのだけど、描けなかった理由があるのだろうか。帯には「ちゃお人気No.1おしゃれまんが」とあるけど、そこまで人気なかったのかな。そもそも、同時に連載してるおしゃれ漫画があったのかと(過去には、『極上!!めちゃモテ委員長』があったけど、それより人気というわけではないと思う)。

話は変わって、次の作品の『そらいろメモリアル』は友だちが死ぬ話だそうです。1話だけボイスコミックがYouTubeで公開されてるので見てみました。

よくよく考えたら、ある意味2作連続で死を扱うことになるんですね(ゲキカワデビルは生きてたけど)。今までやぶうち優先生の作品で人の死を扱うってあまりなかったような気がするけど、何かきっかけがあったのだろうか。

ところで、髪にハチマキを巻き込むって、無茶苦茶面倒くさそうだなと思った。