2014年6月9日月曜日

ドーリィ♪カノンのビッグニュースについての予想

先日のやぶうち優先生のブログにも書いてあったのですが(ちゃお7月号発売! - やぶうち優のハジさらしな日記)、ちゃお7月号でのちゃお8月号の予告ページに『超人気作品にビッグニュースが!?』と書かれています。

やぶうち優先生のブログのほうでは作品名が書かれてなかったので、ドリカノ以外の可能性もありうるかと思っていたのですが、ちゃおを見てみるとドリカノの絵が描かれていました。


まあ、実際には来月にならないと分かりませんが、思いつきでこのビッグニュースの予想をしていきたいと思います。まずは、実現可能性を考えずにパッと思いつきそうなもの。

  • ドラマの続編
  • アニメ化
  • ドラマCD
  • ノベライズ化
  • ゲーム化
まあ、だいたい漫画にたいするニュースといえばこんなところだと思います。ちなみに、ゲーム化と書きましたが、どういうゲームなのかという予想はしてません。ちなみに、今月号で最終回の『オレ様キングダム』のゲームは恋愛アドベンチャーゲームだったらしい(参考:『オレ様キングダム 恋もマンガもデビューを目指せ! ドキドキLOVEレッスン』ちゃおの人気まんががゲーム化 - ファミ通.com。イケメンをタッチすると親密度がアップするという内容らしい)。
ドリカノがゲーム化するとすれば、動画サイトでの人気を得るという内容のアドベンチャーゲームか、着せ替えゲームという可能性ならありそう。わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言! トキメキUP!というゲームも人気だったみたいだし。

ただ、やぶうち先生のブログには"たぶんだれも予想できないだろうな~"と書かれているのでそう単純なことではないかもしれません。

というわけで、予想できないだろうと言われたら予想したくなったので、もうちょっと大胆な予想をしてみることに。

例えば、『舞台化』とか。
まあ、やるとしても奏四役はドラマと同じように女性がやることになるでしょうね。女性が男役・・・、宝塚か!

まあ、さすがにそれはないと思うので、他の予想を考えてみると、ありえそうなのが、『ファンブック』かな。今まで、やぶうち優先生自身のファンブックないしょのつぼみのファンブックならでているわけだし。いやでも、そうなってくると逆に予想しやすいジャンルかもしれない。

他には、何かの賞を受賞とか。『小学館漫画賞』は、違うよなぁ。1月発表だし。そもそも、何か賞を受賞するようなことになれば、すでにどこかのネットニュースで記事になってるか。

そういえば、先日のちゃおDXを見ていると、『オレ様キングダム祭』と称して、オレ様キングダムのアンソロジーが何作品か掲載されるというコーナーがあったんですよね。ということは、ドリカノのアンソロジーコミックというのはありえるかもしれない。

後は・・・、後は・・・、思いつきません・・・。
そもそも、"だれも予想できない"と言われてるものを予想するのがそもそも間違いなのかもしれない。そう言われてるものを予想してる時点でなんだか違うような気もしてきました(逆に、案外ゲーム化とかかもしれませんが)。
というわけで、ちゃお8月号での発表を楽しみに待つことにします。

2014年6月7日土曜日

【ネタバレ注意】~少女少年~ドーリィ♪カノン第27話

ちゃお 2014年 07月号 [雑誌]
ちゃお 2014年 07月号 [雑誌]
ちゃお7月号発売! - やぶうち優のハジさらしな日記

今回もネタバレありの感想エントリーです。
ネタバレなので、白文字にしてます。見たいかたは、マウスをドラッグするか、Ctrl+Aで見れます。
[ネタバレ表示]というボタンが表示されている方は、そのボタンをクリックしたら見れます。
やぶうち優先生のブログ、扉絵の『気になる第2次オーディションの行方は!?』のうち、『気になる第2次』だけモザイクで隠しています。これはもちろん、コミックスでしか読んでいない人のためのネタバレ防止策なのだろうけれども、コミックスしか読んでいない人にとっては「どんだけオーディション結果を先延ばしにしてるんだ!」という感じかもしれません。5巻に収録されたのが24話までだったので、25話は空白の1時間(心音とみらののやりとり)を1話使って描いて、26話は実際にカノンが選考の2曲を聴く話で選ぼうとする直前に次回に続く、そして27話で結果発表という流れなのだろう。なんて思ってるかもしれません。

