2024年10月26日土曜日

『上杉くんは女の子をためたい』の1巻を購入しました

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上杉くんは女の子をやめたい (1) (ちゃおコミックス)

『上杉くんは女の子をやめたい』の1巻を購入しました(久々の投稿です。ちなみに、『そらいろメモリアル』の3巻も購入しましたが、感想を書くのは抜けてしまいました)。

Webで既に読んでいたので、今回は読み直しです。この漫画は連載開始時に話題になっていた印象があります。
上杉くんは女の子をやめたい / やぶうち優 / 第1話 - ちゃおプラス公式サイト

今ちょうどアニメで、女体化の火付け役といわれる『らんま1/2』が放送中ということもあり、このタイミングで女体化テーマの本作品が登場するのはなんとも絶妙です!

改めてコミックスを読んでみると、1話だけやけに長い印象を受けました。もしかすると、当初は神社で願って女の子になったところまでが1話の想定だったのかもしれません。

また、やぶうち優先生の作風は感じられるものの、今までの作品と比べると少し挑戦的な部分も見受けられました。
帯には『女体化男子の三角関係ラブコメ爆誕!!!!!!!』とありますが、内容的にレズな幼馴染とホモな幼馴染にはさまれているようにも見えます(瑛人はともかく、のえるはそれほどレズっぽくはないですが)。

連載開始時に、女友達同士で胸を揉む描写や、女だからと髪が伸びる描写について不快に感じた読者もいたようですが、後々の話でそれがしっかり回収されています。
胸を揉む描写はともかく、髪が伸びる描写については主人公がもっている「女」という概念という説明まであって、感服しました。

そういえば、最近は神様のトビーちゃんが出てこなくなった気がしますが、今後も登場するのでしょうか。
個人的に、この作品で一番かわいいキャラだと思うのですが…。

読み返して気づいたのですが、1話で出てきた千円札が新札だったんです。連載開始が5月で新札発行が7月なので、少なくとも連載開始時は少しだけ未来の設定なのかもしれません。

ちなみに裏話を読むと、作者のやぶうち優先生がこの数年で何度も入院されていたとのこと。
先生の作品は大好きですが、どうかまずはお体を大切にしていただきたいです。

2023年1月12日木曜日

『YABUY×FAMILY』を購入しました!

『YABUY×FAMILY(ヤバイファミリー)』 - やぶうち本舗オンライン - BOOTH

先日の冬コミでやぶうち優先生が販売されたイラスト集をBOOTHで通販されていたので購入しました!

本当、家族そろって絵がうまい。

中でもビックリしたのが息子さんの絵。娘さんの絵柄はやぶうち優先生を継承していると感じる絵なのですが、息子さんはまさかの水彩画!

思わず、「すごっ!」と声が洩れました。このイラスト集自体はA5サイズなのですが、実際に描いたのはもっと大きいのでしょうね。
実物を見てみたいです。

今もまだ販売されているようですが、部数に限りはあると思うので、気になる方は早めにチェックしてみてください!

2022年11月26日土曜日

『青のアイリス』の3巻を購入しました

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青のアイリス (3) (ちゃおコミックス)

青のアイリス完結巻。

物足りなさはあるけど、キレイに終わったんじゃないかと思う。
最終回に向けての駆け込み感もなかったし。

ただ、
・結局、椿の目的は何だったのか?
・アイリスと秘密にしているけど、友人には何ていって転校したのか?
は少し気になったかな。

特に、椿についてはいろいろよく分からない。
結果的に後押しをしたように見えるけど、言動からしてむしろ邪魔してるようにしか見えない。
愛理と付き合いたいと考えていたということでいいのだろうか。

後、これは謎というわけではないのだけど、
克樹と椿はクラスメートに自分のアバター内緒にしてるのに、
お互いのアバターは知ってるというのは、ちょっと気になった。
どれだけ仲いいんだこの二人。

それと気になったのは、アイドルのオーディションの絵。
「オーディションに来てたのはかわいいコばっかり」とあるけど、いかにもモブという感じの絵柄の女の子が描かれていて、愛理が一番可愛くないかと思えた。
たった一コマの絵ではあるのだけど、説得力をだしてほしかったかなとは思った。

「今日はいっしょに寝てやるよ」という言葉はいろいろどうなんだと思うのは、自分の心が汚れてるからだろうと思う。

今回の巻では、『ヴァイオレット』というVチューバ―の事務所に契約することになるのだけど、なんと村崎プロダクションのことだった(看板はそのまま)。
勘のいい人なら『ヴァイオレット』という名前の事務所で気づいたのだろうか。自分は気づかなかった。

そして、カノンは奏四の姿でも登場。ドーリィ♪カノンの後日談みたいで面白かった。ドリカノの最終巻は、この後どうなったのか気になる終わり方でもあったしね。
Vチューバ―としてカノンを蘇らせたと考えると、エモいような気がする。