みらのの体調不良が発覚した前回。どうやらみらのはこんな夜中に病院に運ばれたようです。いったい何時なのだろう。前回、最後に時計が描かれた時の時刻は11時4分くらいだったけど(みらのが自主練していた時間)。

というわけで、オーディションは中止なんだとか。と、それを伝えた村崎さんが続けて一言。
「つまりこれで CCちゃんの勝ち!」
どうやら心音の不戦勝だそうです。ただしそれにしたいして、「納得できないデス…!」と言う心音。まあ、本気で戦おうとしていた相手が体調不良で不戦勝なんて結果はうれしくないだろうと思います。ところで、レミとの勝負の時もレミが大量不良で曲づくりが間に合わなかったら不戦勝でカノン(実質的には心音)の勝ちだったのだろか。

一方、みらののほうもマネージャーからオーディション終了を伝えられることに。
必死で「明日できますっ!!」「お願いですっ! 中止にしないで…っっ!!」と祈願するものの、「もう決まったことだし あっちの2人にも伝えた って」と伝えられるみらの。
マネージャーが病室をでていくなり、(せっかくのチャンスだったのにっ… こんなふうに終わりたくない…っっ!!)と思い、「嫌あああああっっ…!!」と泣き叫ぶみらの。そこまでのことなのかと。1次オーディションで負けたと発覚した時にはすぐに悔しがってなかったけど(カノンの歌を聴いた後は泣いていたけど)。あれは、第2次オーディションがあるということを、みらのは聞かされていたのかもしれない。

というわけで、なぜそこまでみらのが悔しがっているのかという話がつづいて描かれる。やぶうち優先生のブログに"幸田さん大活躍(?)の回"と書かれていたので幸田さんの過去話だと思ったのですが、どちらかというとみらのの過去話でした(幸田さんもでてくるけど)。
時は2年前。場所は5巻ででてきた夢見大橋と思われる場所(そういえば今回の扉絵の背景も同じ場所ですね)
河原(と思われる場所)で一人、ギターをもって弾き語りをしているみらの。髪は今と違って長髪のようです。帽子をかぶってヒョウ柄のコートのようなものを着ています。どうやら、寒い時期のようで、その後みらのの近くにいた男連中が「こんなトコじゃ寒いでしょ」と言っています。
つづけて、その男の一人は「オレらともっといいトコ行かない?」とお誘い。"いいトコ"ってあまりにも抽象的すぎるだろ。「食べに行かない?」とか「カラオケでも行かない?」ならまだしも。こんなこと言われて「いいトコ! 行くいく!」なんていう女性がはたしているのだろうか。
まあ、そんな抽象的な理由なんでみらのも無視。その無視にキレたようで、「…ッだよガン無視してんなよゴルァ!!」と言いながらギターケースを蹴る男。カルシウム足りてないんじゃないか。

と、そこであらわれる幸田さん(2年前なので、当時中3なはず)。
「音楽機材と乱暴に扱うのは同じ音楽を志す者として見過ごせないな」と言いながら男の肩を掴む幸田さん。
何この幸田さん、かっこいい。
そうすると男たちは、「なんだよお前、やるのか? あぁん?」と言うかと思いきや、「あッ」「あるとさん…!?」と言ってすたこらさっさーと逃げていく男ども。いったい幸田さんはどういう存在なんだ・・・。
それと、"すたこらさっさー"と聞くと、少女少年IIIのあにきーずを思い出します。

男どもが去るやいなや、みらのの横に座る幸田さん(やぶうち優先生のブログに書かれている、『すとん すとん』の場面)。
すると、「さっきの…自作の歌? いい曲だね」と言って、「よかったらボクたちがバンド練習してるスタジオで一緒に練習しない?」とナンパ提案する幸田さん。
さっきの男どもと違ってかなり具体的です。
みらのも「…は? なに? アイツらと変わんないじゃんっ…」と言うものの、一緒に練習するようになっていったようです。
そんな練習中、幸田さんから「髪…のばしてるの?」と聞かれ、「似合ってるよ」と言われたよう。心底嬉しそうです。

で、そんな流れでみらのは幸田さんと同じバンドメンバーになったようです。ギターとボーカルの担当っぽいです。なお、ここで描かれているライブでのみらのの服装には『GIRL BOY』という文字が(Yは隠れてますが)。このブランド、かなり人気なんだなぁ。
そんなある日、村崎さんがスカウトしにきたとのこと。
「バンドとしてじゃない スカウトしたいのはあくまでキミだけ! あっ この話他のメンバーには絶対秘密で ねっ☆」
どうやら、みらのだけスカウトされたようです。
村崎プロダクションは女の子タレント専門事務所ですしね。って、この設定が引き継がれているかどうかは微妙なところですが(ドリカノ5巻での事務所内のポスターに、男性アイドルっぽいポスターがありましたし)。

そんな中、幸田さんに「もし自分だけスカウトされたらどーする?」と聞くみらの。
それに対して幸田さんは「仲間が大事だから 断る …かな」と言い、つづけてみらのは『仮に』と言ったうえで、「アタシだけスカウトされたとしたら…?」と聞くみらの。
それにたいして幸田さんは、「がんばって …って応えんするよ」と。
その後は「アタシがいなくなってもいーの!?」とみらのが聞いて、「あ…いや…バンドのためにはいてほしいと思うよ でも…決めるのはキミ自身だから…」と答える幸田さん。
その結果、みらのはメンバーにだまって1人でデビューしたわけですが、多分、この時の言葉を幸田さんは後悔してるんじゃないかと思われます。奏四がプロになりたいと言った時には、「あまい!」と一括いれてプロになるための苦難を説いていたけど、この時は「がんばって」と軽く言ってるだけですしね。プロの世界の事情も知らずに軽はずみなこと言ってしまったと、もしかしたら後悔してるかも(しかも、みらのはプロになりたいと言ったわけではないですしね)。あんな質問してきた時点で幸田さんはスカウトされたと察していたと思うのだけれども、どうなんだろうか。
みらの曰く、(アタシをひきとめてもくれいあるとなんか 仲間でもなんでもないんだから…--)、と。

場面は変わって次の日の朝のカノンと心音。
「ドーリィ♪カノン 合宿2日目モード!」と、ギンガムの総柄セットアップのカノン。2日目といっても、帰るだけです。
帰る前に心音は「オーディションを続行してくだサイ!!」と、村崎さんに頼みこむ。
「こんな形でデビューしてもワタシはちゃんと前を向けない…」とのこと。
というのも、『全力で夢に向かっていくことをおしえてくれたのは みらのさん だから…--』とのことです。
実は言うと、いったいどこの場面のことを言うか分かりません。先月号の「アタシにカノンをとられたくないなら もっと死ぬ気でがんばりなさいよっっ!」というところかなと思います。多分。

そうして、あきれながら「ホンットにキミたちワガママだね~」という村崎さん。『たち』とついているからにはカノンも含むということです。これは多分、「みらのさんと2人で組む気はありません」と言ったことじゃないかと。
そして、「そーまで言うなら…」と言って、「その話はいったん預からせてくれる?」という村崎さん。そして喜ぶ心音とショックを受けるカノン。カノンにとっては複雑な心境かもしれませんね。

場面は変わってみらのの場面。
『あれから… アタシが抜けたバンドは空中分解&自然消滅 あるととも気まずくなって あれっきり連絡はとってない』とのこと。
現在の幸田さんが所属するバンドとは違うメンバーだったということですね。自然消滅したっていうのはどうやってわかったのだろう。幸田さんがバンド向けのホームページの運営も担当していてそのバンドスケジュールページが全く更新されずに、はてはサイト自体がなくなったとかそういう感じだろうか。

さて、デビューを決意したみらのはその後どうなったかというと、「アイドルグループ…!?」と絶句したよう。
バンドだと思っていたようです。「バンドじゃないの…っ!? 話がちがっ…」と言っているようだけど、多分そんな話はしてない。
と、そんな事をみらのが言っていないように村崎さんは「うーん…名前はミソノじゃなくて"みらの"がいいね アイドルっぽく!」「髪も切ってもらうよ イメージとちがうし個性もないし」と。村崎さんひどい・・・。
そうして、なんでも言うとおりにこなしてきたものの、選ばれるのはいつも努力も苦労もしてないよーな子ばっかり…。と。
『アタシはすべてを犠牲にして ずっと… 1人っきりで…--』
こうやって見てみると、レミで描いたことを『自分が望まない仕事』の内容を変えてみらのでやっているように見えます。いったい村崎さんは何人の子をこんな苦しめてきてるんだ・・・。