後、最後に番外編が載ってたのだけど、ここ10年ぐらいのやぶうち優先生の漫画のキャラがでてきてなかなか面白かった。
各キャラクターにこういう繋がりがあると思うと、確かに楽しそうだと思う(あいるの登場だけ無理やり感があるけど)。


それはともかく、どうもやぶうち優先生の次回作は未定のようです。
多分、長いこと仕事が途切れることってなかったと思うので、ファンとしてはやっぱりちょっと心配だったりします。
まあ、次回のコミケに久々に参加されるみたいなので、仕事が無い分、自分の描きたい漫画を描くなど有意義にすごしてるのかもしれないですね。
コミケには参加しませんが、通販があったら買おうと思います。

そういえば、『そらいろメモリアル』ってどうなったんだろう…。

2022年6月25日土曜日

『青のアイリス』の2巻を購入しました


久々の2巻。1巻の発売日が昨年の7月だったので、ほぼ1年近いですね(このブログの更新もそれ以来なのでかなり久々の更新です)。

BATSUが椿というのはまさかのミスリード。ただ、結局違うと分かって椿の印象を悪くしてしまっているし、すぐにバレると考えそうなものだけど…。いくら椿から仮想現実では会わないようにしようと言っても、BATSUのほうから会いにくる可能性はあったわけだし(実際には、アイリスから会いに行った)。一見、愛理の行為を自分に向けさせようとした発言のように思えるけど、それもミスリードだったりするのだろうか。

そして、この巻ではカノンが登場。ただ、ドリカノの世界とは地続きではないような気がする。カノンが残した音声データを使って、VTuberとして活躍させてると考えることはできなくはないけど、ちょっと無茶があるかな(それはそれで面白そうだけど)。

後は、やぶうち先生の骨折した話がついているので、そこが面白かった。思ったより地味な骨折の仕方。大人が転ぶと本当、危険なんだろうなと思った。後、受け身って大事なんだろうなと。


話が変わりますが先日、『竜とそばかすの姫』という映画を見ました。こちらもバーチャル空間の話で、バーチャル空間上では人気歌い手のような扱いという点で『青のアイリス』と設定が似ているとことがあると思いました。
※青のアイリスのヒロインが現実世界では元気いっぱいの女の子なのにたいし、竜とそばかすの姫のほうのヒロインはパッとして目立たない女の子という違いはあります。
微妙にネタバレになるかもしれませんが、青のアイリスを読んでた自分は、「どうせこの竜も、現実世界の知り合いなんだろうな」なんて思ったら、遠くに住んでる知らない子だったのでちょっとビックリしました。

2021年7月28日水曜日

『青のアイリス』の1巻を購入しました

青のアイリス (1) (ちゃおコミックス)
やぶうち 優(著)
小学館 (2021-07-26T00:00:01Z)

¥484

やぶうち優先生の新作。今回はVチューバ―の話。

『がんばれ☆シンデレラ』等、ドリカノの曲が多数でてきて面白かった。次回予告を見ると、次回はカノンが登場する話のようだし、ドリカノと同じ世界線の話らしい。

そもそも、構図自体がドリカノっぽい。アバターが変わる時に「○○モード」と言っていたり。よくよく考えると、ドリカノが連載終了したのは2016年1月だから5年経っているのか(調べててそんなに経ってるのかと驚いた)。ということは、今のちゃおのメイン読者でドリカノ知らない子も多いんじゃないかと思うのだけど、どういう展開になるのだろう。

主役は女の子らしくありたいと考える、活発な女の子、愛理。女の子らしくありたいという願いを仮想空間で満たすために、兄の手伝いをきっかけにアイリスというVチューバ―として活動しているよう。

他に、「カンペキ王子」というあだ名の椿と「やんちゃ王子」と呼ばれる克樹の男子二人がでてくるのだけど、三角関係の話になっていくのだろうか? 男子のほうは二人とも愛理のことを好きそうなのだけど、愛理のほうはその二人ではなく、仮想空間の男の子、バツのことが好きになったよう(といっても、「カンペキ王子」なのだけど)。

三角関係というには、現実も仮想空間でも、椿と一緒にいることが多くて、バランスが悪いように思った。克樹のほうが幼馴染ではあるようなのだけど。

と思いながら読み返してみたけど、もしかして途中にでてきた超人気Vチューバ―のゼツボウというキャラが克樹なのかな。椿がゼツボウのライブ配信を「見ようかな」と言った時に「えっ」と反応してたし(どちらにしろ、愛理との交流はまだないけど)。

愛理の活発さは漫画さながらなのだけど、2階から飛び降りたり、車に轢かれそうな子どもを助けたりするのはなんとも思わなかったのに、バスケのダンクシュートしたところで笑ってしまった。中2の女の子がまさかのダンクシュート。と思ったら小さく、「プロでもダンクできる女そんないねーって!」と書いてあって、また笑った。やっぱり、そうなのか。

後、話の区切りで書かれてあったこぼれ話も面白かった。タイトルの『青のアイリス』を考えた時にこれしかないと思ったら、担当さんは後ろに「!」をつけて「青のアイリス!」のほうがいいと頑として譲らず、札幌にきての打ち合わせもほぼタイトルの話で終わったらしい。ということは、「!」とつけたんだろうかと思わず表紙を見返したら、ついていなかった。

2021年2月14日日曜日

【更新情報】サイドストーリーに『最悪のバレンタイン』を追加しました

望月マユカ編~最悪のバレンタイン~|yuuの少女少年FANページ


少女少年ってラブコメ要素のある漫画だと思うのですが、ラブコメ漫画には定番のバレンタインの話がないんですよね。

少女少年シリーズって、一話完結型ではなくて、話が繋がっているストーリーということもあってか、最終回の2,3話前から終了する流れになるんです。ということは、学年誌連載だと12月号ぐらいから終わりが見え始める話にしないといけなくて、そうなると作中の中では12月か1月ぐらいで終わることが多いわけです。まあ、5巻は卒業アルバム制作の話もやってたので、関係ないかもしれないですが…。

ただ、よくよく考えると、そもそも季節行事の話自体が少ないかもしれないですね。バレンタインだけじゃなく、七夕やハロウィンの話もないし、クリスマスだって、言葉自体はでてくるけど、クリスマスらしい話というのはなかったような…。

話は戻って、ラブコメ要素のあるシリーズなのに、バレンタインの話は無いよなと思って自分で書いてみました。誰についての話を書こうかなと思って浮かんだのが、2巻のマユカと一葵。2巻なんてシリーズの中で最もラブコメ要素の薄い作品じゃないかと思われそうですが、いつからかこの二人のカップリングが好きなんですよね(初めて読んだときはそうでもなかったんですが)。

15年近く前とずいぶん昔にも、この二人の話は書いたことがあったりします(<a href="http://girlboy.am-yu.net/novel/ss/ss1.html" target="_blank">望月マユカ編~ライバルのあなた~|yuuの少女少年FANページ</a>)。よくよく考えると、初めて自分が書いた少女少年のサイドストーリーのようです。非公式カップリング(<a href="https://dic.pixiv.net/a/%E6%8D%8F%E9%80%A0%E3%82%AB%E3%83%97" target="_blank">捏造カプ</a>ともいうらしい)なので、そういうの苦手な人はすみません。

話は、中学1年生の時のバレンタインの話です。つまり、本編終了1年後をイメージして書いています。よくよく考えると、本編のラストページで「そして4月」とあり、男子の制服を着た一葵が描かれ、トキオが「けっこーにあうじゃん」と言ってるわけだけど、3月まではどうしてたのだろうと(男だと発覚したのは12月末ですし)。騒動が起こってからはしばらく学校に通ってなかったということにしようかどうしようか迷った結果、3月までは女子の制服を着て通っていたという事にしています。

ちなみに、この話を書いていると、続きの話を思いついたので、また書くかもしれないです。

2020年12月29日火曜日

『そらいろメモリアル』の2巻を購入しました

そらいろメモリアル (2) (ちゃおコミックス)
やぶうち 優(著)
小学館 (2020-12-25T00:00:01Z)

¥484
やぶうち優先生の最新作、『そらいろメモリアル』の2巻を購入しました。 友情物ではあるけど、1巻と比べると恋愛色多めかなと思う。でも、主人公はあまり関心がなさそうにも見える。
それにしても、偲は死神で不愛想なのに、すっごい甘い。やりすぎじゃないかと思うぐらい優しいのだけど、大丈夫なのだろうか。今回も倒れてたし。

今回収録の最後の話、9話は出合った頃の話。その話のラストは、別の死神が1年後に蒼月が死ぬと紅葉に伝える話。正直言うと、この展開はどうなんだろうと思う。話がややこしくなってしまいかねない気がしなくもない。

なお、連載はちゃお本誌からちゃおDXに移るらしいので、次巻の発売はだいぶ先になってしまうのだろうなと思う。ちゃお本誌のほうにはやぶうち優先生の新連載が始まったみたいだし、そっちにも期待しようと思う。

後、今回の2巻には昔、同人誌で発表された『銀色童話』も収録。初出は確か2002年。この頃は『チコの願い』とか一度死んだりこの世からいなくなってまた戻ってくる話が多い気がする。何かに影響受けてたのだろうか。

それにしても、今見てみると悲しい話だなと思う。何が悲しいって、『自分の力で実現可能なことには効き目がない』という設定で、アラサー女性が「男がほしい」という願いには効き目があったということ。努力しても出会いはない女性と考えるとなんだか悲しくなってくる。