そんな時に、病室のドアからノックの音がして、そこからソネットのみんなが入ってくる。
その時にみらのが言った言葉。
「ちょ…っ 今日「ヒマナンデス」の収録っっ…」
『ヒマナンデス』という言葉に思わず笑ってしまいました。暇なのかよと。それと、最近気づいたのですが、みらのは言葉の最後に小さい『っ』をつけることがよくあります。時には、二回続けて言うことも。心音は「でぇ~す」、レミは小文字言葉、みらのは「っ」とそれぞれ特徴的なしゃべり方がありますね(レミがダントツで強烈ですが)。

そうしてソネットのメンバーはみらのに対して、「なんでだまってたの? ユニットのこと…!」と。問いただす。どうやら、昨日、村崎さんから話を聞いたようです。
そして、「こんなになるまで1人でがんばって… 水くさいじゃん!」と。
それに対してみらのは「あ… アタシのことなんか あんたらにはカンケーな…」と言おうとしたところで、ソネットのメンバーは、「なに言ってんの!!」と言い、続けて、
「みらのは大事な あたしらの仲間じゃん!」と言うメンバー達。
仲間思いのいいメンバー達ですね。
ただ、ただ別に批判するわけでもしたいわけでもないんですが、みらの以外のソネットのメンバーはずっとモブ絵です。一歩間違うと、背景と同化しそうです。服装もみんな体操服みたいな服です。
いや、でもそれでもちゃんと顔や髪型を描き分けられているのはさすがにすごいなと思います。
それにしても、みらのの「あんたらには」という言い方。普段からこんな感じなのだろうか。さすがにもうちょっと言い方を改めたほうがいいんじゃ・・・。

ところで、『ソネット』というのは音楽用語で『十四行詩』という意味だそうです。だから、「14人いてこそのソネットなんだから! みらのがソネットを抜けたらさびしいよ!」とメンバー。
「みらのが作った曲すっごいよかった! みらのの本当の夢はソネットでもアイドルでもないかもしれないけど…」「みらのがうしろにいてくれるから あたらしらは安心して前で踊ってこれたんだよ!」と。
何だか、想像以上にいい話になってます。てっきり、みらのみたいにメンバーみんな仲間のことは考えず、自分一人でがんばっている可能性もあると思っていたのだけれども、全くもって逆でした。

そうしてメンバーは最後に一言。
「ユニットがんばって! 応えんするよ」
えっ? この流れでそれ? 「やめないで!」じゃないの。
と、その言葉を聞いて幸田さんの「応えんするよ」という言葉を思い出すみらの。
つまり、ソネットのメンバーも、『ソネット』としてはぬけてほしくないと思っているのかもしれませんが、個人個人の気もちとしては仲間が夢に向かってがんばっているのだから応援したいという気もちなのかもしれません。
この流れは、ちょっと、感動してしまいました。周りは、いい人に恵まれすぎだろみらの。

ただ、「ユニットの話はなくなっちゃったのっ…」とオーディションの中止になった話をすると悲しむメンバー。そしてそこに、タイミングよく村崎さんが入ってくる。
「オーディションは中止じゃなくて延期 …にしてほしい って CCちゃんからお願いされたんだけど」「ダンスが形になるまで練習してから日をあらためて挑戦したいんだってさ …どーする?」と伝える村崎さん。
それにたいして、喜ぶソネットのメンバー。
それに対して、なぜ他人のことでいちいち一緒に喜んだり悲しんだりするのかわからないみらの。
そして思い出す、「キミは今も前しか見えてないんだね」という幸田さんの言葉。
そうしてようやく自分の周りには『仲間』がいるということに気づいたようです。
後、みらのの背中が押される演出(イメージ)がすごくいいです。

「アタシ…やりますっ やらせてくださいっっ!!」と伝えるみらの。
そして、『CCちゃんありがとう…』とみらのは思って次回に続く。

今回は、みらのが主役の話でした。
幸田さんのスカウトの話とかが描かれるのはいつになるのだろか。それとも、みらのの話を、名前を出さずに今のメンバーに言ったら、いつの間にか幸田さんがスカウトされたことがあるという話になっていたとかだろうか。そんな設定はできなくないとは思うけど、ちょっとややこしいか。プロの話に関しては、みらのを見ていたらプロの世界は自分の思い通りにはいかないし厳しいということは分かるだろうからいいとして。
そういえば、プロになる前のバンドをしていたみらのを村崎さんが知っているということは、幸田さんのことも知ってるんじゃないだろうか。どうなのだろう。
まあ、そうだとしたら、このあたりはそのうち描かれるか。

今回の質問コーナーは『村Pはどんな目をしているの?』というもの。
案の定、サングラスをとったときにさっと下をむいて、そのまま後ろにターンする構図をとって見えないんですけどね。
と、ここで案の定と書いたのは、『別冊少女少年 創刊号』において似たような展開があったため。
村崎さんが少女少年の主人公たちが大きくなったことにたいして涙をながす場面でサングラスをはずし、そこで少女少年の主人公たちが「あっ…!! メガネ…!!」と言ってメガネ外したことに驚くのですが、その後のコマで、「ブブ~~ッ! 素顔は見せないよ~~ん!」と言うサングラスを付け直した村崎さんが描かれます。
現状かなり手に入りにくい別冊少女少年の話をするのもなんなんですけどね…。一時期はヤフオクを見ていたら誰かは出品していたのですが、最近はめったに見ません。再販しそうにもないですしね。
万が一、見つけたら買うようにしましょう。

2014年6月1日日曜日

今更ながら、『KAREN』を読了

Karen 1 (フラワーコミックス・デラックス)
Karen 1 (フラワーコミックス・デラックス)

どこにも在庫がなかったけれども、ヤフオクで見かけたので思わず購入(初ヤフオク)。

Twitterでやぶうち先生の検索ツイート追ってるとよく名前があがる漫画だったので気になって読んでみました。「ああ、これがツイッターでよく聞くメイドの串刺しシーンか」と思ったり。

非常に面白く、2巻一気に読みました。少女漫画におけるファンタジー漫画は中途半端な設定で意味がよく分からないイメージがあったのだけれども、設定(名前の由来とか西の方角とか)もすごいよくできていて久々に話に引き込まれた漫画だった(ドリカノ除く)。アマゾンの評価に『連載を終了させるために、後半、展開が速くなった』なんて書かれてあったけどそんな感じもしなかった。てっきりその評価から打ち切りっぽい終わり方なのかと思ったけど、全然そんなことはなかったし(ただ、ジローがなぜ家に火をつけるなんてことをしたのかはよく分からなかった)。

話数が書かれてないのだけれども、多分最終話にあたる、眠りから覚めた場面において、セリフがほとんどないコマがつづいていていたのが「おおっ!」と思った。文字ではなく、絵のみで表現できるっていうのはいくら漫画とはいえやっぱりすごいと思う。全くもってジャンルが違うのだけれども、『スラムダンク』という漫画の最終巻を思い出した(ちなみにその反対が『名探偵コナン』: 【画像】 名探偵コナン やたらセリフが多いページ)。

それと、最後の番外編はもしかして後付けじゃないだろうかと思った。隕石が落ちる話なら、2000年ではなく、1999年にしたほうがノストラダムスの大予言とかけることもできて面白かった思うのだけど(まあ、数値的に中途半端なことは否めないけど)。もちろん、後付だったからって面白くなかったわけではないですよ。むしろ、本編の補完がされていてすごくよかったと思います。本編だけで終わっていたらモヤモヤしていたと思います。

それと、やぶうち優先生の身長は153cmらしい。これは知ってるようで知らなかった情報。

それにしても、昔のやぶうち優先生の絵柄を見るとやっぱりというかなんというか、少女少年の初期の作品を思い出します。正直、ひなは智恵子にしか見えない。


後、今『アスカ』と聞くと、最近ニュースでよく聞く・・・。いややっぱり、これ以上言うのはやめておこう。